ちょっと考え過ぎかも？
書き込みが土曜日の昼過ぎですから、撮影に出かけていてココを見ていないと
いうことも充分考えられますし、そもそもD3ユーザーは、そんなに多くないです。
それにD3ユーザーの生の声というのも、結構分散しているし、実際のユーザーで
ない人が憶測で書いているようなモノも散見されるので、ここで聞くという
行為そのものは、なんら問題はないと思います。

約２ヶ月ほどD3を使ってみての感想ですが、やっぱり大きく重いですね。
今日は日中、観光案内誌の見開き用の撮影でD3を持ち回ったのですが、
ストラップを巻き付けていた右腕は少し腫れぎみです。
コマ速は5コマ／秒程度でもいいからD300くらいの重さのほうが嬉しいです。
フルサイズにこだわりがなくて、ISO800以下しか使わないならD300で充分
というか、むしろ積極的にD300を選んだ方がいいでしょうね。

また、スタジオ撮影ならISO100から使える方が便利な面も多いのですが、
D3だと最低感度はISO200だし（拡張のLO1はあるけど階調性がスポイル）
それらの低〜中庸感度域では、群を抜いた高画質って訳でもないです。
（個人的な印象ではISO200ではD2Xの方がメリハリがあると感じています）

フルサイズだから当然だけど、200mmの望遠レンズだと200mmの望遠になり
300mm相当になるDXをしばらく使ってきていると、望遠不足を感じますね。
あと、画面周辺まで充分な画質を確保しようとすると、それなりに絞る
必要があり、高感度の恩恵が相殺されるしセンサー面のゴミも目立ちやすいです。

水準器インジケーターの精度はイマイチで、前後方向や真下向きでは使えず、
結局はホットシューに載せるタイプの水準器を使うか、ファインダーで確認
する必要がありますね。
アクセサリーとして方眼スクリーンが用意されていますが、肝心の画面中央部が
フォーカスエリアとの干渉をさけるためかグリッドが表示されていなくて
ほとんど役に立ちません。
仕方なくF6用の方眼スクリーンを少し加工して使っていますが、どうせなら
F6とスクリーンを共用にして欲しかったですね。
（それにスクリーンの交換は難しいです）

また、ライブビューや非CPUレンズで露出計を使う為レファンクションボタンの
機能変更はできるけど、そうするとプレビューやFVロックができなくなったりと
機能にたいして操作部位が不足している印象も受けます。

動作のキレやレスポンスがいい反面、動作音が大きいので撮影対象によっては
使用できない場面もあり、低騒音モードのようなモノも欲しいです。

背面液晶は充分な強度があるので保護カバーの必要がないとのことですが、
やっぱり精神衛生上はオプションでもいいから用意しておいて欲しいです。

いろいろと不満を書き連ねたけど、D3に対する満足度は高いです。
（誉める記事はいくらでもあるので割愛します）
この内容での50万円半ばのプライスはリーズナブルだと感じています。