> NikonがDXフォーマットを採用した理由に、撮像素子の製造上の歩留まりの差によるコストの問題が大きいと思います。
> 他社に比べて開口部の小さなFマウントに、限界があるのではないかと思っています。
> もちろんKodacにはFマウントで35mmフルサイズのカメラがあるわけですが、撮像素子へに直線的に結像するためには、銀塩カメラの場合に比べレンズの、マウント側の直径が大きいことが求められるのではないか。35mmフルサイズでベストの撮影をするためにはやはりそれなり設計のレンズが求められるのではないか。そんなことを思っています。
>
> このあたり詳しい方がおられましたら教えてください。
知っている範囲でいうと、デジタルだと開口径が大きくてフランジバックのあ
るほうが有利、という説がまかり通っていますね。
ただ、これは一般に使われている撮像素子の構造上、一つ一つの画素はいわば
井戸の中に受光面が存在する状態なので、フィルムに比べて斜めから入る光へ
の感度が低いことに由来します。
そこで、できるだけ画素(特に周辺部)へ垂直に光が入るレンズ(テレセント
リックと言われます)が好ましい、って言われていたわけです。
この点については撮像素子側での技術開発も進んでいますから、ずっとそうで
なければならないってことはないんじゃないでしょうか?
この点については撮像素子にいわば問題があるのに、レンズ側だけに解決策を
押しつけようとするのは無理があると思います。
まあ、現状のフルサイズ撮像素子では性能と価格がバランスしていない、とい
うのがニコンの考えなのでは?
Fマウントは登場当時は世界一口径の大きな35ミリカメラ用マウントでした。
私は、今でも35ミリフィルムサイズなら必要十分な口径であると思います。