D3での印象なんですが、やっぱり従来のレンズだと1200万画素分の解像度が
怪しいモノが散見されますし、多くの広角系レンズだと周辺画質も厳しいです。
極端な例ですが、D3にフィッシュアイ16mmやAF-S17ー35mmF2.8Dよりも
D300にDX10.5mmやDX12-24mmの方が像はあきらかにクリアです。

マイクロニッコールや85mm以上の単焦点なら問題となるレンズは少ないですが
広角〜標準域だと銀塩時代に設計されたレンズよりもデジタルを見越した設計の
新しいレンズ方が好結果が得られるという印象が大きいです。

でも、これってデジタルになって拡大観察がしやすくなったからという意味合いも
大きく、銀塩時代の８倍程度のルーペでみるくらい＝おおよそ17型モニターでの
全画面表示で見るなら、それほど問題ではないのかもしれません。
また、レンズの味という観点なら評価は変わってきそうで、意外な名レンズが
発見されるかもしれません。（43-86mmなんて面白そう！）

本来なら、AF-S24-70mmGとか、AF-S14-24mmGなんていうレンズが必要でしょうが
タムロンの28-75mmXRやシグマ12-24mmなんかだと好結果が得られています。


D3をD200やD300と併用していますが、操作性だけでいえばD200やD300の方が
視線移動が少なく「こなれている」という考えもでき、D300を踏襲したD700も
問題がないというかDX＝D300、FX＝D700という併用ならむしろ便利でしょう。
ただ、動作のキレというか小気味良さという部分ではヒトケタ機の方が優位かな。
いずれにせよ、必要充分で不満に感じる人は少ないと思います。