デジカメマガジンの比較記事 y 2006/03/22(Wed) 22:44 No:18745 ID:EQsxp5nc
http://digitalcamera.impress.co.jp/06_04/auth/toku1/index.htm

D200と30Dの比較画像だそうですが。

気になるのは、
http://digitalcamera.impress.co.jp/06_04/auth/toku1/60410905.jpg
30D

http://digitalcamera.impress.co.jp/06_04/auth/toku1/60410907.jpg
D200

の画像です。どちらもF8で撮影されたもので、画角もほぼ同じ(x1.5とx1.6の差はありますが)
顔のピントは似たようなものだと思うのですが、30Dはジーンズの膝くらいまで被写界深度ありという感じです。

これに対して、D200はYシャツも被写界深度から外れているかな?という感じなのですが。

昔からCanonはNikonと比べるとピントが合っている部分以外で何でこんなに形状を維持しているんだろうと思うことがよくあったのですが(アウトフォーカス部とか)。
特にD1X等Nikonのデジタル一眼レフはピントの合っている極薄い範囲しか解像感がないので、目が痛くなるほどピントあわせに注力させられていたんですが。

何でこういう差が出るんでしょうか。
D200のほうは くちくら 2006/03/22(Wed) 22:51 No:18746 ID:ZwZffR3o
D200のほうは、後ピンですね。
その差です。

あと、ひざからシャツまで、という風に書いてらっしゃいますが、
カメラが人物上半身に対して正対している保障がありません。
ひざからシャツまでがピントの平面状に並んでいるというだけ
かもしれないですね。
Re: D200のほうは  2006/03/23(Thu) 01:18 No:18750 ID:k9.yu4bI
 >>18746
> D200のほうは、後ピンですね。
> その差です。
後ピンでしたら壁がシャープになります、
撮影距離も取っていますので単純にカメラの差ですね、
後ピンですってば くちくら 2006/03/23(Thu) 10:03 No:18757 ID:ZwZffR3o
 >>18750
デッキチェアの汚れ、などを細かに観察なさってみてください。
Re: 後ピンですってば y 2006/03/23(Thu) 15:16 No:18765 ID:EQsxp5nc
 >>18757
> デッキチェアの汚れ、などを細かに観察なさってみてください。

デッキチェアの肘置きを比べるとD200は、奥の肘置きの方がピントが合っているかなという気はしないではないです。
ですが、それは30Dも同じです。

また、壁のくっきり感だけでいえば(輪郭強調の問題もあるので一概には言えませんが)、30Dの方が壁にも被写界深度がきているように見えます。
D200の場合壁が被写界深度内かといわれると微妙という感じです。
奥の肘置きくらいがD200の被写界深度の限度ではないでしょうか。
ピント位置は、D200も30Dも肘置きと肘置きの間のモデルの顔のあたりではないでしょうか。
多少の差はあるかも知れませんが。
太ももの長さの差が出るほどD200と30Dで差があるとは思えません。

> カメラが人物上半身に対して正対している保障がありません。
> ひざからシャツまでがピントの平面状に並んでいるというだけ

D200と30Dは全くと言っていいほど同じ姿勢、同じ構図でありながら差が出るというのは↑の理論ではおかしくないですか?
また、あの姿勢で膝とシャツが同じ距離ってヒラメじゃないんですから、無理があるのではないでしょうか。
Re: デジカメマガジンの比較記事 さんちょ 2006/03/23(Thu) 03:01 No:18752 ID:oNpNoFCw
EXIF情報から30Dは、
「シャープネス : +3」
一方D200は、
「シャープネス : 標準」
となっています。これらがどの程度の処理に相当するかは不明ですし、
画像処理エンジンの差とローパスを含めた光学要素は補間しきれないとは思いますが、
D200画像にアンシャープマスクをかけてやれば少しは近い絵になると想像します。

実際フォトショップでシャツに合わせると、
「適用量;300%、半径;1.0pixel、しきい値;1」
程度で少し近い絵となりましたが、顔に黒いぶつぶつが発生してしまいます。
30Dはこのぶつぶつを出さない様にエッジ処理を施しているのか、
エッジ処理を施してから、ぶつぶつをうまく消しているのか、
ローパスによってなまされることが少ないのでもともとその必要が無いのか見当も付きませんが、
いずれにしてもノイズ処理を含め、破綻無く高次元でこなしている印象を受けますね。

しかし、キャノンの画像処理が素晴らしいのは何となく分かるのですが、
プロでも無い限り、一眼を所有することも撮ることもマニアックだと思ってますから、
ユーザーの相違工夫を余り必要とせず、何でも簡単に撮れてしまってはすぐ飽きてしまいそうです。
まあ、yさんは何度も壁にぶち当たってかなりお疲れモードの様ですが。
Re: デジカメマガジンの比較記事 Tomo 2006/03/23(Thu) 05:16 No:18754 ID:9wz1/e06
 >>18752
> 30Dはこのぶつぶつを出さない様にエッジ処理を施しているのか、
> エッジ処理を施してから、ぶつぶつをうまく消しているのか、
> ローパスによってなまされることが少ないのでもともとその必要が無いのか検討も付きませんが、
> いずれにしてもノイズ処理を含め、破綻無く高次元でこなしている印象を受けますね。

 キヤノン機は高感度ノイズで優秀なのは既に知られているのですが、低感度ノイズの
点に於いても有利と感じます。低感度ではニコンもノイズ感は感じないのですが、シャ
ープネスを大きく上げた時のザラツキ感を見ればキヤノン機の方が少ないのが分かりま
す。

 現像ソフトを揃えてもこの傾向がありますので、おそらく撮像素子そのものが低感度
から高感度までノイズが少ないのだと思います。

> ユーザーの相違工夫を余り必要とせず、何でも簡単に撮れてしまってはすぐ飽きてしまいそうです。

 これは言えるかもしれませんが、素材のレタッチ耐性という意味ではキヤノン機の方
が強い印象を持っています。多少荒いレタッチでも破綻しにくいと感じます。創意工夫
できる余地はキヤノン機の方が広いのではと思っています。

 ニコン機に否定的な意見と見られるでしょうが、画質面で現在ニコンの目指すべき方
向は明確だと思います。近い未来に解決してくれるものと思うのですが…
Re: デジカメマガジンの比較記事 第三者 2006/03/23(Thu) 08:58 No:18756 ID:NuH8cZYE
 >>18752

> ユーザーの相違工夫を余り必要とせず、何でも簡単に撮れてしまってはすぐ飽きてしまいそうです。
僕は写真を撮るためにカメラを使っているので、簡単に撮れるのであればそれが何より、創意工夫などしたくはありません。そういう意味ではEOS-5Dは便利な道具で気にいっています。

ここの掲示板を読んでいて、ニコンユーザーはカメラを所有したり使用することに重きを置いているように感じることが多々あります。キャノンユーザーは質感や使用感より実用性を重んじているようです。実に上手く棲み分けができているのではないでしょうか?
選択肢があるのはいいね jiji 2006/03/23(Thu) 12:28 No:18760 ID:AL9dYMCY
 >>18756
>>第三者様

>ここの掲示板を読んでいて、ニコンユーザーはカメラを所有したり使用することに
>重きを置いているように感じることが多々あります。キャノンユーザーは質感や使
>用感より実用性を重んじているようです。実に上手く棲み分けができているのでは
>ないでしょうか?

ニコンにキヤノンを見習えというのも、その反対も筋違いですね。
棲み分けでもあるだろうし、ニコンとキヤノンが同じだったらつまらないですよね。選択肢があるということはいいことだし、両者を必要に応じて使い分けることもできます。企業としても同じコンセプトで競争したら資本力のある会社が一人がちするだけで、それでは発展性がなくなってしまうと思います。

発売次期に購入したD200は未だ思い通りになりませんが、アマチュアとしてはこれはこれで楽しい挑戦でもあります。しかしキヤノンの絵はきれいですなぁ。
Re: 選択肢があるのはいいね 第三者 2006/03/23(Thu) 14:02 No:18764 ID:NuH8cZYE
 >>18760
”F-601, プロネア600i, F-90X, F5, F-100と渡り歩いてEOS D60に買い換えた当初は、自らの選択を呪いもしました。でも、使っているうちに慣れました。キャノンの企業ポリシーは、少なくとも僕には合っているようです。”
Re: 選択肢があるのはいいね y 2006/03/23(Thu) 15:26 No:18767 ID:EQsxp5nc
 >>18760
> ニコンにキヤノンを見習えというのも、その反対も筋違いですね。

最低感度と高感度の画質の差という意味ではCanonを見習うべきだと思っています。
後WBも。

この手のことに筋違いということはないと思います。
好みという物はあったとしても。

jiji さんは、オートWBは被ったり、ムラがあって安定しなかったり、当てにならないのが、好みで。
感度は、最低感度と高感度の落差が激しいことが好みなのでしょうか。

画作りというのは確かにカラーとしてあるのかも知れませんが。
最低感度の時の画質がメーカーのカラーであるというのなら、それを可能な限り維持できるようにはすべきだと思います。
その辺をNikonはあっさり捨ててかかっているように思います。
「デジタル」ですからをエクスキューズに。
Re: デジカメマガジンの比較記事 y 2006/03/23(Thu) 15:22 No:18766 ID:EQsxp5nc
 >>18752
> D200画像にアンシャープマスクをかけてやれば少しは近い絵になると想像します。
中略
> 「適用量;300%、半径;1.0pixel、しきい値;1」

300%とは随分強力にかけないといけないですね。

> 程度で少し近い絵となりましたが、顔に黒いぶつぶつが発生してしまいます。
> 30Dはこのぶつぶつを出さない様にエッジ処理を施しているのか、

そうですね。Canonは輪郭の抽出が異様にうまいと思います。

> まあ、yさんは何度も壁にぶち当たってかなりお疲れモードの様ですが。

そうですね。
ある意味D1X以上にD200はじゃじゃ馬でなかなか手こずっています。
基本的にはある程度の操作というのは楽しみなのかも知れませんが。
目的と手段が逆どころか、最近は「カメラに」こき使われている気がするので、なかなか疲れます。

ただ、この本来アウトフォーカスのはずの部分までなんでこんなに形状を維持しているんだろうか。Nikonより被写界深度が深く見えるというのはD60くらいからずっと思ってきたことです。
Re: デジカメマガジンの比較記事 NARASINO JIJI 2006/03/23(Thu) 13:33 No:18763 ID:6aQN.kP2
 >>18752
私にも仲間に入れてください。上が30D、下がD200のヒストグラムです。30Dの方が色の情報量が多く、分布幅も広いことからメリハリも良いのでしょう。問題の解像のことですが、D200の場合は青色の情報量が少ないので青色間のコントラストが不足しているために青色部分の解像感が失われているように見えるのでしょう。シャープを強くするとノイズが発生します。顔の状態を保持しながら補正すると、D200の画像も30Dにかなり近づけることは可能です。D200はもともとの解像に関する性能はかなり高いのですが色の味付けが30Dと異なっていることがヒストグラムから読み取れます。JPEGでも可能ですが、RAWだと十分に解像感のある画像がD200でも可能です。優れたソフトが数多くあるのでかなり補正も可能ですが、キャノンのように手間をかけないで済むことが最善ですね。
Re: デジカメマガジンの比較記事 にこんふあん 2006/03/24(Fri) 07:01 No:18787 ID:k9.yu4bI
 >>18763
》NARASINO JIJI さん
> 顔の状態を保持しながら補正すると、D200の画像も30Dにかなり近づけることは可能です。

>優れたソフトが数多くあるのでかなり補正も可能ですが、キャノンのように手間をかけないで済むことが最善ですね。

D30の画像はなんらかのソフトを用いて、顔や手を除いてシャープ処理を行っていると思われます。カメラにその処理をするプログラムが内蔵されていれば可能ですが、自動判別は難しいと思います。髪の毛もシャープになってしまいますから。 
Re: デジカメマガジンの比較記事 香織淳士 2006/03/23(Thu) 18:47 No:18769 ID:GxQiQDbk
> 昔からCanonはNikonと比べるとピントが合っている部分以外で何でこんなに形状を維持しているんだろうと思うことがよくあったのですが(アウトフォーカス部とか)。
> 特にD1X等Nikonのデジタル一眼レフはピントの合っている極薄い範囲しか解像感がないので、目が痛くなるほどピントあわせに注力させられていたんですが。
>
> 何でこういう差が出るんでしょうか。

 レンズに付いて言うならば、ニコンはコンタックス型、
キャノンはライカ型の設計と言われています。
で、昔アサカメかポンカメのライカ特集に書かれていたのが、
『ライカはボケが崩れないから好きなんです』。
要はレンズ設計の癖から違う訳ですよね。
ライカの光束はどうやら、割と平行に入ってくるらしい。
一方コンタックスの光束はレンズを入った後、拡散する。
故にコンタックス型のニコンの方がボケが大きくソフトで、
ライカ型のキャノンはボケが小さく硬い(ライカは別にボケは硬くありませんが)。
 ちゅー訳で、特にFDの頃のキャノンレンズは、
あんまり好きじゃありませんでした(^-^;)>゛゛゛。
最近はキャノンのレンズもボケが柔らかくなってきたので、
コンタックス型に寄ってきたのかなと思っていたのですが、
意外と今でも差があるのかもしれませんね。

 ここまでは観念論的概論ですが、写真を見ていて、
向かって左の手の描写だけ、両者共ソックリですね。
椅子のコントラストの低いところも、同じ傾向があります
 あと、確かに30Dの画像はシャープネス掛かり過ぎですが(こんなの私は嫌)、
30Dの写真はハイライトがストレートに飛んでいて、
D200のはハイライトが落されていてコントラストが低い。
これは、シャープ感に対して大きな影響があります。
特に壁のブツブツとかブラウスなんかは、
30Dはハイライトが飛び気味になっているので、
それが解像度と取られてしまう。
 但しほっぺた見たら判りますが、これは露骨にシャープネスアップの仕業ですよね。
私がD200のデフォルト画像が好きなのは、
この辺のチューニングのバランス感なのですが、世間では不評の様で(^-^;)>゛゛゛。
 もう一つ気になったのが画面左下にある椅子のジョイント(?)の丸い穴。
ここだけD200の方がシャープなのでシャドーだけ落してるのかなと思ったら、
ここは単純に30Dに付いてるレンズの像が流れているだけでした(-_-:)。
ま、紛らわしい‥‥。

 そうそう、F8まで絞っているということですが、
知り合いが10Dだか20Dだかでテストした写真を見ると、F7.1が良像を得る限界。
F8だと、回折の影響を受けてます。
これが千万画素のD200だと、余計に回折の影響を受けるはず
(ピクセル等倍で見てますからね)。
 元々D200はランダムな微細ディティールに関してシャープネスが掛かりませんし、
コントラストが低いめな事も解像感上不利に見えますが、
回折のせいで余計に像が甘くなり、見掛け上被写界深度が浅く見えているのかもしれません。
 って、そもそもどこを見ても(手と椅子の低コントラスト部を除く)、
D200の方が像が甘く見えちゃう訳で、
30Dが奥の壁までピントが来ているように見えるんではなく、
そもそもD200のピントが甘いように見えているだけなのかも(-_-:)????

 念の為、元写真から文句が出なさそうな程度に切り刻んで、
30Dの画像と画像サイズ、トーンを合わせた写真を比較画像として用意してみました
(クレームありましたら、即削除させて頂きますですm(_ _)m゛゛゛゛゛゛゛)。
比較画像上がD200で、下がD30です。
 トーンカーブをグニュグニュいじくって、極力トーンを合わせてあります。
トーン調整は、比較がし易いように比較画像毎にやり直してあります。
手だけ再調整するの忘れましたが、D200の方が解像度が高く見えるので、
誰も文句言わないっしょー(笑)。
顔で合わせたら、手の色が変わっちゃってるのを見落としてました。
 家のホームページに有るコンパクトデジカメの比較画像でも思いましたが、
トーンカーブで解像感には影響が出ます。
キャノンはハイライト域のトーンカーブの扱いが上手いらしく、
ここで微細ディティールをトーンカーブだけで分離させて見せています。
一方フジのファインピックスF11なんかだと、ハイライト側はペターっとした描写になっちゃいます。
でも、中間領域を見ていると、F11の方が微妙に解像度が高い。
30DとD200の比較も、同じ轍を踏んでいるようですね。
 勿論、ワイシャツの袖とかほっぺたの描写は、
シャープネスの掛かり方の関係で元々解像感に差がありますが、
トーンカーブの微妙な匙加減の差で、この差が拡張されて感じられるようです。
壁のブツブツなんかは、縮尺合わせてトーンカーブ弄っただけで、
もうほとんど区別付かないっしょ?
D200の手の皺が他よりも30Dにシャープネスが近いのは、
多分直線成分検出に引っ掛かった結果だと思います。
Re: デジカメマガジンの比較記事 NARASINO JIJI 2006/03/23(Thu) 22:01 No:18775 ID:6aQN.kP2
 >>18769
   興味があるご意見ですね。レンズの味付けの相違も事実なんでしょうが、一番大きく影響しているのはコントラストの問題だと思います。主な気が付いたことを列挙します。
1)白飛びに関しては区別が困難なほど同じです。両方とも感心するぐらいに良く抑えられています。
2)シャッター速度が30Dは1/640でD200は1/400です。色の分布は30Dの方が少し左よりでしかも幅が広いことから露出が少し暗めで、コントラストが強めであることが明らかです。
3)レンズは30Dが28mm、D200が31mmです。ほんの僅かですが被写界深度に関しては30Dの方が有利です。
4)30DとD200とでは35mm換算で1.6:1.5で少し被写界深度に影響していると思います。
5)30Dは青色の分布だけが左よりです。色白にするためか、WBの設定か、色の味付けなのか明らかでないようです。キャノンの女性の写真はおおむね色白に見え、ニコンは少し赤味がある健康色になっている傾向に感じられます。
6)シャープに関しては私のソフトではExifの確認は30Dはできませんでした。私もトーンカーブで調整することに関しては大賛成です。もし、シャープをかける場合でも青のチャンネルだけを用いて彩度を少し上げて明度を下げて現像を行えば単独にシャープをかけたものよりノイズの少ない30Dに近い解像感の画像が得られると思います。トーンカーブでは青色の箇所が色が濃くなっていることが確認されますが解像感はまだ十分ではないのではないでしょうか。好みの問題ですが解像感が有るなしが主題ですから。
3)と4)に付いてはどの程度にピントの範囲に影響するのでしょうか。独断と偏見ですが私はキャノンの画像処理技術は優れていると感じています。
Re: デジカメマガジンの比較記事 NoN 2006/03/23(Thu) 22:42 No:18776 ID:x0Fn2u2Y
レンズの差もあるでしょうが、ピクチャースタイルの影響が強いと思いますね。

正確にはわかりませんが、30Dのピクチャースタイルがスタンダードだとすれば
コントラストとシャープネスが強めに設定されるので、こんな感じでしょう。

D2xと5Dを併用していますが、5Dの人物撮影ではスタンダードはまず使わないですね。
輪郭カリカリ、コントラスト強すぎな設定で、色も人肌には向きません。
自分としてはRAWで忠実かニュートラルを基本に色あい、シャープネスを調整します。
ポートレートも不自然過ぎなので全く使いません。
Re: デジカメマガジンの比較記事 y 2006/03/24(Fri) 00:43 No:18781 ID:EQsxp5nc
 >>18776
> レンズの差もあるでしょうが、ピクチャースタイルの影響が強いと思いますね。

とするとやはりシャープネスの差なのでしょうか。
Re: デジカメマガジンの比較記事 とき 2006/03/24(Fri) 01:11 No:18782 ID:civSFQ0c
 >>18781
> > レンズの差もあるでしょうが、ピクチャースタイルの影響が強いと思いますね。
>
> とするとやはりシャープネスの差なのでしょうか。

キヤノンの方が元々ノイズが少ないので、シャープネスが強めの画質のような気がします。D200はノイズが多いので、ノイズをごまがすためソフトな画質にしているという印象を持っています。
Re: デジカメマガジンの比較記事 Tomo 2006/03/24(Fri) 00:07 No:18779 ID:9wz1/e06
 >>18769
> ライカの光束はどうやら、割と平行に入ってくるらしい。
> 一方コンタックスの光束はレンズを入った後、拡散する。
> 故にコンタックス型のニコンの方がボケが大きくソフトで、
> ライカ型のキャノンはボケが小さく硬い(ライカは別にボケは硬くありませんが)。

 本筋とは異なってきますが、気になる部分がありましたので…。
光束が平行に入るか拡散するかというお話は、テレセントリック性や射出瞳に関して述
べているものと思いますが、これはボケの大きさに影響を与える要素ではありません。

 理論上、ボケの大きさはレンズの明るさ(有効F値)、被写体までの距離、レンズの有
効焦点距離、ピント外れ量(前方及び後方デフォーカス量)のみで決定され、光束が平行
か否かは関係ありません。

 現実には球面収差の影響で、これが強く残っていると上記の要素が一定していても深
度が深く見えたりボケが小さく見えたりするのですが…。
Re: デジカメマガジンの比較記事 A 2006/03/24(Fri) 01:15 No:18783 ID:oS7pvQqo
 >>18779
■光束が平行に入るか拡散するかというお話は、テレセントリック性や射出瞳に関して述
■べているものと思いますが、これはボケの大きさに影響を与える要素ではありません。

そんなことはないでしょう。
物体側のテレセントリシティが高くなれば、物体までの距離差による結像倍率の差が
圧縮されますから。

ただし、マクロ系ならともかく、この写真の場合「物体までの距離」>>「レンズ直径」
でしょうから、テレセントリシティがどの位の効果を及ぼすのか疑問ではありますが。
Re: デジカメマガジンの比較記事 香織淳士 2006/03/24(Fri) 01:51 No:18784 ID:GxQiQDbk
 >>18783
> ■光束が平行に入るか拡散するかというお話は、テレセントリック性や射出瞳に関して述
> ■べているものと思いますが、これはボケの大きさに影響を与える要素ではありません。
>
> そんなことはないでしょう。
> 物体側のテレセントリシティが高くなれば、物体までの距離差による結像倍率の差が
> 圧縮されますから。
>
> ただし、マクロ系ならともかく、この写真の場合「物体までの距離」>>「レンズ直径」
> でしょうから、テレセントリシティがどの位の効果を及ぼすのか疑問ではありますが。

 Tomoさんへ。
 テレセン云々ではなく、結像位置を過ぎた、光束の広がり方の問題だと思います
(Aさんの仰っているのもこのことですよね)。
 ボケというのは、要するにピントの合っていな領域の問題な訳で、
ボケ量と言うのは、要は光線を追跡した時の、合焦面を過ぎた光線の奇跡の広がりの結果な訳です。
平行光線を等間隔に並べた、レンズの光線追跡図を見ていると、
その事が直感的に見えてきますよね。
もっとも、最近これって、あんまり見掛けないんですが‥‥。

 yさんへ
 私のテストしたのは、単純に『この写真で本当に被写界深度が違うのか?』を検証したかっただけで、
個人的には今回の件では、『同じだろう』と思いました。
トーンカーブだけで背景の壁のボケレベルはほぼ揃いましたし、
ここにシャープネスを掛けると、
(テストはしてませんが)袖の描写も同程度のボケっぷりになるでしょうから。
フォトショップだと、半径5位で四十パーセント位掛けたら、ソックリになりそう。
 と言いつつフォトショで実際にやってみました。
袖が半径4.5で75%、ジーンズが2.9の16%ですが、
ジーンズはそもそも解像してませんね。
多分これは、リサイズのせいだと思います。
 私自身はニコンのレンズは、
残念ながら(文字通り残念だったりするんですが(^-^;)>゛゛゛)持ってないので、
直接経験則的なものを言えないんですが、
ただ写された写真を見る限りは大抵の場合ニコンのものの方が好みだったりするし、
また柔らかかったりするし(その代わり、世間で言われるようなシャープさも感じません)、
描写が違うのは事実なんでしょう。
 球面収差の扱い方が違うんではないかという指摘がありましたが、
結局そういうことなんでしょうね。
完全補正型のレンズと不完全補正型のレンズが世の中にはありますから、
その辺の匙加減の標準が違うのでしょう。
私の今までの実感としても、球面収差の強いレンズは、
被写界深度の深い傾向があると思います。
ソフトフォーカスレンズなんかは、その典型ですよね。
Re: デジカメマガジンの比較記事 y 2006/03/24(Fri) 00:39 No:18780 ID:EQsxp5nc
 >>18769
>  ここまでは観念論的概論ですが、写真を見ていて、
> 向かって左の手の描写だけ、両者共ソックリですね。

イスの肘掛けのボケ具合からすると、どちらもイスの肘掛けの間にピントが来ているように思います。
比較的イスから近いせいか壁などピントの後ろはシャープネスを強くかけることで、D200と30Dを似たようなシャープさには出来ますし。
ピント位置に近い右手もシャープネスやコントラストが問題なのかな?という感じにはなるんですけど(まあYシャツも)。

流石に右の膝まで30Dみたいにしようと思うと、さんちょさんのいわれるようにものすごく強力なシャープネスをかけないといけません。
そこまで強力なシャープネスなのかなというところなんですけど。+3って。


一応、お断りを入れますと( 香織淳士 さんに対してというのではなく一般的に)30Dと同じ画像を造りたいといってる訳じゃないんですよ。
僕がD60のころからCanonってこういった感じで、Nikonより被写界深度が妙に深く見えることがあると思っているなぜだろうと思うわけで。
そんなにCanonが良ければCanonにいけというのはなしにしてくださいね。

それと同じ、F値、同じISO感度ですが、シャッタースピードは偉く差がありますね。案の定というか。測光のアルゴリズムが違うといえばそれまでなのかも知れませんが。
Re: デジカメマガジンの比較記事 ouch 2006/03/24(Fri) 02:18 No:18785 ID:1Wqgmdns
 >>18780

> それと同じ、F値、同じISO感度ですが、シャッタースピードは偉く差がありますね。案の定というか。測光のアルゴリズムが違うといえばそれまでなのかも知れませんが。

dpreview.comなどでよく指摘されるんですが、キヤノンのデジタルカメラは設定値より
も実効感度が25%ほど高いようです。

http://www.dpreview.com/reviews/nikond200/page21.asp

たとえば、ISO100なら、実際にはISO125とかになっちゃうようです。
内蔵露出計しか使わない人なら、実効感度が高い方がいいのかもしれませんが、
外付けストロボ(外光調光)とか、単体露出計を使う時にはかなり困る仕様です。
せめてISO値くらいは、正確な数字にしてほしいです。

脱線してしまってすみません。
Re: デジカメマガジンの比較記事 y 2006/03/24(Fri) 18:50 No:18797 ID:EQsxp5nc
 >>18785
> 外付けストロボ(外光調光)とか、単体露出計を使う時にはかなり困る仕様です。

なるほどシャッタースピードが速い分には便利かなくらいに思っていたんですが。
それはちょっと不便ですね。
Re: デジカメマガジンの比較記事 ouch 2006/03/24(Fri) 19:28 No:18799 ID:1Wqgmdns
 >>18797
> なるほどシャッタースピードが速い分には便利かなくらいに思っていたんですが。
> それはちょっと不便ですね。

そうなんです。私がメインでやっている物撮りの場合、内蔵露出計は使わないことが
ほとんどですからね。ISO値が信用できないとなると、一体何を信用すればいいのか
ってことになってしまいます。

幸いにして、デジタルの場合はすぐに結果が確認できますし、いくらでも撮りなおし
できるので救われるのですけどね。それに、不正確とはいっても、ずれの量は一定です
から。
Re: デジカメマガジンの比較記事 単玉フェチ 2006/03/24(Fri) 13:42 No:18792 ID:cdNr7nqo

> 何でこういう差が出るんでしょうか。

デジタルカメラだから、と言っては元も子も無いのですが。
カメラ内部でのシャープネス処理のせいだと思いますね。

ピントの来てない所でも、輪郭強調とコントラスト調整などにより、あたかもピントがあっているように見える典型的な例ではないでしょうか?
フィルムだとこんな風にはならないですよね。

逆に(肝心の)ピントが来てる所が今一つボケボケなのは、レンズが解像してないからだと思います。
デジタルカメラはレンズが今一つでも、意外なほど解像感のある画像が出てきたりしますので要注意です。
本当にレンズが解像したシャープな画像なのか、デジタル処理による解像「感」なのか、見極めが難しいです。

特にキャノン機はシャープネス処理が上手で、なおかつ標準でも強めの輪郭強調がなされてますので、一見して綺麗で解像感のある画像を吐き出します。
ニコンの場合は(下手なのかどうか良く分かりませんが)デジタル処理の度合いが低いのではないかと思います。それでも(ピントが来てるはずの無い)とんでもない場所がシャープだったりする場合がありますのでデジタルであることに変わりはないですね。

しかし、この30Dの例は極端だと思います。
ここまでやると奥行き感の無い、のっぺりした絵としか言いようがありません。
D200の方は、今一つ眠さの残る画像ではありますが、奥行き感・立体感は損なってませんね。


---------------------------------

以下はスレッドの主題とは離れますので、余談扱いでお願いします。

高感度撮影ノイズの比較画像を見てて感じたのですが。
キャノンのレンズは FE-S 17-85 f4-5.6 IS USM だと思いますが・・・
派手なコマフレアが出てますね。
このレンズの実力ってこんなもんなのでしょうか?
ちょと疑問に感じてしまいました。

以上
Re: デジカメマガジンの比較記事 y 2006/03/26(Sun) 21:00 No:18877 ID:EQsxp5nc
遅くなりましたが、色々教えてくださった皆さんありがとうございました。