>まず、ベイヤー機がRGBGの為、実質解像度が1/4になるというのは >ちょっと乱暴で、単純に4画素を合成して画像を形成しているのではなく デジタルカメラの高画素化に対するご意見をいただきまして有難う御座います。 画像の輪郭は画素ごとの輝度値による白黒画像として表されますが、画素の輝度値YはGに等しい訳ではなく、 Y = 0.299 x R + 0.587 x G + 0.114 x Bにより計算されます。 従って、RGBGのRまたはBの位置を復元するには、周囲の画素からR,G,Bの値を補間しますが、Gの位置を復元する場合でも、同様に周囲の画素からR,G,Bの値を補間します。 この画素値を補間する処理をデモザイク処理と呼びます。 ベイヤー機でデモザイク処理を行う場合、RGBGの4種類の画素位置ごとにR,G,B値の復元処理は異なります。復元処理はカメラメーカごとに様々な工夫がされていますが、ひとつの画素位置のR,G,B値を復元するためには、周囲の9画素〜25画素のR,G,B値に重みをかけて加算しています。 そして重みを掛けて加算するという演算処理は、ローパスフィルタ特性があるために、結果として解像度が低下します。ベイヤー機ではモザイクフィルタの前面に光学ローパスフィルタがありますので、デモザイクフィルタのローパス特性と合計すると、縦方向と横方向にそれぞれ半分の解像度に低下するので、実質的な画素数が4分の1に低下すると考えています。 すなわち、補間処理を行うと解像度は増加せずに、減少します。 1画素はR,G,Bの3値がそろってその色を表しますから、1200万個の点にモザイク上にR,G,Bの画素が並んでいるデータから1200万画素の色情報を復元する場合には、R,G,Bの中で最も少ない色情報(RとB)の個数(300万個)の画素数に相当する解像度になると考えると分かりやすいと思います。
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