”尊敬するピアノの先生に頼まれ、ボランティアコンサートのポスター用に
３人のミュージシャンの写真を撮ることになりました。
全員、熟年の方々ですが、実物通り美しい写真をご希望なのでちょっと困っています。
いつも被写体は自然の風景で、人間を真面目に撮ったことは一度もありません。
家の中（３０畳程度）での撮影となるのですが、上手に（美しく）撮るための
ワンポイントアドバイスをいただければ幸いです。
取りあえずは一つだけですが、傘型照明は用意しました。
その他の機材は
D100,D70、18-35mm, 35mmF2,60mmMicro, VR24-120mm,
そしてSB−DX50のみです。一応予備用にContaxRXと85mmF1.4（銀塩）は持って行きますが、
恐らく使うことはないと思います。

よろしくお願いします。

”

被写体は女性ですか男性ですか？

失礼しました。３人とも、４０代の女性です。

照明の反対側からレフを当てて光を起こした方が良いと思います。
あとは、被写体が女性でしたらソフトフィルターもあった方がよいのでは。（笑）

”> 尊敬するピアノの先生に頼まれ、ボランティアコンサートのポスター用に

まず一言、難しいです。
ピアノの先生の要求レベルが分かりませんが、お断りしたほうが良いかもしれませんね。

というと実も蓋もないのでいくつか整理しましょう。
その写真は楽器を演奏している写真でしょうか。
それとも証明写真のような感じで撮るのでしょうか。

３０畳の部屋に備え付けの照明は何でしょうか。明るさは十分でしょうか。
傘型の照明とは何でしょうか。ストロボ＋アンブレラのことでしょうか。
シンクロコードはあるのでしょうか。
状況が分からないとレスは難しいでしょう。

写真は、顔に陰影をつけて内面を深く掘り起こすような感じにしたいのでしょうか。
それとも楽しそうな笑顔の写真なのでしょうか。
ストロボのライティングの経験が必要なので、簡単にはいかないですね。

３人のポスターというのは、一人ずつ別々に３種類作るのでしょうか、
それとも３人一緒のポスターなのでしょうか。
３人一緒ならポスターになった状態で構図がそろっているというか、
何らかのつながりがないとちぐはぐな感じになります。
出来上がりのイメージはあるのでしょうか。
たくさん撮ってよいものを選ぶという方法では、なかなかうまく行かないと思います。

撮影のリハーサルは可能でしょうか。家族とか知人とかで撮影練習のモデルを
お願いできる人はいるでしょうか。

いろいろ考えると、何も考えずに内蔵ストロボピカッの照明写真風が一番良いかもしれません。
その場合でもちょっとした留意点を書きますと、
照明写真でないので、せめて体は斜めか横向きにして顔だけ正面に向けましょう。
あるいは、顔は斜めとか横顔にする方が良いかもしれません。
その場合は右か左かどっちの顔が良いかを見極めましょう。
目線はあるものとないものと両方撮りましょう。
目線を外してもらうときは、単にはずすと（プロのモデルと違って）だらんとした感じになりがちなので、
別の人にすこし離れたところに立ってもらって、その人を見てもらうようにしましょう。

ピントは目に合わせるのが絶対です。（よほど特殊な場合を除く）
AFロックを使うことになります。
露出は顔に合わせますが、表現意図によってはわざとハイキーやローキーにする場合もあります。
ミュージシャンの写真は陰影が深いものが多く、ああいうのを期待されていると、
かなり光源の扱いに強くないと難しいです。

最後に機材ですが、ニッコールの85ミリ1.4は欲しいところです。
せめて50ミリF1.4を買いましょう。
仮にグランドピアノを演奏中の写真を正面から（ピアノの先？の方から）
アップで撮るなら、100ミリF2か135ミリF2あたりが合ったほうがいいと思います。

要求レベルにもよりますが、普段ポートレートをお撮りでないのなら難しいと思います。”

こんにちわ〜．YAMAです．


なるほど，難しそうですね^_^．
でも尊敬するピアノの先生のためにがんばりたいみたいですので，応援してあげませんか^_^？

何とか大失敗だけは免れるように…．なんて無責任かな？
多分ボランティアのコンサートといっているので，そんな気合の入ったものでなくても大丈夫なんじゃないかな？完全に推測ですけど．

D７０初心者さんの返答を求む！！

追伸：
完全に素人ですが，普通に顔を見せたいなら，スポット測光で＋１補正しとけば大失敗というのは防げると思います．ピアノを弾いているところをとるんだったら被写体ぶれに要注意ですね．コレはストロボなどで光量を上げるしかないのかな？

そうですか女性ですか。
そんなに難しくないですよ。ただある程度お歳を召した女性ならばシャープに撮るのは厳禁です。（笑）やはりフィルターかけたほうが無難ですね。一人一人なら傘一灯でも大丈夫。出来ればデザイナーさんにはある程度色＆トーンをそろえてお渡ししたほうが無難ですのでグレーカードは写しこんでおいてください。
傘はテストでいろいろ当てかたを研究してみてください。一灯ですからレフでシャドーをおこすことも踏まえてくださいね。

がんばって！！

”よの字さん、もんすけさん、デジさん、YAMAさん、ご回答ありがとうございます。
撮影情景の説明がいい加減でご迷惑かけました。ポイントは次の通ります。
被写体：４０歳台の３名、皆さん、（音楽の）プロで容姿にも自信をお持ちです。
　　　　３名全員での顔、それぞれの顔、３名全員の全身を撮ることになります。
　　　　楽器（ピアノ、声、ヴァイオリン）を演奏する姿は撮りません。人物だけです。
目的：コンサートに使用するポスターの写真。ポスターの大きさはA4とA3,そしてA4です。
　　　僕が依頼されているのは写真を撮るところまでで、ポスターのレイアウト、色校正などは
　　　印刷のプロが行うようです。ご推察通り、ボランティア（経費を節減）のため
　　　（費用０の）僕が指名されました。
撮影：　一応ぶっつけ本番ですが結果が思わしくない場合は
　　　　一週間以内に撮影し直しになります。
その他：後で期待を裏切らないよう、パソコンとモニターを持ち込んで撮影後、作品？の
　　　　感触を掴んでもらおうと思います。

腕前の自己評価：
　　　　写真歴（全て35mm）で時間だけは２５年と長いのですが、質はアマチュア２流、
　　　　普段撮るのは山、川、海、岩ばかりで、人物は家族以外は滅多に撮りません。
　　　　ピアノの発表会で撮った写真がデジ一眼のせいか、
　　　　ちょっとインパクトがあったようで、そのため今回も期待されているようです。

長くなりました。”

”50mm,85mmは何れ欲しい、と思っていたレンズですが、
ソフト仕上げがよいとなると24-120で十分でしょうか？
このズームレンズは便利で重宝していますが、ボケが汚くて時々困ることがあります。”

こんにちは、carmineです。

もう一点だけ確認してよろしいでしょうか。
Photshopは使えますでしょうか？もしくはPhotoshop以外の画像処理ソフトはどうでしょうか？使えるのでしたら、いろいろとやりようがあると思うので。
ちなみに写真の腕のまったくないわたしはPhotoshop様様状態です。
# 女性のポートレートでは、お肌のお手入れはした方がよいと思っているので。

v7を持っています。
D100ではRAWで撮りますので、ガンマ、色、コントラスト、
そしてトリミングなど、画像調整用に使っています。
（ソフトフォーカスってPhotoshopで出来ましたっけ？
上記機能以外、使ったことがないもので(^_^;)　Helpを参照してみます。）

であればソフトフォーカスはレンズでなく後加工で十分です(基本は、元レイヤーをコピーして上に乗せガウスぼかしをかけて半透明(30〜50%くらい)にして合成で「比較(明)」を選びます。写真次第で色々ですが)。
また、わたしの場合、まず間違いなく人物抽出をして別レイヤーに切り分けますので、背景は何でもアリになります。今回の話でしたら、ムラバックみたいなのを後付けしてもよいかもしれません(背景合成は髪の毛の部分が非常に面倒で時間がかかりますが)。
あと、7から付いたパッチ修復ツールは非常に優秀です。肌荒れ、シミやソバカス、化粧のムラなんかは全部消せます。女性ポートレートには重要だと思っています(消しすぎると不自然になるので見極めが大切です。ほくろは本人の好き嫌いもあるので注意がいりそうです)。
レイヤーを綺麗に切り分けるには非常に時間がかかりますので、その作業時間が取れるか、自分の時間を確認してください。わたしの場合、長いと１枚数時間かかかります。

しかし一方、撮影時にしか出来ないこともやっぱり多いです(ほんとは撮影時に上記も含めて全部出来ていることが理想です。結局その方がトータルの作業時間は短くなりますから)。
まずは、キッドさんやromanさんがご指摘されている照明です。これは後からレタッチでは到底無理です。屋外の利用も含めて検討されていはいかがでしょうか。
また、後加工でピントが来ているのをぼかすことは出来ますが、ぼけているものはどうしようもありません(極少しならアンシャープマスクでごまかせますが、期待しないほうがいいです)。結構絞った方がよいと思います(レタッチをいっぱいするならF11〜16くらいまで絞ってもいいかもしれません)。
なお、キャッチライトは後から描けます(結構簡単。逆に消すのは面倒です)。

こーんなことやってますが、趣味だけで写真撮ってますので役に立てるかは不安だったりします。細かいツッコミは勘弁してください(笑)。

ご経験から察すると、屋外で撮影されるのが無難だと思います。

室内で、特に3人並んでの全身を撮る場合は、クリップオンだと
GN40〜50クラス、またはAC電源が必要な大型ストロボ200〜300Wが
それぞれ傘（またはバンク=ソフトボックスなど）付きで
トップ、メイン、サブと3灯は必要かと思います。
1人のバストアップであれば、トップ1灯+レフでもそこそこいけますが
3人全身になるとちょっときついです。
また事前に十分な練習も必要かと思います。

屋外であればで明るさが稼げ、空がトップの役割もしますし
光を満遍なくという点では安心です。
晴れまたは薄曇りの日に、木陰または半逆光・逆光で
畳一枚位の大きさのレフ（シーツなどでOK）で
顔を明るくしながら、キャッチライト（目の写り込み=ストロボでも可）
を作ります。

また絞りはF8位以上をお勧めします。
撮影距離が4〜5m位でF5.6だとレンズにもよりますが
ピシッとピントが来るのは頭一つ分位の範囲です。
これも一人だといいのですが、3人の場合横一列に並んでも
カメラとの距離差は微妙にずれますから、少し絞った方が安全です。
テストをした上で安全なF値を決定されてください。

ストロボで挑戦される場合は↓などをご参考に
出来るかどうかを判断されてはいかがでしょうか。

http://www.comet-net.com/school4/index.html

http://www.prokizai.com/
ここの「楽々ライティング講座」

http://www.imepoke.com/index00.htm
ここの「Lighting Memo（へっぽこライティングメモです）」

頑張っていろいろ挑戦してください。

私は最近、ポートレートのみの撮影になっています(^^;
照明の事があまり詳しく書かれていないのですが、室内撮影で一番重要なのが照明
と背景だと思います。

自然光が入るなら、それを利用した方がいい場合もあります。
傘型照明というのはタングステンライトでしょうか、それともストロボでしょうか？
一灯ライティングでしたら影を利用して撮影するなり、レフやカボック（発泡スチ
ロール）で影を起こすなどするか、いっそのこと正面のやや上からライティングし
て、下からレフ板で鼻やアゴ下の影を弱めると言う無難な方法でもいでしょうね。
影を利用する場合は、ハイライトとシャドーが２E.V.の明暗差（明暗比1:4）であれ
ばハイライトを基準に露出を決めれば、デジタルでもシャドーは暗く落ちます。

照明ですが、出力の強いものならできるだけ被写体から光源を離した方が柔らかい
光になりますが、距離が２倍になると２E.V.光量が落ちるので注意が必要です。
アンブレラだけで光線が柔らかくならない場合は、トレペもしくは百円ショップな
どに売っている乳白色の雨傘でアンブレラで反射した光をもう一度ディフューズす
る方法もあります。

では、成功をお祈りします。

ということは、演奏の動きの中で瞬間を捉えるのではなく、静止した状態の写真ですね。
じっくり撮れる点は風景と共通でしょう。
ただし、風景と違って人間は飽きるので（笑）、一般人を何枚も撮ることは出来ません。
１ポーズでせいぜい４〜５枚でしょうか。（プロのモデルは別ですが）
それ以上撮るとアマチュアは顔が飽きてきます。（人によっては「のってくる」こともありますが）
そこで、撮り始める前に、ポーズの数や枚数を言ったほうが良いでしょう。
スムーズに撮影するためには、あらかじめポーズを決めておいて、
３人をいわば流れ作業的に撮るのが良いでしょう。
（自信があれば、会話で持たせるという手もありますが。）

ただし目つぶりは絶対だめなので連写する方が良いです。
３人一緒のときは声をかけて撮るとか、してください。
できればその場でPCで確認した方がいいですね。
いっしょに画面を見てもらうのも関心を持ってもらえていいかもしれません。

あと、ポートレートでは絞りを開けてバックをぼかすのが好まれますので、
明るいレンズを使うほうが有利です。（例えば50/1.4や85/1.4で絞りをF2.8にする）
ただしピント合わせは非常に慎重にやってください。
ポスターだと開催日とか場所とか書いてあり、結構近くで見ることが多いので、
わずかのピンボケも気になります。
むしろF5.6あたりに絞るほうが良いかもしれません。

目つぶりと同様、撮影直後にPCで確認した方が良いでしょう。