http://www.vector.co.jp/soft/data/art/se424945.html で公開しているPDF「キャプチャNXの使用方法」の「フィルムとセンサの実質的な画素数」で説明しましたが、プロビア100Fなどの微粒子といわれる銀塩フィルムを使用する場合は、レーリーの回折限界により、開放からF8の絞り値で撮影する場合に最高解像度が得られると考えられます。 そして、36mm x 24mm フィルムの最高解像度(実質的な画素数)は1350万画素(R,G,Bの画素の合計では3倍の4050万画素)と計算されます。
デジタルカメラの場合にはSigma社のFoveonX3形式で36mm x 24mmのセンサーを使用して画素サイズを8umとすれば、銀塩フィルムと同じ最高解像度が得られます。 一方、ベイヤー形式のセンサーを使用する場合は、デモザイキング処理等により解像度が4分の1に低下するので、銀塩フィルムと同等の最高解像度を得るためには、36mm x 24mmのセンサーで画素サイズを4umとして、R,G,Bの合計が5400万画素のセンサーを使用する必要があります。この場合、ノイズ特性、高感度特性およびダイナミックレンジの面で解決すべき問題がFoveonX3形式よりも増加すると思います。
画像の輪郭は画素ごとの輝度値による白黒画像として表されますが、画素の輝度値YはGに等しい訳ではなく、 Y = 0.299 x R + 0.587 x G + 0.114 x Bにより計算されます。 従って、RGBGのRまたはBの位置を復元するには、周囲の画素からR,G,Bの値を補間しますが、Gの位置を復元する場合でも、同様に周囲の画素からR,G,Bの値を補間します。 この画素値を補間する処理をデモザイク処理と呼びます。
デジタルカメラの高画素化を進める目的は高解像度を得ると同時に、溶けるように滑らかなグラデーションを写し撮るためだと思います。
http://www.vector.co.jp/soft/data/art/se424945.html で公開しているPDF「キャプチャNXの使用方法」の「フィルムとセンサの実質的な画素数」で説明しましたが、プロビア100Fなどの微粒子といわれる銀塩フィルムを使用する場合は、レーリーの回折限界により、開放からF8の絞り値で撮影する場合に最高解像度が得られると考えられます。
そして、36mm x 24mm フィルムの最高解像度(実質的な画素数)は1350万画素(R,G,Bの画素の合計では3倍の4050万画素)と計算されます。
デジタルカメラの場合にはSigma社のFoveonX3形式で36mm x 24mmのセンサーを使用して画素サイズを8umとすれば、銀塩フィルムと同じ最高解像度が得られます。
一方、ベイヤー形式のセンサーを使用する場合は、デモザイキング処理等により解像度が4分の1に低下するので、銀塩フィルムと同等の最高解像度を得るためには、36mm x 24mmのセンサーで画素サイズを4umとして、R,G,Bの合計が5400万画素のセンサーを使用する必要があります。この場合、ノイズ特性、高感度特性およびダイナミックレンジの面で解決すべき問題がFoveonX3形式よりも増加すると思います。
現状、ベイヤー形式デジタルカメラの最高画素数は2400万画素程度なので、実質的な画素数は4で割った600万画素相当となり、更なる高画素化が望まれるのもうなづけます。
更なる高画素化を実現するためには、FoveonX3形式センサーを採用するべきだと思います。
最高解像度を比較する場合は、センサーサイズごとに被写界深度が同等となる絞り値における実質的な画素数を比較すべきだと思います。36mm(FX版)のF8に対して、24mm(DX版)はF5.6、645版ではF16が同等な被写界深度となります。645版ではF11以下における実質的な画素数が増加して、溶けるようなグラデーションを再現すると思います。
表によると、FX版で画素サイズを8umにすると、F8における実質的な画素数は645版のF16における実質的な画素数を超えることが分かります。しかし、F5.6における実質的な画素数は645版のF11における実質的な画素数には及ばないので、滑らかなグラデーションの再現が困難だと思われます。
FX版で画素サイズを5.6um以下にすると、F5.6における実質的な画素数が645版のF11における実質的な画素数を超えるので、高解像度と同時に、中判並みに滑らかなグラデーションが再現可能になることが読み取れます。ここまでFX版の高画素化が進むと、中判や大判に匹敵する高解像度と滑らかなグラデーション再現が可能になると思います。しかも軽快なシャッター速度で撮影できることも特長です。
DX版では画素サイズを5.6umにすると、銀塩並みの解像度が得られると読み取れます。DX版で画素サイズを4umにすると、F4における実質的な画素数が645版のF11における実質的な画素数を超えるので、高解像度と同時に、中判並みに滑らかなグラデーションが再現可能になることが読み取れます。
フォーサーズ版でベイヤー形式の場合は画素サイズを4.7um(E-3の場合)にすると、R,G,Bの合計画素数が1000万画素になりますが、実質的な画素数としては250万画素相当なので解像度が低く、滑らかなグラデーションも再現できないことが分かります。
フォーサーズ版でFoveonX3形式の場合は画素サイズを5.6umにすると、717万画素(R,G,Bの合計画素数は2151万画素)となり、画素サイズを4umにする場合は銀塩並みの1406万画素になることが読み取れます。ここまでフォーサーズ版の高画素化が進むと、小型・軽量で銀塩並みの高画質を求めるユーザーに歓迎されると思います。
しかしフォーサーズ版で645版のように溶けるようなグラデーションを再現するためには、画素サイズを2.8um以下に縮小しなければならないのでノイズ特性、高感度特性などの壁を乗り越えるには相当の年月が必要になると思われます。
それから、実質的な画素数が1350万画素の場合、ベイヤー形式デジタルカメラでは5400万画素に対応するファイル容量になりますが、FoveonX3形式デジタルカメラでは1350万画素に対するファイル容量になります。同様に、実質的な画素数が5400万画素の場合は、ベイヤー形式では1億6200万画素に対応する巨大なファイル容量になりますが、FoveonX3形式デジタルカメラでは5400万画素に対するファイル容量で済みます。
添付した表は私の想像と希望的観測によるものですが、FX版で銀塩35mm並みの解像度が実現するにはあと一歩に迫っていると思いますが、FX版で中判・大判並みのグラデーション性能を実現するにはかなり時間がかかると想像します。
FX版のリアル1350万画素機が5年以内で2755万画素機が10年以内、DX版はリアル600万画素機が5年以内で1224万画素機が10年以内に実現されたら嬉しいです。
デジタルカメラの高画素化に対する皆様のご想像・ご希望などをお知らせいただければ幸いです。
と書かれていますが、私の感想はちょっと違っています。
私は学校アルバムの取材で、修学旅行へ同行してスナップや集合写真を撮っています。
フィルムの時は、集合写真用にブローニ(6x4.5)で撮影していました。ですが
600万画素を超える様になってからは、全てデジタルカメラで撮影する様に変更
しました。
600万画素を超えれば、35mmフィルムの解像度を超えたと思います。
集合映っている生徒さんの顔が、認識出来る様になったと感じます。
ご返信をいただきまして有難う御座いました。
600万画素超で35mmフィルムの解像度を超えたとの感想をいただきましたが、
600万画素というのは、ベイヤー形式デジタルカメラの場合は2400万画素のカメラということでよろしいでしょうか?
カメラ雑誌で645版の作例を見ると、絞り値がF22以上の作例が多く見受けられます。645版でF22における実質的な画素数は558万画素になりますので、600万画素を超えると解像度が645版と同程度に感じる場合があると思います。
従って、実用上35mmフィルムの解像度を超えたとの感想を持たれたと思います。
しかし、35mm版ではF8以下における実質的な画素数は1350万画素になるので、600万画素と比較するとより微細な形状を写し撮ることが出来ます。
例えば、商店街の遠景を撮影した場合、600万画素では看板の文字がつぶれてしまいますが、1350万画素ならはっきりと読み取ることが出来ます。
従って、600万画素のカメラはかなり解像度が高くなりましたが、銀塩の35mm版には及ばないと思います。
ニコンが発売した代表的なデジタルカメラの発売時期と実質的な画素数を表にまとめて添付しました。これによると、D1からD3Xまでは実質的な画素数が3年ごとに2倍に増加していることが分かります。
今後も同様のペースで画素数が増加すると仮定すると、No.54996に添付した表の記号A, D, Eの機種は3〜5年程度、記号B, C, Fの機種は5〜10年程度で実現可能になると思われますので、銀塩35mm並みの解像度が実現するにはあと一歩と表現しました。
説明不足の点をお詫び致します。
ご返信をいただきまして有難う御座いました。
確かに、「4画素を1ピクセルにしていたので...」という話は聞いた事があります。
ウィキペディア(Wikipedia)で確認したところ、「ニコンはデジタルカメラ市場の開拓時にD1を投入するために、高価でもプロの使用に耐える高級機を販売し、量産効果に合わせて少しずつ普及価格帯に下りていく戦略をとった。搭載CCD自体は10.8メガピクセルを備えていたが、感度や画質や速度を優先し4画素を1画素として出力していたため有効画素数は2.6メガピクセルと低くなっていた。しかし新聞に掲載するには必要十分な解像度だったこと、ISO1600という高感度撮影が可能だったことから報道機関を中心に普及した。」と説明されています。
有効画素数が2.6メガピクセルと書かれていますが、これがそのまま実質的な画素数に等しいかどうかは不明ですが、しっとりとして落ち着いた画質はD100よりも美しいと感じました。
当時のCCDはノイズ特性や高感度特性が不十分でかつ非常に高価でしたが、ニコンは業務用アナログハイビジョンカメラで培った技術を活用して、複数画素をまとめて処理することでこれらの問題を解決してD1を市場に投入することが出来たということが下記に述べられています。
http://f2f4d1x.at.webry.info/200610/article_9.html
このような背景を考慮すると、D1の画素数をD100以降の実質的な画素数と同様な計算方法で表示することは不適当だと判断しましたので、新しい表を添付させていただきます。
貴重なご指摘をいただきまして有難う御座いました。
私の言っていた600万画素はキヤノンのD60の事で、ベイヤー配列で600万画素の事です。
私の場合は645版で撮影していた時は、F11を基本で撮影していました。
その際サブ的に35mmで撮っていたのですが、テスト的に両方のネガで2Lをプリント
した際、35mmは使えないと判断していました。
その後デジタルに変更した時、同じ様なテストを行い問題無い事を確認して現在に
至っています。
プリントされてみると実感されると思います。
ご返信をいただきまして有難う御座いました。
私はD100(ベイヤー600万画素なので実質的な画素数は150万画素です)を購入してすぐに親戚のいとこ会で20人の集合写真を撮影したことがあります。ホテルの一室で撮影したのですが、顔の大きさは十分に大きく写り、一人一人の表情が良く再現できたと思います。
ホテルの広い場所に移動して、配列を工夫して撮影すれば、顔の大きさがそれほど小さくならずに35人程度の集合写真を撮影することも出来る解像度だと思います。
ですが、それは実用レベルとして許容できるという意味です。
銀塩35mm版の実質的な画素数は1350万画素ですから、D100のように150万画素のカメラでは保存出来なかった映像情報が豊富に保存されているということです。
将来的には半導体センサーの高画素化が進んで、銀塩35mmの1350万画素を超えるセンサーが開発できる時代となり、更に豊富な映像情報を記録できる可能性があります。
銀塩35mm版相当またはそれを超える高画素なデジタルカメラに関するご意見・ご希望などがあれば教えていただきたいので、よろしくお願い致します。
2400万画素のD3Xでも、理論値というか理想上の35mmフィルムの解像度には
追いついていないかもしれませんが、私も実使用上は600万画画素機で銀塩645判、
1200万画素で銀塩6×9判に匹敵するプリント解像度は得ており、2400万画素では
4×5インチ判の代替も充分にこなしていけると実感しています。
あと、D1やD1Hの270万画素は、1080万の画素に一つ一つにそれぞれRGBの
カラーフィルターが乗っているのではく、4画素をひとまとめにしてカラーフィルターが
対応しているんじゃないか?と想像しており、単純に1080万画素からRBGBの4画素合成を
してのリアル270万画素とはちょっと違うような気がしています。
たしかに270万画素のD1Hの方が600万画素のD100よりも画像が高品位な印象がありますが、
それはローパスフィルターとか、画像エンジンとか、そういう部分が大きいかもしれません。
解像度が物足りなく感じたりします。2400万画素機やP45+のような3900万
画素の絵を見ると、明らかに細部の描写が優れていますし、遠近感の描写も
より自然な気がします。
5600万画素が必要かどうかは分かりませんが、解像度以外の画質の十分な
確保やPCの処理能力やデーターの保存方法の改善などが十分図られるので
あれば、いくらあっても良いかなぁと思ったりもします。
ちょっと乱暴で、単純に4画素を合成して画像を形成しているのではなく
一つの画素の周りの8つの画素から演算しており、例えばベイヤー1200万画素機なら
R=300万、B=300万、G=600万からの演算なら,解像度はG画素の600万画素相当は
確保できているハズですし、RやBからも輪郭の情報は補完しているでしょうから、
600×√2で約850万画素相当の解像度から
ローパスのロスを引いたくらいの解像度なんじゃないかと想像します。
ベイヤー1200万画素機での解像感は銀塩6×9判で普通の粒状性のフィルムを
使ったのに匹敵しており、銀塩35mmは充分に越えていると感じています。
でも、ベルビアやPKMなどの微粒子のフィルムを使って、解像度が高いと
定評のあるレンズを開放から2段程絞り、ミラーアップなどを併用しながらの
適切な三脚使用で徹底的にブレを排除するように丁寧に撮れば銀塩35mmでも同等以上の
解像度を得る事は可能だったので、そうした点から見ればD3などの1200万画機が
フィルムを越えていないという主張にもうなづけるモノはあります。
だた、フィルムではISO25~100という感度で撮る必要があり、低照度下で
被写体が風などで動いているとお手上げだったのが,デジタルだとISO800以上でも
その解像度を持ち,異光源にもフレキシブルに対応でき,色補正フィルターの
必要性が少ないという部分でも、デジタルが優位という事は言えると思います。
もっとも、銀塩ネガフィルムの持つ圧倒的はラチチュードにかんしては
最近のダイナミックレンジを広くする画像処理を持ってしてもかなわない
部分もあり、画素数=解像度アップよりも、そちらの改善をより望みたいですね。
デジタルカメラの高画素化に対するご意見をいただきまして有難う御座います。
画像の輪郭は画素ごとの輝度値による白黒画像として表されますが、画素の輝度値YはGに等しい訳ではなく、
Y = 0.299 x R + 0.587 x G + 0.114 x Bにより計算されます。
従って、RGBGのRまたはBの位置を復元するには、周囲の画素からR,G,Bの値を補間しますが、Gの位置を復元する場合でも、同様に周囲の画素からR,G,Bの値を補間します。
この画素値を補間する処理をデモザイク処理と呼びます。
ベイヤー機でデモザイク処理を行う場合、RGBGの4種類の画素位置ごとにR,G,B値の復元処理は異なります。復元処理はカメラメーカごとに様々な工夫がされていますが、ひとつの画素位置のR,G,B値を復元するためには、周囲の9画素〜25画素のR,G,B値に重みをかけて加算しています。
そして重みを掛けて加算するという演算処理は、ローパスフィルタ特性があるために、結果として解像度が低下します。ベイヤー機ではモザイクフィルタの前面に光学ローパスフィルタがありますので、デモザイクフィルタのローパス特性と合計すると、縦方向と横方向にそれぞれ半分の解像度に低下するので、実質的な画素数が4分の1に低下すると考えています。
すなわち、補間処理を行うと解像度は増加せずに、減少します。
1画素はR,G,Bの3値がそろってその色を表しますから、1200万個の点にモザイク上にR,G,Bの画素が並んでいるデータから1200万画素の色情報を復元する場合には、R,G,Bの中で最も少ない色情報(RとB)の個数(300万個)の画素数に相当する解像度になると考えると分かりやすいと思います。
一つ気になった点があるので、書かせてもらいます。
Miuraさんの計算はデジタルカメラのセンサーの色情報及び輝度情報の補完に
よって求められる情報量と言う意味では正しいと思いますが、画像を形成す
る上での絶対解像度においては、光学上の角分解能も加味しなければ最終的
な解像度というか解像感には繋がらないと思います。よく小絞りによる回折
ボケはこの角分解能の問題です。
銀塩カラーフィルムの画素数換算値ですが、これは何処に基準を求めるかで
かなり異なります。銀塩の場合、フィルム上の粒子の大きさは一定ではあり
ません。一定でないから最小部分を取れば、ベイヤー2400万画素でもまだま
だ足りないいえるし、最大のところを取ればベイヤー600万画素でもセミ版に
迫るとも言えます。実際プリントしてみると粒子の大きい部分の粒状感が視
覚的解像感を損なうので、ハイライトとシャドウのラチチュードが遥かに勝
っているセミ版でも、この粒状感で視覚的な解像感を損なうので、600万画素
とはいえ画素の大きさがピタリと揃っているAPS-C 600万画素の方がプリント
した場合の視覚的解像感は高くなるものです。このスレで職業写真家の方が
ベイヤー600万画素で銀塩セミ版に追い付いているというのは、視覚的には至
極当然と思います。
それから、実際に実用的にカメラを使う場合、APS-Cとフルサイズのデジタル
一眼が現時点で組み合わせられるレンズの焦点距離の幅が大きいのですが、
そうなると高画素化による画素ピッチの極小化は回折ボケの問題を呼び起こ
します。元々被写界深度が深いコンデジならば、絞りは実質的に固定で内部
でNDフィルターで調整している状態でもいいでしょうが、絞りによる被写界
深度による調整がかなり自由に出来る一眼レフではそれでは困ります。また、
外付けストロボとの組合わせでも、モノブロックやジェネレータタイプのス
タジオストロボとの組み合わせも考えると絞っても簡単に回折ボケが発生し
ないことは重要です。回折ボケは角分解能の問題ですから、補完を考慮した
実質値ではなく、センサー上の画素の物理的なピッチが問題となります。
以前にもコメントしたと思いますが、銀塩の場合も小絞りの回折ボケはある
のですが、銀塩はフィルムの同一の乳剤面の銀粒子の大きさは光の当たり具
合でサイズにばらつきがあるので、急に表れないので目立ちにくいのですが、
フジのミニコピーHRIIとかコダックのテクニカルパンの様に中間階調が殆ど
でないように作られたフィルムは、粒子のサイズがかなり揃ってます。これ
らのフィルムに長軟調現像処理をした場合なんか、銀塩でもF16以上に絞ると
回折ボケが始まるのがわかりました。でも、銀塩のこういったフィルムはデー
ライトの感度はISO8〜16と恐ろしく低く、超軟調現像をした場合はISO2程度
なので、F16相当の絞りが必要になることは殆どありませんが、デジタルの場
合画素ピッチがこれらの銀塩フィルムの粒子サイズに迫る物でも感度はISO
100以上あります。だから、単純にベイヤーのままで画素数を上げると今ある
交換レンズは絞ってもF8までとかF6.3までとかということにもなりえます。
従って、画素をあげるならば三層センサーでやってもらいたいものです。
デジタルカメラの高画素化に対するご意見をいただきまして有難う御座います。
ご指摘のように、銀塩フィルムの場合は粒状性のばらつきのために、平均値としての実質的な画素数に比較すると大きめの粒子が表れることで解像感を損ねることが問題のような気がします。デジタルの場合は画素サイズの均一性があるために、実質的な画素数が少ないカメラでも銀塩並みに見えるという解説は納得が出来ます。
ベイヤー1200万画素〜2400万画素で実用的には十分満足できるというレスが多いのですが、私は怖いもの見たさというのでしょうか、FoveonX3形式で1350万画素x3を超える画像というのはどれほどの解像感と滑らかなグラデーションを表現するのかを確認したいという気持ちが強かったので、他の人たちは高画素化に対してどれほどの期待をしているのかを伺いたかったのです。
確かに、私もベイヤー2400万画素による600万画素相当の画像で実用的には満足すると思いますが、これ以上の画素数の画像も見たいと希望しています。
1350万画素x3以上を日常的に使用しなければならないということは無いと思います。
デジタルカメラの高画素化に対するご意見をいただきまして有難う御座います。
ご指摘のように、ベイヤー1200万画素(300万画素相当)では解像度が不足していると感じる人でも、ベイヤー2400万画素(600万画素相当)はかなり解像度が高いと感じると思います。
ニコンD3Xの画像サンプルのmustangの1枚目をダウンロードして、左上部の人だかりの付近を200%に拡大して見ると人の表情がなんとなく分かります。同じ画角でD100で撮影した場合は、400%に拡大すると目の周辺や口元がモザイク状に見えて表情の判別が困難になると思います。D100とD3Xは画素数が4倍異なるので、フォトショップの画面で同じサイズに表示するために、表示倍率を変えます。
もしもベイヤー5400万画素(1350万画素相当)で撮影したデータがあれば、フォトショップの画面で同じサイズに表示すると、目や口元の細かな表情まで再現されると思います。
私は、PCの処理能力やファイル容量が問題にならない範囲で、デジタルカメラは高画素であるほど良いと思います。
現状、ベイヤー2400万画素のカメラは(R,G,Bの画素がそれぞれ)2400万画素の画像データに対するデータファイルを出力します。しかし、実質的な画素数(解像度)は600万画素です。
FoveonX3で1800万画素のカメラでは(R,G,Bがそれぞれ)600万画素の画像データに対するデータファイルを出力します。そして、実質的な画素数も600万画素です。
従って、FoveonX3を採用するとPCの処理能力やファイル容量に関する心配が少なくなります。
銀塩35mmの実質的な画素数と同じ画素数のカメラを考えると、ベイヤー形式のデータファイルは5400万画素に対するファイル容量になるため、PCの処理能力不足が心配になると同時に、ハードディスクの残量が心配になると思います。
一方、FoveonX3のデータファイルは1350万画素に対するファイル容量になるので、D2XやD300のファイルを扱う場合と同等のPC負荷で済みます。
FoveonX3で実質的な画素数を2755万画素に増加した場合でも、D3Xのファイルを扱う場合と同等のPC負荷で済むことになります。
FoveonX3を採用する場合には、実質的な画素数を2755万画素程度に高画素化を進めてもPCの処理能力やファイル容量の心配は少ないと思います。
私は300万画素でも十分だと思ってますが...。ま、300万画素
は大袈裟としても、1200万画素で腹一杯です。600万画素にして
くれた方が嬉しいですね。画素競争はもうヤメて欲しいんですが...。
http://takuki.com/iranai.htm
実際、某社の2400万画機も持っていますが、通常の用途で1200万画素機との
解像度の差が出て、1200万画素機で困る場面ってそれほど多くありません。
またデータのハンドリング面でも1000万画素程度が画質とのバランスでも
適度な感じで、DXクロップで1000万画素が維持できる35mmフル2400万画素が
35mmシステムのデジタルカメラの最大画素数で構わないと考えています。
(それ以上の高精細が必要なら中判デジを選択したいです)
逆にDX機なら800万画素でA4はカバーできるし、実質的な解像度が
200万画素相当だとしても、プリント解像度では銀塩35mmは越えているので
その画素数でとどめて、感度やダイナミックレンジに振って欲しいです。
デジタルカメラの高画素化に対するご意見をいただきまして有難う御座います。
私はD100とD2XのデータをA1サイズ(900mm x 600mm)で印刷していますが、画質的には納得しています。
確かに、私もベイヤー2400万画素による600万画素相当の画像で実用的には満足すると思いますが、これ以上の画素数の画像も見たいと希望しています。
1350万画素x3以上を日常的に使用しなければならないということは無いと思います。
私のように野次馬的に高画素を求める意見が少ないので、デジタルカメラの高画素化はあまり急激には進まないのかもしれませんね。
実際解像チャート判定したところを見たほうが早いと思います。
だいたい画素数の1/1.4〜1/2ですね。
顕著に1/4になるのは例えば単波長の赤などを解像しようとした場合です。
彩度が高いものはこういう傾向になりますね。
おかげでかの有名な針葉樹なんかはボロボロですね(笑)
逆にほぼ画素数のままいけるのがグレーです。
・画素数について
ベイヤーのままいくならFXで60Mぐらいですかね。
まー画素数のいってもハニカムEXRとかみたいに解像そのものに使うとも
限りませんし、一個の画素で確実な光電変換を目指すより
複数画素で正解率75%のほうが良好かもしれませんしね。
動画が爆発てきな勢いでデータ量を増やしていきますから
静止画ごときはPCの心配はいらないと思います。
なにせ2020年ごろには3200万画素の動画が普通に動いてるはずですので。
ご指摘のように解像チャートによる解像度は比較的高い結果が得られると思います。
それは、無彩色のチャートの場合はR,G,B値が等しくなるので、画素を補間するときにエラーが少なくなり偽色が発生しずらいのです。
黒線の他に赤線、青線、緑線を複数の線の太さで、複数の角度で交差させたチャートがあれば、エラーが増加して実際の解像度が分かると思います。
画素数については、ベイヤーのままなら60M位(1500万画素相当)が希望とのことですね。
高画素化を強く希望している人が少ないように感じるので、私はFoveonX3形式で1350万画素x3が出来るだけ早い時期に実現されたら嬉しいです。
「2020年ごろには3200万画素の動画」というのはスーパーハイビジョンのことですね。
多分そのころにはシネマコンプレックスなどで使用されていると思います。
家庭用としては地デジの普及を促進している状況ですから、まだまだ先の話だと思います。
この頃には、3200万画素x3程度のデジタルカメラが発売されるのでしょうか?
事業者レベルの8Kは既に実用化に入ろうとしている段階です。
現実の被写体はレーザーなど特殊なものをのぞき、RGB要素全てが含まれています。
カラーのチャートを提示しているサイトもあります。
総合的に見て1/4ということはありません。
したがってS/N比の向上とともに解像力は画素数に近づいていきます。
デジタルですから分離さえできていればbit深度を上げて計算してやればいいだけですので。
残念ながらX3方式には欠点があり概ね解像力向上には概ね画素密度はこのまま
撮像素子サイズ大きくするしか無いと思います。
あるいは色のコントラストを落とすかどちらかです。
X3は「OCTスキャナーの可視光版」です。
X3にとって画素の理想の光の入り口は極少の一点です。
FOVEONは斜入光に弱いという指摘がありますが、これは現在のFOVEONの問題だけであり、
入光口を中心点とする半円上の浸透を測定する構造にすれば問題ありません
(できるかは別、実際には円ではなくドーム上の半球となるなので難しい)
ただしこの構造をとるには浸透深さは材質で一意にきまるため
表面積もひろがりますので画素間をつめることができなくなります。
また感度向上をしようと開口部を大きくすると上記半円構造をとっても
浸透深さの誤差は避けがたいものになります。
したがって開口部の狭さ広げたり現在の画素ピッチはおいそれとつめるわけには行きません。
もちろん浸透深さをデジタル的にオフセットすることができるでしょう。
ただしその場合深さ方向でBとG、GとRの間に仮想画素を一旦作るような計算になり
結果として色のコントラストが下がります。
またその場合の精度向上には隣接画素の情報が不可欠です。
SDがソフトだけを変えているにもかかわらずラ特性まであがったかのように
見えるのはこの計算が高速に行えるようになったためでしょう。
双方の命題を満たす手段としてX3をX5、7にしてくことが考えられます。
これを行えばオフセットは確度を増していきますので開口部が広がることによる
問題をデジタル的に解決できます。
ただし当然多層といえども画素数増と同じになりますので
ごく一般的な画素数増と同じことがおきますね。
でも、私は多分FOVEONより多層化する道をたどると思います。
またDPシリーズのようにレンズ固定でレンズの特性や距離を全て
取得すれば正確なオフセットが可能です。
総合的に見て画素数が増えていく上でX3方式のメリットは無くなっていく方向です。
他のセンサーが高解像へ走るのと反対に、色コントラストを向上させていくのが
生きる道だと思います。
最新の技術情報を教えていただきまして有難う御座います。
スーパーハイビジョンは想像していたよりも急ピッチで準備が進んでいるのですね。
フルスーパーハイビジョンによる映像作品が豊富に見られる日が楽しみです。
FoveonX3そのままでは高画素化において様々な問題点が生じるというご指摘はもっともだと思います。それでも、優秀な技術者たちはニーズを実現するために奮起して、多層センサーで出来るだけ画素サイズを大きくしながら、リアル1000万画素、リアル1500万画素...と高画素化に挑戦してくれると期待しています。
FX版のリアル1350万画素がどのようなセンサーで実現されるかは別として、それほど高画素なデジタルカメラが実現されたら嬉しいです。
実現につながりそうな開発情報が発表された時はまたお知らせいただけると幸いです。
今はD2HとD3を使っています。D3を買う前はD2Hにちょっと不満が有ったので5Dも持っていました。
屋外で大量に撮影する場合はD2Hが重宝しています。
何よりファイルが軽いのでサクサク作業できるからです。
先月、オークションでD2Hが出回っているのか?と見てみましたところ。
中古実用品(箱など全て付き)D2Hのほうが、中古美品(箱など全て付き)D2Xと同程度の価格で競られていました。
オペレーションが軽い。連射に強い。という点で見直されてきているのかな?と思いましたが。
D2Hに比べるとD3のクロップの方が絵は綺麗ですけど、どうもあの枠の中の小さくなった空間。というのに違和感があるのでクロップは非常用という扱いになってます。
高画素化はニコンがD3を出した時点で殆どのユーザーは沈静化したのではないかと思います。
私はD3の買い替えは考えられませんし、友人もD3以降買い替えは考えていません。
むしろ、このままでは数年後には低価格機を除いては1000万画素以下のデジタルって売ってないのかも知れない。極論かも知れませんが。
オークションを見て、〜800万画素のしっかりした作りのカメラ(D300)は中古で見直されてるのかも知れないと思ったような次第です。
綺麗の代わり数倍かかる作業時間という代償を払っている気がします。
単価が安い仕事ですと長作業の時間分赤字になってしまいます。
デジタルカメラの高画素化に対するご意見をいただきまして有難う御座います。
デジタルカメラの高画素化を切望する意見がほとんど無かったので、皆さんは現状のベイヤー形式1200万画素〜2400万画素で満足しているのかなと感じました。
全く同感ですね。PC環境まで変えなくてはならない事になってる人も多いはず。
それほど違いはないのにです。作業効率は落ち、設備投資にもお金がかかる。
今のD700,D300。これから先、もっと評価されるでしょうね。
まだまだ高画素信仰者が多いからしょうがないのでしょうかね。
それまで使っていたPCではあまりに非力だったため、
PCを買い換えた(というより買い換えさせられた)口です。
多画素化への欲求を否定するつもりはありませんが、
個人的には、撮像素子は、さらなる多画素よりも、
さらなる高感度特性とダイナミックレンジ
へ進化してほしいものだと強く願っています。
ただ、D3に始まったニコンの快進撃は、
キヤノンも分析するように、第1に高感度によるものだったと思いますし、
D3/D700のユーザーが後継機に食指を動かすとすれば、
さらなる高感度/ダイナミックレンジしかありえない気がします。
ときにはD-ライティング等で暗部を起こすことを前提にすると、
D3/D700のASA6400は、ノイジーすぎます。
低感度においても、白飛びにはまだまだ改善の余地がある。
D300の後継機は、ソニー製センサーを流用する可能性が高いですから、
ソニーの出方にかかっているのかもしれませんが、
D3後継機では、センサーはニコンが特注するはずで、
わたしは、ニコンはそのあたりのプロのニーズはしっかり把握していると楽観してます。
実際、D3XよりもD3の方が、遙かに数が出ていますしね。