> > 20DとD200だと同じレンズを使って同じ絞りで撮っても深度が違うように見えるのはそういう理由もあるんでしょうか?
>
> 被写界深度って、実際にはジャスピンではないけど、実用上はピントが合って
> 見える範囲であり、これは銀塩では六切り〜四切り程度のプリントサイズでの
> 鑑賞が前提条件だったという記憶があるんですけど・・・
何とキャビネだったみたいですよ。ただしキヤノンでの定義ですが。
> で、焦点距離や絞りによる「ボケ量」と拡大率に左右されるが、デジタルカメラの
> 場合は、極端な少画素数でボケよりも画素サイズが大きければ見た目の深度は増えるし
> ローパスの特性やカメラのシャープネスなどでも、見え方は変わってくると思います。
>
現実の画像としてはそういう要素もあります。
ただ、そこまで考慮すると、画素数くらいは考慮するとしても、
ハニカムやフォビオンのときはどうかとか、開口率が違うとどうかとか、
現像アルゴリズムが違うとどうかとか、JPEG圧縮率の差でも異なるし・・・(笑)
なので、基準としては純粋に光学的に決まる量で考えるのが妥当でしょう。
あと、銀塩を考える上でもうひとつ考慮すべきことがあるのですが、、、
今まで混乱するのでわざと書かなかったのですが、、、。
それは銀塩フィルムの粒子の存在です。
粒子レベルにまで拡大するとそれ以上解像が進まない。
つまり、ピントはシャープなエッジではなく、頭の丸い形状になる。
この粒子は大きさは一定ではない。
しかも、単にランダムに変わるのでなく、絵柄によって変わる。
細かい絵柄のときは粒子が小さくなり、空とかの変化の少ないところでは粒子が大きくなる。
これって動画でいうところのVBR(可変ビットレート)ですよね。
これを化学変化で実現しているわけです。
しかも現像時の化学反応で自動的にエッジが立つのです。
これを今風に言えば、現像時の化学反応で自動的にアンシャープマスクがかかる。
フィルムメーカーは、ちょうどよいアンシャープマスクや彩度アップを味付けとして研究してきたのです。
デジタルならソフトのアルゴリズムでやるところを、すべて化学反応でやるわけです。
銀塩フィルムってすごいものですね・・・。
> すくなくとも銀塩での被写界深度とは定義の考え方を変える必葉はありそうですね。
できれば理想ですが、上に書いた通り考慮すべきファクターが多すぎて実用的ではないと思います。
> 何とキャビネだったみたいですよ。ただしキヤノンでの定義ですが。
実際問題として、キャビネで手にとってみた時に、ちゃんとピンが出ているなら
それ以上大きなプリントでも鑑賞距離を考慮すれば実用上は充分だとも言えるし・・・
> > すくなくとも銀塩での被写界深度とは定義の考え方を変える必葉はありそうですね。
>
> できれば理想ですが、上に書いた通り考慮すべきファクターが多すぎて実用的ではないと思います。
単純に考えれば、鑑賞サイズと解像度を固定して出力ベースで定義する方法とか、
単に撮像サイズと焦点距離で基本数値を規定し、画素数=実用最大拡大率ともいえる訳ですから、
それに画素数によるファクター(500万画素なら×1、1000万画素なら×0.7とか)を
のせるとかが考えられますが、被写界深度とボケ量の因果関係もあるし・・・
> > 被写界深度って、実際にはジャスピンではないけど、実用上はピントが合って
> > 見える範囲であり、これは銀塩では六切り〜四切り程度のプリントサイズでの
> > 鑑賞が前提条件だったという記憶があるんですけど・・・
>
> 何とキャビネだったみたいですよ。ただしキヤノンでの定義ですが。
横からすみません。
CANONの定義と言うよりも、KODAKの定義じゃないでしょうか。?
135フィルムでファインプリントの拡大率は原版の5倍前後といっていますから、
120mm×180mmで、キャビネの130mm×190mmの大きさになります。