写真学会レポート KE 2004/08/30(Mon) 09:14 No:2969 ID:y9UN34Ms
信憑性の疑問なうわさ話はともかく、写真学会では銀塩、デジ眼についてニコンの後藤氏を交えてパネルディスカッションが行われました。公式の場ですので、それなりの重みはあると思います。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0830/spstj.htm

1.銀塩一眼はニコンでは売り上げの一割までおちこんでおり、撤退の議論をしている。
2.フルサイズは商売になりにくい。
3.EVFは現在検討中
エプソンのRD1についても開発コンセプトに関する話がいろいろ出ています。

予断ですがセカンドカメラとしてアユはぶれないパナのFX7を購入、室内でいろいろ試し撮りをして手ぶれの効果を見ています。これなどは、ディジタルならではと思います。
Re: 写真学会レポート nikon user 2004/08/31(Tue) 11:07 No:3008 ID:NvypOn.U
> 1.銀塩一眼はニコンでは売り上げの一割までおちこんでおり、撤退の議論をしている。

やっぱり銀塩F6は幻になってしまうのでしょうか?

> 2.フルサイズは商売になりにくい。

その理由は具体的に述べられていましたか?

> 3.EVFは現在検討中

すいませんがEVFについて教えてください。
Re: 写真学会レポート 華鳥風水 2004/08/31(Tue) 12:39 No:3012 ID:oMvHR08.
 >>3008
勝手に割り込んでスイマセンがレスさせて頂きます。

> > 1.銀塩一眼はニコンでは売り上げの一割までおちこんでおり、撤退の議論をしている。
> やっぱり銀塩F6は幻になってしまうのでしょうか?

今の銀塩市場の落ち込みを考えたら、F6最高級を出してもビジネスになり難いのではないでしょうか。

> > 2.フルサイズは商売になりにくい。
> その理由は具体的に述べられていましたか?

今の撮像素子の製造プロセス技術では、普及価格帯にまでコストを下げられないという事を言ってました。つまり撮像素子の製造歩留を上げ、製造コストを下げるような技術革新が必要という事だと思います。具体例としては、300ミリより大口径のウェーハプロセスを立ち上げなどです。

> > 3.EVFは現在検討中
> すいませんがEVFについて教えてください。
電子ビューファインダーの事です。微細液晶か有機ELが有力ですが、解像度がまだまだ低いです。
以上、ご参考になれば幸いです。
Re: 写真学会レポート 名無し三脚 2004/08/31(Tue) 15:44 No:3023 ID:.i.GEVeU
 >>3012
> 今の銀塩市場の落ち込みを考えたら、F6最高級を出してもビジネスになり難いのではないでしょうか。

銀塩F6がまるっきり独自のボディだとしたらかなり単価を高くしないと開発・製造コストを回収できなさそうです。D2かD3かわかりませんが、デジタルボディと共通化し、そこにフィルムのスペースと配送系のメカを組み込むのであればまだ可能性はあるんじゃないでしょうか。

> > > 2.フルサイズは商売になりにくい。
> > その理由は具体的に述べられていましたか?

これですけど、

  「健全な商売をしていこうと思ったら、大きいセンサーはかなり厳しい」

と言う前に、

  「写真の総合力ではフルサイズのほうが一段上」

と明確に言っているのとあわせて考えると、ひょっとして「健全な商売じゃないけど出す」という決意表明のようにも聞こえます。銀塩F6同様、それ単機種でコストを回収できるだけの出荷台数は見込めないけど、ベースを下位機種と共通化させて複数機種で商売を成り立たせるのはできるんじゃないですかね。1Ds/1DMk2のように。

#我ながら、思いっきり希望的観測が入ってますね‥(苦笑)


> 今の撮像素子の製造プロセス技術では、普及価格帯にまでコストを下げられないという事を言ってました。つまり撮像素子の製造歩留を上げ、製造コストを下げるような技術革新が必要という事だと思います。具体例としては、300ミリより大口径のウェーハプロセスを立ち上げなどです。

400ミリウェーハが普通になるまであと何年かかりますかねぇ。
Re: 写真学会レポート KE 2004/08/31(Tue) 12:52 No:3014 ID:y9UN34Ms
 >>3008
”> > 1.銀塩一眼はニコンでは売り上げの一割までおちこんでおり、撤退の議論をしている。
>
> やっぱり銀塩F6は幻になってしまうのでしょうか?

会社に余力があれば出したいとの印象でした。D2HはもともとF6用に開発されたボディを方針転換したとの雑誌記事を読んだ記憶があります。

>
> > 2.フルサイズは商売になりにくい。
>
> その理由は具体的に述べられていましたか?

CCDの歩留まりとコストから、高価なもの(1Ds程度?)となり、どの程度の販売台数が見込め、赤字にならないか見通しが立っていないようです。当分Dxレンズ使えそうです。Fマウントでフルサイズはコダックの例もあるので不可能ではないかと思います。

> > 3.EVFは現在検討中
>
> すいませんがEVFについて教えてください。

electric view finderはビデオカメラやCoolpix 8700,Minolta,Sonyのハイエンドディジカメのようにファインダーに小型の液晶を入れて見るものです。現時点では動きがカクカクして、早いものに追随しにくいとか、マニュアルフォーカスのピントを合わせにくいなどの欠点があります。”
Re: 写真学会レポート nikon user 2004/08/31(Tue) 14:12 No:3016 ID:NvypOn.U
 >>3014
レスありがとうございました。
F6は無理でも銀塩には残ってほしいですね。
CCDはいずれにしても今後なんらかの技術革新がないと画質は向上しないのですね。
EVFは小型DSLRの場合に採用するメリットはなんなのでしょうか?
古いSLRユーザーとしては明るくみやすい光学ファインダーが一番だと思うのですが。
Re: 写真学会レポート ダポン 2004/08/31(Tue) 14:37 No:3017 ID:LspcUnxY
 >>3016
> EVFは小型DSLRの場合に採用するメリットはなんなのでしょうか?

・ホワイトバランスやシャープネス、コントラストなど、デジタル部分の設定を撮影前に画像で確認できる。
・リアルタイムヒストグラムの表示が可能。
・フリーアングルファインダーも可能なため、アングルの自由度が飛躍的に増す。
・ついでに、カメラとファインダーが分離できる。
・ファインダーだけの増感により、暗所でのピント確認が容易になる。

などのメリットが考えられるため、僕はEVF肯定派です。もちろん、光学ファインダー並みにピントの確認ができ、階調の滑らかな表現やすばらしい追従性が実現されることが前提ですが。暗に否定派なのかな?(笑)
Re: 写真学会レポート FE3 2004/08/31(Tue) 14:58 No:3018 ID:3vwQVycM
 >>3017
> > EVFは小型DSLRの場合に採用するメリットはなんなのでしょうか?

かなり高額な業務用(放送用)ビデオカメラのビューファインダーが、未だにカラー化されずモノクロですから、かなり難しいのでしょうねぇ?
Re: 写真学会レポート ぷーま 2004/08/31(Tue) 22:31 No:3038 ID:rdZ8NnZ2
 >>3018
> > > EVFは小型DSLRの場合に採用するメリットはなんなのでしょうか?
>
> かなり高額な業務用(放送用)ビデオカメラのビューファインダーが、未だにカラー化されずモノクロですから、かなり難しいのでしょうねぇ?

業務・放送用のファインダーは解像度を最優先につくられているそうです。
解像度が高い為、ピントは非常につかみやすいし、目が疲れにくい。
白黒故に、白トビに対しても目視で視認可能らしいです。
ただし、ファインダーの価格は20〜30万、あるいはそれ以上の価格帯もあるようです。
これをそのままデジタル一眼に取り入れた場合、価格や必要性は疑問(抜きにして)ですが、システムの拡張性としては面白そうな気がします。自分好みのファインダーをチョイスできる分けですからね。
Re: 写真学会レポート nikon user 2004/08/31(Tue) 15:12 No:3019 ID:NvypOn.U
 >>3017
たしかにすばらしいメリットがありそうですね。
ぜひとも高精細で応答性の高いEVFの研究は続けてもらいたいと思いますね。
Re: 写真学会レポート M-KEY 2004/08/31(Tue) 19:21 No:3028 ID:EQ3usZrA
> 1.銀塩一眼はニコンでは売り上げの一割までおちこんでおり、撤退の議論をしている。
ニコンにかぎらず、今後まったくの新規開発の銀塩AF機が出る可能性は皆無だと思います。
キヤノンが最近Kissの新型を発表しましたが、あれも従来機のブラッシュアップでした。
EOS-1にかんしては充分に完成されており「次」はなさそうです。
むしろ、いつまで販売が続くか、サポートはどうなるか、が焦点でしょう。
ニコンの場合も「U」の新型はありそうですがF5の延長での後継機は期待できなさそうです。
ファインダー表示など部分改良によるマイナーバージョンアップの可能性もありますが、
それよりはF100をベースにD2Hのテクノロジーを加えた機種の方が現実的です。
内部の電子パーツを最新のモノにすれば、それだけ長期のサポートが可能ですから。
FM-3Aのラインは趣味のカメラとして細々と残る可能性はありますね。
とにかく、撤退(新規開発の停止)するとしても、最後の決定版は欲しいですね。

> 2.フルサイズは商売になりにくい。
そりゃ、DXよりは35mmフルサイズのほうが画質的には優位でしょうが、DXを何年か
使ってきた感想ではそんなに不自由はしません。
ボケの問題もあるのですが、それほど大きいとは感じていません。
たとえば、フルサイズ化、1000万画素であとのスペックはD70同等で15万円程高価な機種
(この部分は、フルサイズ700万画素50万円程のD2Hでも可)があったとして、どちらが
より売れるかを想像したらいいと思います。
いずれは、上級機にフルサイズは必要でも主流はDXでも充分だと思います。

> 3.EVFは現在検討中
ライブビューとそれに付随するフリーアングルではEVFは圧倒的に優位です。
これは、銀塩だとなかなか実現しづらいデジならではの機能ですよね。
でも、現状では表示品質や速度において満足できるシロモノではないですし、消費電力の
問題もあるので、背面液晶でのライブビューも含めて当分は難しいでしょう。

一眼の低価格化で厳しい立場に追い込まれたレンズ一体型のハイエンドコンパクト機では
その利点を享受できるので、しばらくは、そちらで展開しながら技術の蓄積を待つべきでしょう。

EVF化することでミラーレスにすれば、メカ的なタイムラグは殲滅できそうですし、
プリキャプチャーの機能を使えば、マイナスのタイムラグも可能です。
プロ用のビデオカメラがモノクロながらもすべてがEVFなので、スティルも追随するのは
間違いないと思います。
光学ファインダーの良さもあるので、すべてがEVFにならないとは思いますけど…
Re: 写真学会レポート 一ニコンファン 2004/08/31(Tue) 21:36 No:3033 ID:wwg8sWP.
 >>3028
> > 1.銀塩一眼はニコンでは売り上げの一割までおちこんでおり、撤退の議論をしている。

 私は数年前まで銀塩一眼を使用していましたが、デジタルの楽しさを知ってからは、デジタル一本に変わってしまいました。何といっても結果がすぐ確認できること、撮影からプリントまで自分の手でできる楽しさは何物にも変えがたいものだと思います。しかし、銀塩も捨て去ったわけでなく、少ない割り合いではありますが、細々と続けている今日この頃です。しかし、気がついてみればニコンが銀塩からの撤退を議論するような時期になっていたとは。
 今後デジタルへのシフトは更に加速されて行くと思いますが、ユーザーのわがままを言わせてもらえば、今後も選択の幅は少しでも残してもらえればいいなと思います。
 長くてすみません。
 
Re: 写真学会レポート ミゲルロペス 2004/08/31(Tue) 21:53 No:3034 ID:MhTAMCfw
 >>3033
>  今後デジタルへのシフトは更に加速されて行くと思いますが、ユーザーのわがままを言わせてもらえば、今後も選択の幅は少しでも残してもらえればいいなと思います。
>  長くてすみません。

銀塩フィルムがいつまで供給されるか心配です。

富士フイルムは供給するとは言ってますが、いつまで続くか…。
また、生産が続けられてもとてつもなく効果になってしまわないか心配です。

映画産業が銀塩からデジタルにシフトしたら、
スチル用の銀塩フィルムも危ういでしょうね。
Re: 写真学会レポート lithium 2004/08/31(Tue) 22:31 No:3037 ID:Vf5qDuow
 >>3028
>EVF化することでミラーレスにすれば、メカ的なタイムラグは殲滅できそうですし、

AFはどうするんでしょうか。
Re: 写真学会レポート ロット1 2004/08/31(Tue) 22:34 No:3039 ID:tvjkZ2.Q
 >>3037
> >EVF化することでミラーレスにすれば、メカ的なタイムラグは殲滅できそうですし、
>
> AFはどうするんでしょうか。
ハーフミラー固定式。
あまりにも単純ですね。いますぐ思いつくのはこれ。
後から思いついたらUPします。
Re: 写真学会レポート ロット1 2004/08/31(Tue) 22:04 No:3035 ID:tvjkZ2.Q
 >>3028
> > 1.銀塩一眼はニコンでは売り上げの一割までおちこんでおり、撤退の議論をしている。
> FM-3Aのラインは趣味のカメラとして細々と残る可能性はありますね。
> とにかく、撤退(新規開発の停止)するとしても、最後の決定版は欲しいですね。
私はアマチュアユーザーなので、デジタル、銀塩問わずすべて趣味のカメラになってしまいます。
銀塩として最後の決定版は
『電池が(電源)なくても撮影できる』と思います。
丁度FM3Aがそれに該当します。 細々でかまいませんので、常時購入できるカメラとして残してもらいらい物です。
> > 2.フルサイズは商売になりにくい。
> そりゃ、DXよりは35mmフルサイズのほうが画質的には優位でしょうが、DXを何年か
> 使ってきた感想ではそんなに不自由はしません。
> ボケの問題もあるのですが、それほど大きいとは感じていません。
現実大ぼかしを必要とする状況は、非常に少ないのではないかと推察しています。
その非常に少ない範囲を常時使う方はすでに1Dsやデジバックで使っているのだろうと思います。
> たとえば、フルサイズ化、1000万画素であとのスペックはD70同等で15万円程高価な機種
> (この部分は、フルサイズ700万画素50万円程のD2Hでも可)があったとして、どちらが
> より売れるかを想像したらいいと思います。
> いずれは、上級機にフルサイズは必要でも主流はDXでも充分だと思います。
フルサイズにしてマウント大型化してそれ用のレンズ(仮定です)をアダプタ等でDXや銀塩でカメラ側フル機能で使えたら大喜びです。
でも、DXできちんと作ってくれたら(特に価格の安いもの)そんな必要はないのでしょうね。
> > 3.EVFは現在検討中
> ライブビューとそれに付随するフリーアングルではEVFは圧倒的に優位です。
> これは、銀塩だとなかなか実現しづらいデジならではの機能ですよね。
> でも、現状では表示品質や速度において満足できるシロモノではないですし、消費電力の
> 問題もあるので、背面液晶でのライブビューも含めて当分は難しいでしょう。
> 一眼の低価格化で厳しい立場に追い込まれたレンズ一体型のハイエンドコンパクト機では
> その利点を享受できるので、しばらくは、そちらで展開しながら技術の蓄積を待つべきでしょう。
レンズ一体型のハイエンドコンパクト機のポジションにレンズ交換をできる機能を入れることができればすごくいいものができそうな気がします。
専用標準、広角系数本(2.3本)あれば、望遠系はFマウントレンズですべてまかなえますからね。
AF、VRの機能と絞り制御が使えるアダプタは必要ですが。

> EVF化することでミラーレスにすれば、メカ的なタイムラグは殲滅できそうですし、
> プリキャプチャーの機能を使えば、マイナスのタイムラグも可能です。
> プロ用のビデオカメラがモノクロながらもすべてがEVFなので、スティルも追随するのは
> 間違いないと思います。
> 光学ファインダーの良さもあるので、すべてがEVFにならないとは思いますけど…
将来的に普通がEVF、特殊が光学ファインダーになるのではないかと思います。