やっちまいました。
「よさこい」の撮影で雨対策に三脚に傘を取り付けて撮影していましたが、
台風の影響の突風で、その傘が煽られて、D3＋VR70-200mmが乗ったまま転倒！
骨が折れた傘の中でレンズは雲台についたままでしたが、何故かD3が外れていました。
「マウントがもげたか？」とあきらめモードで三脚を起こし、D3を持ち上げると
レンズマウントも、カメラのマウントも見た目には異常なし。
というか、傘が緩衝になったのか、フードが割れたくらいで目立った外傷なし。
おそるおそるレンズにカメラを取り付けて動作確認をすると普通に動くし、
撮った画像の露出やピントも特に問題がないようなので、とりあえずはサブに
使っていたD2X＋80-200(New)と取り替えて撮影続行（D3はサブに）
帰宅後、事故後D3で撮影した画像を確認しましたが問題はないようです。
もちろん、大きなショックを受けているので点検も兼ねて盆明けにニコンに
修理に出しますが、（12日の全国大会は予備役だったD100の復活登板です）
とりあえずは撮影続行可能という点で「さすがニコン」と認識を新たにしました。

不幸中の幸いというか、やっぱりご愁傷様でした、といおうか・・・。

アンブレラブラケット、そういうことが心配で利用できません。
カメラから離れず、握ったまま撮影している分には便利なんでしょうね。

しかし、マウントからなんで外れたんでしょうね？過去にトンネル幅より長いトレーラーが逆向きになった事故なんてのがあったようですが、瞬間の巨大な力によってゆがむんでしょうか？
いずれにせよマウントだけの問題ではないですものね。自分のF5で友人にレンタル後、絞りレバーが曲がって返ってきたことがありました。どうしてああなったんでしょ？未だに謎です。

D3早く治るといいですね。でもこれを機にD3s化とか・・・。

ビニール傘なら、そのままオチョコになって事なきだったんでしょうけど、
ファイバー骨の立派な傘だったのが災いしました。
基本的には付きっきりだたのですが、飲み物を取ろうと椅子代わりにしていたクーラーバッグを
開けようと立ち上がった時に突風が来たので・・・油断していました。


詳細に調べるとVR70-200のマウントの方が若干ガタついています。
マウント座金が瞬間的に歪んで、その時に外れたと考えるしかないようです。
ちなみに、D3の方は50mmF1.4などでピントチェックしましたが異常なさそう。


D3sというか、VR70-200の方を２型にしたいんですが・・・

４日間でD3、D2X、D300などで約35,000ショット程撮りました。
D300はそろそろシャッターの耐用ショット数を超えていそうですし
SB-800は調光が不安定になったので、それらも一緒にドッグ入りです。
デジタル化でフィルムや現像の費用は不要になりましたが、
ショット数が約３倍になり、機材のメンテナンス代がかさむようになりました。

カバンにギュウ詰めした場合、出してみると
時々レンズがD2XやD700のマウントから外れてます。
瞬間的に脱着ボタンが押されるのでは。

カメラの後からみて右方向に倒れたので、たしかに落下の荷重は
レンズからボディが外れる方向に作用したと考えられますが、
レンズ取り外しボタンが押される理由が不明です。
D2系では着脱ボタンが大きく、中のバネが相対的に弱かったので
何気なくカメラを掴んだら、勝手にレンズ取り外しボタンを押してしまい
レンズが落下しそうになった事は数回ありましたが、
大きな衝撃によって自動でレンズ取り外しボタンが作動するようだと
それはそれで怖いような気もします。

今日は、盆開けでいろいろと打ち合わせなどが入り発送しそびれました。
明日には発送しないと月末のイベント撮影に間に合わなくなりそう・・・

　ふた昔も前ですが衝撃試験機というので機材の耐久テストをしたことがあります、その時は50Gがメインでしたが最初の頃10ｃm程の落下距離でも50Gにもなるのかと驚きました、変形するピースで受け止めて所定の衝撃（G）を得るという構造ですので変形後のピースを使用すると確実に50Gを超えてます。

　手元のD3の取り外しボタンに荷重をかけてピンがどの位で引っ込むか試した見ると約500gでしたので、ボタンの部材重量を10gとすると50Gで完全に引っ込む事になりますね、という事はマウントが弾性変形するレベルでピンがわずかに引っ込み回転方向の力も加わると簡単に外れる可能性はあります。
　落下、転倒は随分と経験しましたがマウントが外れたことはありません、1回だけ望遠レンズに付けていたD300がホールの床面をアイスホッケーのパックみたいに吹っ飛んでいった事があります、レンズ側にストラップを付けて肩がけ状態だったので原因はわかりません。

三脚の高さは1.2mほどでしたので、傘で衝撃を吸収したとしても相当のGがかかったと想像できます。
実はD3のグリップ側のストラップ耳で接地していたようで、耳にはアスファルトによる擦り傷が
トップカバーにも、その耳付近にヒビが入っていて要交換とのことで、たまたま機能的な障害は
なかったのは不幸中の幸いだったと言えそうで、衝撃のGでボタンが押されたという可能性は高いですね。


私自身の経験はありませんが、プラマウントのレンズではマウント爪が割れたモノを多く見ていますし、
ネット上では、マウント部がめくれてミラーボックスが露出した某フラッグシップ機とか、レンズの鏡筒部分で
折れているモノを見た事があるだけに、今回の事故では上手い具合にレンズからボディが外れたことで
シュックを逃がすようになったと考える事もできますが、それにしてもニコンの丈夫さに感心しました。

D3は二年程前にアクセサリーシュー部を強打し、とりあえずはシュー座金を交換して実用上は問題なかったけど
トップカバーが僅かに変形しており、シュー取り付けタイプの水準器が使えなくなっていました。
（D3には内蔵水準器があるので、とりあえず不自由はしていませんでしたが）
今回の修理でトップカバーを交換するので水準器でZ軸の水準も取れるようになるので、
（修理代は痛いけど）建築やインテリアの撮影では便利になると、自分を言い聞かしています。