初めて投稿させていただきます。
当方風景写真を主に撮っていますが、最近Ｄ２Ｘが気になり始め、導入しようか迷っています。
現在はＦ５、ペンタ６４５を使用しています。
　教えていただきたいのは、３５ミリに比べ解像力、色の出方（ベルビア使用中）、
偽色等フイルムにない問題点、または良い点、ランニングコスト等です。

色は後処理で何とでもなりますが、パソコンは一式新調する必要があるでしょうね。
解像力は645には及びません。偽色については気にする必要はありません。
ランニングコストは言うまでも無くデジタルが有利ですが、自宅でプリントをしないのであれば、フィルム代と現像代以外は殆ど同じでしょう。
回折現象の問題がありますからF11以上絞って行くと画像が逆に甘くなる傾向がありますのでご注意。
デジタルが始めてでしたら、どんなものか体験するために廉価機種を購入して、パソコンへの取り込みや後処理を体験されたらどうでしょうか。

銀塩と比べるとデジカメはまだまだといったところです。D2Xは1200万画素となり、粒子は35mmより細かいと思いますが、画像はデジカメはまだ汚いです。フィルムには勝てません。

ランニングコストについては使い方次第ですが、PCとのその周辺機器をどうするかでかなりお金はかかります。デジカメの場合はフラッグシップ機だからといっていいとは限りませんし、安いから駄目だとも言い切れません。今はまだ発展途上ですからモデルチェンジが早いので毎回買い換えるたり買い足しりするとかなりのお金がかかります。コンピュータも連動してスペックアップしないといけません。自分で印刷するならプリンターの維持費も要ります。コンピュータについてはデジカメは現像ソフトを使いますが、これがかなり重いのです。ついこの間まではメモリー512MBもあれば大体使えたのですが、今だとD2Xを使うならメモリーが２Gはいります。プリンターについてはインク代がかなりかかります。銀塩ですと、フィルム代と現像代とプリント代が必要ですが、デジカメはカメラ代、メディア代、コンピュータ代、周辺機器代、プリント代となります。

デジカメの欠点はレンズ交換のときにカメラの内部にホコリが入り込むとそれが全て画像に写ります。これが厄介です。

デジカメは銀塩と違いカメラは使い捨てです。ただ、デジは気軽に使えるというのはあります。いつでも削除できますからね。

確かに厄介ですね。
しかしニコンデジ1眼の場合、ローパスに付着したゴミは見え難い設計になってると自分なりに理解しています。
D1H、D70　18-70レンズF11あたりでようやく見えてきますが、フジS1proだとF8でもはっきり見えます。
最近フジからニコンに乗り換えて、ローパスクリーニングから開放された気分です^^

ボディの構造以外にニコンのカメラはソフトでゴミ消し出来ますから最小絞りでも大丈夫ですが。（100％ではないですが。）

Ｆ３、Ｆ１００、Ｄ１００、Ｄ２Ｈ、ペンタ６４５Ｎをその日の気分で使っています。
デジと銀円を持っていくときには、レリーズワイヤーまたはレリーズケーブルを使うかによって２系統にわけています。
私の場合、デジをメインにしようと思いデジを導入しましたが、結局フィルムの使用が増えてしまいました。
私もペンタでベルビアを使用していますが、デジがどうがんばってもペンタ＋ベルビアの発色にはかないません。
私を含めベルビアを使用する人たちはベルビアの独特の発色を好んでいるわけで、それをデジに求めるとがっかりさせられると思います。
デジはデジであり、銀塩は銀塩、デジが銀塩を追いかけたり、銀塩がデジを追いかけてはいけないと私は思います。
Ｄ２ＨとＤ１００を下取りに出してＤ２Ｘを購入しようと思いましたが、やめました。
私は来年発売されるであろうペンタ６４５デジを待ちます。

解像力に関しては、ISO100レベルでは劣りますが、400レベルだと悪くないかも知れませんが、色の出方はまだまだです。

眠い画像に成りやすいし、無理やりコントラストを上げると硬くなります。いくら頑張ってもここの画像掲示板のレベルにまでしか仕上がりません。それでもそれで十分だと言い切っているユーザも多いのですが。

ランニングコストは劇的に安くなります（フィルム代、現像代がいらないので）が、D2Xの値段分のフィルム代もすごいものです。元が取れる前に新機種が出てきたりします。

まず、フィルム、デジタルは同じような一眼レフの格好をしていますが、
まったく別のものと考えてください。

Ｄ２ＸのＲＡＷを使うという前提で書いてあります。

色ですが、ベルビアに比べると地味な色が標準では出てきます。
ただ、ベルビアの色は「富士フィルム」が作った色です。
デジタルは自分で最終的に色を出力できますので、
同じデータからモノクロから高彩度のプリントを出力できます。
しかし、フィルムと違って撮った後は現像所任せだったものが、
自分で作り上げていく必要があります。
そのためのＰＣやプリンターという機材が必要になります。
（腕も必要になります）
そこが、デジタルの面倒くさく、かつ、最高に面白いところでもあります。

解像度に関しては35ｍｍははるかに凌ぐと思っています。
645よりも上、６７、６９と同等か少し及ばないか・・というところにあると思います。

ランニングコストですが、
完全に比較したわけではないのですが、
デジタルに向いたレンズを買い換えたり、
性能のいいＰＣを購入したりプリンターのインク代など、
フィルムではかからなかった費用がかかるので同等位と考えていたほうがよいです。
ただ、撮影カットが多い使い方をするほどカットあたりの費用は下がってゆきます。
ハード的なものをそろえてしまうと、
撮影に関してはコストは下がってゆきます。

何よりも一番デジタルの恩恵と感じるのが、
カット数をたくさん撮れる、すぐ見れる。でしょうか。
レンズのテストをする、露出やピントや構図の練習をするために撮影する。
これをＰＣで見る。
ここまでは消耗品代がかかりません。
失敗や成功なカットをたくさん見ることは写真のレベルアップに直結します。
意識して写真をうまくなろうという人はどんどん写真がうまくなると思います。
これはフィルム代やフィルム残数を気にながら撮影していた時とまったく違うことです。

てな感じが私の意見ですが。

風景の場合は、
Ｆ５、ペンタ６４５に比べて撮像画面サイズが小さい為同じ画角の場合レンズの焦点距離が短くなります。
そのため、Ｆ５、ペンタ６４５よりも同じ被写界深度を得ようとした場合
それらより絞りを開けることになります。
（Ｆ５、ペンタ６４５お使いであればわかることと思いますが。）
そのため、従来うんと絞っていて撮っていた場合などは、レンズの一番解像の良い絞り値（5.6から8くらい）にヒットする確立が高くなります。一応良い点になりますが。
また、問題点としてゴミの問題が発生してきます。
レンズ交換に際し、従来より神経を使う事が多くなると思います。

現状Ｆ５、ペンタ６４５で撮った画像をイメージスキャナーで取り込んでいるのであれば
特に申し上げませんが、
後処理がフィルムより簡単ですので、悪い条件での撮影も可能になってきます。
あまりやりすぎるとＣＧになってしまいますが。

デジタルとフィルムを直接比較するのはどうかと思いますが．．
出力が銀塩プリントやスライドならフィルムでなければ意味がないでしょうし，
デジタル出力するのならデジカメは最初からデータがデジタルである点がメリットでしょう．デジタル出力が目的ならフィルムをスキャナーで読み込んだものとD2Xを比べるのでなければ意味がなくなります．そうなるとフィルムとスキャナーの組み合わせの問題になり非常に問題が複雑になります．銀塩プリントとカラープリンター出力を比べる意味はなく，どちらが好みかということでしょう．ただ，D2Xはデジタル画像入力装置としてはかなりの性能であることは確かだと思いますし，Photoshopで画像をいろいろ好みに加工するのも暗室作業のように楽しいものです．

私は急ぐときやミスが許されない時はデジカメを使い，ゆっくり撮影の時間を楽しみたいときはその時の気分でフィルムカメラをいろいろ使い分けるということになっています．D2Xは買っても損はしてないと思いますので是非購入してみてはどうでしょうか．
同時にNikonCaptureと割りと高性能なPCも必要になりますので初期投資はそれなりに必要になることは覚悟したほうがいいかもしれませんが．．．．

長くなってしまいましたが，私の意見はデジカメはフィルムカメラとはまったく別の画像処理システムでありフィルムカメラと比較する必要もないし直接比較はできないということです．

皆さんご親切にありがとうございました。当方ＰＣはペンティアム3.46で１ＧＢですので少しメモリが心配です。またプリンタは４０００ｐｘを使用しています。スキャナはミノルタマルチプロです。４０００ｄｐｉでマルチサンプリングしＩＣＥをかけスキャンすると170MB以上になるのでＤ２Ｘならより快適かと考えていましたが、皆さんのご意見ですとまだフィルムの方が画像自体が良いのかなと思い今回は見送ることにしました。
　ありがとうございました。

”F5,D1x,D2xを使っています。

以下、D2xをRAWで使う事を前提として私見では、

１．条件が整えば消失解像度ではD2xが最も高い。D2x>F5>D1x

しかし、

２．デジタルではまだ、フィルムの様な飽和度の高い色と透明度の高い白は期待できない。（色が変えられると言っても、フィルムをスキャナで読んだほど濃度にダイナミックレンジは無い。）

３．デジタルではレンズの性能が不足。ほとんどのシーンでフィルムの方が無難に解像する。特にD2xはセンサーの大きさを波長xF値で割った理論解像度の限界にあり、理想的なレンズでないと実力を発揮できません。どこまで細かく見えるかと言うよりもある程度細かい物をどこまでコントラスト高く、はっきり表現できるかで違いが出ます。（粒子や画素が見えるほど伸ばすのではなく、A4-A3位ならばレンズの負担、MTFコントラストからフィルムが優位）

４．（蛇足ですが）解像度で言うと35mmならContaxT3などのレンジファインダーがレンズ設計に無理がなく最も優れる。

ということで、本当に風景を目指すなら中判＋中判用のフィルムスキャナをお薦めします。（キャノンのフルサイズと言う手もありますが。ここはニコンの板ですので・・・。）”