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Re:RAWとTiffの違いについて M-KEY 2011/01/21(Fri) 00:54 No:55288 ID:a0561ccce36e39c
同じ画像でもファイルサイズが違うのはなぜか?

RAWは、カメラのセンサーが受けた情報をなるべく加工せずに
メディアに記録できるようにしたファイル形式です。
(RAWには「生」という意味がありますが、最低限の加工はされてます)
これは、撮影したカメラのメーカーが用意したソフトウェアか
各カメラに対応したソフトウェアがインストールされたPCでしか
開く事ができません。
一方、JPEGファイルはセンサーからの信号をカメラで設定した
パラメーター(露出や色温度、シャープネス等)によって
カメラ内で生成に、それをなるべく画像品位に影響がないように
圧縮して容量を少なくして記録したモノで、これは汎用性が高く、
ほとんどすべてのPCで開く事ができます。
このJPEGの圧縮していないモノがTIFFで、JPEGと同じく汎用性が
あり、圧縮による画像劣化はないのですが、コントラストや色温度、
シャープネス等を変更すると、やっぱり画像劣化は避けられません。

RAWの場合はコントラストや色温度、シャープネス等は撮影時に
設定したモノは、単にそういう指示をしたというデータがあるだけで
実際に画像データを細工している訳ではないので、PC上で自由に変えても
基本的には画像劣化は起こりません。
もちろん、JPEGのデータでもコントラストや色温度、シャープネス等を
変更する事は可能ですが,この場合は一度処理したものの再処理に
なるので画像劣化が比較的大きくなります。


カメラに内蔵されているプロセッサーよりもPCの方が高性能ですし
モニターや環境を整備すれば、カメラのモニターよりははるかに大きく
再現性がいいので、結果を見ながら試行錯誤すれば、JPEGよりも
RAWから画像を仕上げていった方が高画質になる可能性は高く、
カメラの性能を余す事なく発揮したければRAWが好ましいのですが
実は、カメラ内生成のJPEG画像よりも高品位な画像をRAWから生成するのは
色再現性にすぐれキチンと調整されたモニターに相応のスキルが要求され
納得できる結果が欲しいなら、1枚あたり数十分かかるなど敷居が高いです。

ニコンの場合、圧縮RAWで記録でき、この場合は一般のRAWのおよそ半分の
ファイルサイズで、これはおなじ画像のJPEGの倍程度を比較的小さいです。
また,カメラの設定でRAWとJPEGの同時記録が可能ですし、RAWだけでも
「撮影時の設定」で自動処理すれば,手間をかけずにJPEGが得られます。

通常ならJPEGでも問題ないのですが、大きく拡大プリント時とか
二度と撮れないような貴重な場面だとRAWで撮っておいた方がいいでしょう。
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