デジタルとフイルム、一眼とコンパクト jiji 2004/07/20(Tue) 13:18 No:1871 ID:AL9dYMCY
最近、写真関係の本、文庫や新書を8冊ばかりよみました。書いている人の年齢経験によってすこしづつデジタルカメラの受け入れ方が変わっているように思ったのですが、その中でも、現役のプロの方の書いていることが気になりました。

その方は、仕事ではデジタルで、私事ではフィルムになっているということです。
1.そこで質問なのですが、プロの方にお伺いしたいのですが、実際問題として、デジタルとフイルムで仕事の割合は相当に変わってきているのでしょうか。

さらに、その著者は、編集がついてくるときはハイエンドのデジタル一眼を使うが、編集がつかないときは300万画素のコンパクトデジカメで済ませている。通常の場合は、これで編集もデザイナも気がつかない。と記しているのですが、いかがなものでしょうか。
2.雑誌等の仕事で、デジタル一眼でなければならないというケースはどのような場合でしょうか。
コンパクトデジカメでも十分というケースはどういう場合でしょう。

以上、本を読んでの素朴な疑問であります。
Re: デジタルとフイルム、一眼とコンパクト M-KEY 2004/07/20(Tue) 14:20 No:1872 ID:3SV6MtvE
> 1.そこで質問なのですが、プロの方にお伺いしたいのですが、実際問題として、デジタルとフイルムで仕事の割合は相当に変わってきているのでしょうか。

以前なら35mmのポジだった仕事の80%以上はデジタルに移行しています。
ポスターなどの大きくなる場合は、中版以上のカメラをつかっていますが、
そちらは、まだ銀塩が主です。
でも1000万画素オーバーのデジタルカメラなら解像度的には6×7版程度には
なるので、デジタルにどんどん移行してくと思われます。

基本的には、雑誌やパンフレットのようにある種「使い捨てられる」ような種類の
写真や、即時性の高いモノは、すべてデジタルになっていくでしょう。
作品性のつよいモノやクオリティを求められるモノは銀塩で続いて行くと思います。

> さらに、その著者は、編集がついてくるときはハイエンドのデジタル一眼を使うが、編集がつかないときは300万画素のコンパクトデジカメで済ませている。通常の場合は、これで編集もデザイナも気がつかない。と記しているのですが、いかがなものでしょうか。

カメラとしての機能の問題(主にレスポンスや外部フラッシュとの連動)や
超広角や超望遠レンズが必要な場合、一眼レフの使用になりますが、
画素数的には、300万画素もあれば充分なことが多く
写真のクオリティ上はコンパクトデジでも充分なケースは多いです。
一眼でも300万画素モードで使う事が多いです。
データになっちゃえば機種が何であれ、写真の中身で判断です。
コンパクト機の方が、被写体深度で優位ですし、フリーアングルを活かした
撮影なら一眼にアングルファインダーよりも機動性に優れます。
フィルムの時代よりもデジタルになってからコンパクト機でできる仕事の範囲は
飛躍的に拡がったと感じています。

> 2.雑誌等の仕事で、デジタル一眼でなければならないというケースはどのような場合でしょうか。

上にも書きましたが、カメラの機能的な問題と使用レンズの問題があります。
そのほかにも、編集者や被取材者に対して「ちゃんと仕事をしている」と
印象づけるのにも効果があります。
が、ほとんどの場合一眼の方が現場では融通が効きやすいとうことがあります。

デジタルの黎明期には、一眼があまりにも高価だったので、ニコンのE950や
オリンパスのC-1400XLなどを使っていましたが、一眼の方が快適に撮影できます。


> コンパクトデジカメでも十分というケースはどういう場合でしょう。

充分というか、映画やドラマのロケなどの取材では、音のしないコンパクト機でないと
一眼だと操作性の劣る消音ケースを使用しない限り本番中の撮影は不可能ですし、
先にあげたアングルの自由度やピントの問題もあります。
あとスナップなどで、相手にカメラ(撮影行為)を意識させずに自然な様子を撮るのに
重宝しています。
また、メインが銀塩の場合サブというかオサエでコンパクトデジを使う事はあります。
Re: デジタルとフイルム、一眼とコンパクト としや 2004/07/20(Tue) 15:20 No:1875 ID:TeNCyYXU

> その方は、仕事ではデジタルで、私事ではフィルムになっているということです。

カラーを使う場合は当然フィルムには勝てません。
白黒を使う場合は当然自分でフィルム現像ペーパー現像します。

> 1.そこで質問なのですが、プロの方にお伺いしたいのですが、実際問題として、デジタルとフイルムで仕事の割合は相当に変わってきているのでしょうか。

以前は仕事の場合は報道関係ですと新聞社の場合はネガを使ってましたが、フリーランスの場合はほとんどポジです。

広告は通常中版以上のカメラを使います。

しかし、デジが普及し、結局報道関係は小さい写真が多くおまけにとってすぐ転送できると言うメリットがありデジで十分です。広告でも使うのが雑誌でしたらデジで十分です。

> さらに、その著者は、編集がついてくるときはハイエンドのデジタル一眼を使うが、編集がつかないときは300万画素のコンパクトデジカメで済ませている。通常の場合は、これで編集もデザイナも気がつかない。と記しているのですが、いかがなものでしょうか。

これは全くその通りです。ただ、それぞれの考え方もありますが。

> 2.雑誌等の仕事で、デジタル一眼でなければならないというケースはどのような場合でしょうか。
> コンパクトデジカメでも十分というケースはどういう場合でしょう。

コンパクトで十分と言うのは結局使うサイズとそのカメラの画素数です。
フィルムにしても同じです。要は粒子の問題です。使うサイズにあったフィルムサイズを使用するのが鉄則です。

結論を率直にわかりやすく言うとレンズの発色などはほとんど気にしないのです(笑い
フィルムを使うにしてもデジを使うにしても何を気にするかと言うと粒子です。
使用する写真のサイズにあったものを選びます。
ですから、コンパクトでいいと思えばコンパクトを使いますし、一眼がよければ一眼を使います。

これはあくまで私の場合ですが。
私はレンズ選びはまず全域同一F値ズームを使用します。これは使い易いからです。F値がズーミングするたんびにコロコロと変わるのでは使いずらく話になりません。ここ数年はズーム幅の広い全域同一F値ズームが沢山発売されこれに頼りっぱなしです。昔は単焦点使ってましたが今は使いません。
レンズの発色などは考えた事もありません。考えてもそのレンズを使うしかないので考える意味がありません(笑い
ボディーに関しては私は同じやつを必ず3台買います。仕事は同時に2台使う場合もあるので、予備に一台です。
Re: デジタルとフイルム、一眼とコンパクト TEZ 2004/07/21(Wed) 00:10 No:1882 ID:QlaXMw5E
 >>1875
>編集がついてくるときはハイエンドのデジタル一眼を使うが、編集がつかないときは300万画素のコンパクトデジカメで済ませている。通常の場合は、これで編集もデザイナも気がつかない。

> レンズの発色などは考えた事もありません。考えてもそのレンズを使うしかないので考える意味がありません(笑い

いづれもすっごく率直な発言で、ユーザーとしてはおもしろかったです。メーカーは嫌う発言かもしれませんが。
Re: デジタルとフイルム、一眼とコンパクト jiji 2004/07/21(Wed) 00:37 No:1883 ID:reBYXZ4I
 >>1882
素朴な疑問にお応えいただき、ありがとうございます。

私自身はまったくの素人で、趣味としての写真、いや写真機愛好家(表現が古い)ですので、思っていた以上にデジタル化が進んでいることに、内心驚いています。

実は今日、某大手C社のデジ一眼の開発の方のお話しを伺いました。C社のデジ一眼は、品質ですでにポジフイルムを越えている!と力説しておりました。

メーカーはそう云うだろうなとも思っていましたが、皆様の発言で、本当なんだと納得いたしました。
Re: デジタルとフイルム、一眼とコンパクト さーびすまん 2004/07/21(Wed) 01:09 No:1886 ID:p46Eu4Ps
取材先の人が撮影場所にいる時は一眼必須。
カメラマンは高価なカメラのオペレーター(もしくはサービスマン)と見られているから。(涙…)