RAWデータの処理について tarou 2006/04/11(Tue) 12:43 No:19330 ID:OoUbe.XI
D50で最近,初めてRAWデータ(ファイル形式NEF)で撮影してみました。
そこで,2・3点 識者の皆様,RAWデータに関して教えてください。
1)RAWデータは特定のソフトでパソコンに表示して鑑賞するらしいですが
その時に,表示具合を色々調整(現像と呼ばれているらしい)できる
そうですが,調整したものを,どのように保存するのでしょうか。
サイド,RAWデータとして保存するものなのでしょうか。あるいは
別形式の画像データ(JPGなど)にして保存するものなのでしょうか。

2) RAWデータの特徴は1)で,表示具合を色々調整(現像と呼ばれてい
るらしい)できるとこことですが,たとえば,一般の画像ソフトで
あれば,RAWデータでなくてもJPGなどでも,明るさ,コントトラスト,
ガンマ補正,カラーバランスなどを変更出来ますが,
これらの機能とは別のもっとすばらしいことが出来るのでしょうか。
同等であれば,RAWでなくても出来るわけですので,そのメリットは
なにでしょうか。
もちろん,RAWの場合はデータに圧縮がかかっていない点が特徴ですが
それを除くと,JPGであっても画像調整ができますので,本当にそんなに
いいものなのでしょうか。
Re: RAWデータの処理について システムフェチ 2006/04/11(Tue) 13:15 No:19332 ID:V5V.vxUI
tarouさん

>1)調整したものの保存
好みの問題です。再度RAWのまま保存してもいいですし、JPEG変換してJPEGのみ保存でもOK。データ容量を考えるならば後者を選択すればいいし、「今後ソフトがさらに進化することに期待」してRAWで残してもイイ。人それぞれの考え方があるでしょうし、PC含めたTotalの環境をお考えになられて判断されては如何でしょうか。
ちなみに自分は後者(RAW撮影⇒JPEG保存)です。
「芸術的」な「作品」撮影はしてない(というかできない)ので、もっぱら子供達の成長記録に使ってるというのもありますが・・・(汗)

>2)RAW撮影のメリット?
具体的に書くと長くなりますので、「RAW」「メリット」等で検索されては如何でしょうか?具体的な画像入りで詳しく説明がされています。(例:Silkypixとか)
「圧縮・間引きされた画像をいじくるより、生データをいじったほうが出来上がりがキレイ」ということに尽きます。
折角デジイチをこうにゅうしたのですから、RAWも使ってみると面白いです。NCを試用版で構わないので入手して(D50に付属してるかは存じませんが)、試してみられるこrとを強くお奨めいたします。

かく言う私も、D70ではじめて「一眼」を手にしたのですが、購入後RAW撮影は1年間してませんでした。昨年初めて「試して」みたところ面白いので、今はもっぱら「RAW」ばかりです。

最後に・・・今からNCを購入するのもイマイチという気がしてきました。NXを待ってみる方がいいかも・・・。
Re: RAWデータの処理について いちニコンユーザー改め"フォレスト" 2006/04/11(Tue) 16:14 No:19338 ID:MGXT03Jk
私もまだRAWの扱いは未熟ですが、私の場合は、次のようにしています。

1)RAWデータの調整後の保存
 調整後のデータは、再びRAWデータで保存しています。
 ただし、調整後のデーターは、アルバムにアップしたり、プリントアウトしたり
 するので、調整済みjpegデータとして、別フォルダーに保存するようにしています。
2)RAWデータのメリット
 私の感じているRAWデータの最大のメリットは、RAWデータで色々な処理を行って
 保存してしまっても、後日、いつでも撮影時のデータに戻すことが出来るという
 点です。
 また、機材の方が、まだ貧弱で、モニターのキャリブレーションなども不十分で
 すから、今の段階で、色々調整しても、システムのグレードアップをした時など
 には、再度、撮影時のデーターから再調整したくなるかも知れません。そのよう
 な時に、RAWデータ保存だと元の撮影時の状態から再調整できるというメリットが
 あるのではないかと思います。

 RAW撮影だと、露出など一部の設定にに気を遣いさえすれば、比較的ラフな設定
 で撮影しても、後で自由に調整できるメリットがあると参考書物などに書かれ
 ています。しかし、まだまだ、撮影技術が未熟な私としては、このような撮影
 時のメリットは、なるべく封印するようにしています。
 
 
Re: RAWデータの処理について ouch 2006/04/11(Tue) 16:55 No:19341 ID:ipAjDKmU
Rawデータを残しておくことをお勧めします。

理由は2つあります。

1つは、Rawデータを保存しておけば、将来現像ソフトのバージョンアップに
より、昔撮影したデータの画質を向上させた状態で現像することができるよう
になるためです。
たとえばNikon Captureですと、過去に行われたバージョンアップにより

・D1Xの撮影画像を10Mpixel化できるようになった
・周辺減光の補正ができるようになった
・色収差補正が行えるようになった
・ノイズリダクションが強化された
・傾き補正ができるようになった

などの「Raw専用」機能が追加されています。今後Capture NXの登場に
より、歪み補正なども行えるようになる予定であり、データさえとって
おけば、過去の画像をより高画質化できるようになります。

もうひとつは、加工寛容性の問題です。
たとえば現状のJPEGでは、RGB8ビットデータで保存されています。
これに、トーンコントロールなどの加工を加えてRGB8ビットのデータを
出力した場合、編集過程で「8ビットの範囲」をはみ出したり、桁落ち、
やオーバーフローしたデータは捨てられてしまいます。
これに対しRawデータは元が12ビットであるため、最終的に8ビットのデータ
を得るという前提であれば、多少の加工を行っても同様のデータ落ちは
生じません。

以上のことから、Rawで撮影したのであれば、必ずRawデータは残しておく
べきと考えます
Re: RAWデータの処理について NARASINO JIJI 2006/04/11(Tue) 18:17 No:19346 ID:ns.zJWqY
 RAWを現像した場合に、RAWそのものを加工しないでTIFF及びJPEGの形式で保存した方が良いと思います。TIFFは画像の加工毎に圧縮しないのでサイズが大きくなりますが劣化が少ないです。JPEGは最も一般的な形式ですが保存毎に圧縮されそのための副作用が生じます。画像の階調に関してもJPEGは8ビット、JPEG以外は16ビットや24ビットで現像されるので、JPEGは2の8乗、RAWは2の16及び24乗の色を表現できることになっています。
  私にとってRAWで現像する最大の理由は使用するRAW現像ソフトによっても異なりますが主なものを下記に示すものです。
 .ノイズの除去、ノイズには色々の種類のものがあり覚えるだけでも厄介です。
 .色収差及び倍率色収差
 .口径食
 .ディストーション
これ等の項目の修正をレンズとカメラの組み合わせを自動的に判断して処理してくれるのはRAW現像の特権です。上記の項目に対して補正の必要性がない人はJPEGでも良いでしょう。残念なことにJPEGはRAW現像のようには多機能に対応しているソフトはないので個別に画像修正する必要があり、RAW現像と同じ結果を得ることは困難です。
Re: RAWデータの処理について ムーミンパパ 2006/04/11(Tue) 20:11 No:19350 ID:nWPst1QA
こんばんは、他の方と意見が違うのですが、私の認識が間違っていたらご指摘下さい

1)に関して

保存するなら調整したあとのRAWで保存された方がいいと思います

私はセレクトして、WEBに上げたり小さなプリントする分はJpeg
大伸ばしでプロラボで色調整するものは、TIFFに変換していますが
元データーは、RAWで保存しています
なぜRAWで保存した方がいいかというと下記に述べます

2)に関して

RAWのメリットは可逆性です
色温度や明るさを変えて保存したとしても、また呼び出して調整出来ます
それをしても、画質の劣化はありません

極端な話、白黒に変換してjpegに保存したものは、あとからカラー化出来ませんよね?
非圧縮ファイルのTIFFでもそうです
でも、RAWなら白黒に調整して、保存したあとでも、あとからカラーに戻せます

なので、最終出力として決定して、あとで変更がないなら、非圧縮ファイルか
JPEGの最高画質で保存すれば実際は問題ないでしょう
一般的には印刷DATAはTIFFで搬入するところが多いです
多少の明るさや色合い調整をしても破綻は少ないです
出来れば16ビットTIFFならベストです

この写真は、寒々しい感じを出したかったので、青っぽくしていますが
RAWの元DATAは残っていますので、正確な肌色が欲しければいつでも
戻せますし、それによる画質劣化はありません
jpegしか残っていなければ、肌色に近くなっても塗り絵のようになることでしょう

話はそれますが・・・

いいことだらけのRAWのようですが、機種事に元DATAの形式が違いますので
永久に現像展開が出来る保証はありません
ニコンが、NCの販売をやめてしまって、今のソフトを紛失してしまったら
永遠に開けなくなる可能性もあります

もっと将来の話になりますがJPEGやtiffでも同じ事が言えます
デジタルDATAと言っても、百年後に今のjpegが開ける保証はないのです
今、N88BASICでお絵かきしたDATAを開くのに、相当苦労するのと同じですよね

なので、大事な写真はプリントしておかれることを勧めます
Re: RAWデータの処理について デジ 2006/04/11(Tue) 20:39 No:19351 ID:8jUzmgK.
> 1)RAWデータは特定のソフトでパソコンに表示して鑑賞するらしいですが
> その時に,表示具合を色々調整(現像と呼ばれているらしい)できる

調整するのは現像ではなくレタッチといいます。
現像とはRAWデータをJPEG等に変換することです。

> そうですが,調整したものを,どのように保存するのでしょうか。
> サイド,RAWデータとして保存するものなのでしょうか。あるいは
> 別形式の画像データ(JPGなど)にして保存するものなのでしょうか。

私は両方保存しています。具体的には、
(1)オリジナルのRAWデータ(撮影したもの全て)
(2)良いものをセレクトしたRAWデータ(オリジナルのコピー)
(3)(2)を加工(レタッチ)したRAWデータ
(4)(3)を現像したJPEGデータ
の4種類を保存しています。(別にバックアップも取って保存)

> 2)
>   一般の画像ソフトであれば,RAWデータでなくてもJPGなどでも,
>   明るさ,コントトラスト,ガンマ補正,カラーバランスなどを変更出来ますが,
> これらの機能とは別のもっとすばらしいことが出来るのでしょうか。

> もちろん,RAWの場合はデータに圧縮がかかっていない点が特徴ですが
> それを除くと,JPGであっても画像調整ができますので,本当にそんなに
> いいものなのでしょうか。

単純にいえばJPEGは8bitしかないので、その限度を超えると画質が悪くなります。
RAWは12bitなので余裕があります。

さらにJPEGは本当にデータを書き換えるので、8bitデータを超えて調整すると、
元に戻せません(戻しても元と同じデータにならない)。
(JPEGが圧縮しているからではなく、8bitの範囲外のデータは元が何かわからないため)

RAWは12bitであること以外に、ニコンではNEFというファイル形式なのが特徴です。
これは元のデータを全く変えず、どのように調整したのかという情報を保存します。
12bitの範囲を超える調整をしても、元データは常にあるので、
その調整を元に戻せば完全に撮影時と同じに戻ります。

ただし、あくまでNikonCaptureで調整してRAWで保存した場合です。
他の現像ソフトで調整したものはどうなるか分かりません。
また他メーカーのカメラのRAWデータ(とその現像ソフト)も、どうかわかりません。
Re: RAWデータの処理について ouch 2006/04/11(Tue) 21:56 No:19353 ID:BuPJr4Dc
 >>19351
>
> さらにJPEGは本当にデータを書き換えるので、8bitデータを超えて調整すると、
> 元に戻せません(戻しても元と同じデータにならない)。
> (JPEGが圧縮しているからではなく、8bitの範囲外のデータは元が何かわからないため)
>
> RAWは12bitであること以外に、ニコンではNEFというファイル形式なのが特徴です。
> これは元のデータを全く変えず、どのように調整したのかという情報を保存します。
> 12bitの範囲を超える調整をしても、元データは常にあるので、
> その調整を元に戻せば完全に撮影時と同じに戻ります。
>
> ただし、あくまでNikonCaptureで調整してRAWで保存した場合です。
>
これは完全な余談ですが、NikonCaptureの場合、JPEGファイルに対しても、元データを
書き換えずに編集内容だけを記憶することができますね。(まぁご存知でしょうが)
これを使えば、JPEGが元データであっても、何度編集しても画質劣化が蓄積して
行くようなこともなく、便利に使えます。

まぁ、元データが8ビットのJPEGでは、派手な編集をするとすぐにトーンジャンプを
起こしてしまうことに関してはどうしようもないですが。
Re: RAWデータの処理について D1xから 2006/04/11(Tue) 23:53 No:19361 ID:8xIj0Nwc
 >>19353

お久しぶりですouchさん

> これは完全な余談ですが、NikonCaptureの場合、JPEGファイルに対しても、元データを
> 書き換えずに編集内容だけを記憶することができますね。(まぁご存知でしょうが)
> これを使えば、JPEGが元データであっても、何度編集しても画質劣化が蓄積して
> 行くようなこともなく、便利に使えます。

自分も重宝して使っています。
時間の無い時にはjpgのまま使ったりしますので・・・(あはは)

RAWのNEFとjpgのNEFでこんがらがる時がありますが(苦笑)
Re: RAWデータの処理について 趣味人_K 2006/04/11(Tue) 22:09 No:19355 ID:90QrEycw
”私の場合、デジカメとフィルムでは、数倍デジカメの方が枚数が増えてしまいました。多分安易な撮り方の問題が原因ですが。多分tarouさんも予想以上に増える事を充分考慮の上、RAW,JPEGの切り分けをお考えになる事をお薦めします。大量になってからの整理は大変だと思いますので、前述の皆様の保存方法をご参考に、早く、ストックの方針をお決めになればと、老婆心ながらご質問から外れた事を言いました。

ところでRAWですが、私はニコンではNEFで現像していますが、キヤノンも使いますのでこれはDPPで現像しています。実は余り加工?するのが好きでないのでJPEGでもいいかもしれませんが、RAWになれれば、私個人は元データーをコピーしても安心だと考え使用しています。

それぞれの詳しい説明は、前述の先輩諸氏が判りやすく解説されていますので重複する事は差し控えます。
是非、実際に少し数をトライされ、ご自分のお好みや作品のサイズも考慮のうえご決定下さい。

なにしろ、撮影可能枚数も大きく異なり、G単位でお金も掛かりますしね。

ご参考になれば幸いです。”
Re: RAWデータの処理について まんざぶろう 2006/04/11(Tue) 22:24 No:19357 ID:k9.yu4bI
ご質問に対して簡潔に回答します。
1)RAWデータは調整後上書き保存しても、ファイル中に調整内容と画像データが別々に記録されるため
いつでも元に戻すことが出ます。個人的には上書きで良いと思います。
調整内容のみを別のファイルに保存することも可能ですので一つの画像データで複数の調整を
試すことができます。(マーカーも使えますよ)
(Nikon Captureの例です。)

2)RAWデータのメリットとして一番大きなものは、色情報がRGB12ビットで記録されていることです。
JPEGだとRGB8ビットです。
1ドットにつきRAWだと68719476736の階調を表現できますがJPEGだと16777216の階調表現です。
データ量が豊富なので、画像調整に対して破綻し難いと言われています。
写真をパスタ料理に例えると、、、 しまじろう 2006/04/11(Tue) 22:27 No:19358 ID:HEW2iS82
RAWデータで保存する事のメリットについて簡単に説明したいと思います。

写真をパスタ料理に例えてみましょう。

JPEG撮影は、無味の生麺をカルボナーラ味にして保存するようなものだと思って下さい。そしてレタッチとは、後になってから「やっぱりミートソース味の方が良かった!」という場合に、一旦カルボナーラ味になってしまったものを後から強引にミートソース味に変更するようなものです。

それに対してRAW撮影の場合は、味無しの生麺のまま保存しておくようなもので、後から好きな味に自由に変える事ができます。

RAWデータには、それくらい画質調整に大きな幅がある訳です。
Re: RAWデータの処理について D1xから 2006/04/11(Tue) 23:50 No:19360 ID:8xIj0Nwc

初めましてtarouさん
色々詳しく書いたのですが、タイプミスにより消えちゃったので簡単に再書き込みします。

> 1)RAWデータとして保存するものなのでしょうか。あるいは
> 別形式の画像データ(JPGなど)にして保存するものなのでしょうか。

RAWはベイヤー配列のRGBG各4pixel×12bitのDATAです。(281474976710656諧調)
jpgはRGB各色8bitのDATAなので(16777216諧調)

たとえ話ですが、球面を面で作る場合の構成する面の数に置き換えて考えれば分かりやすいです。
正281474976710656面体と正16777216面体のどちらが球に近いか?
です。

そして、将来的にRAWであれば現在の現像アルゴリズムではなく、例えば富士のハニカム配列に置き換えて現像できたり、ソニーのクリアビットCMOSに相当するような現像アルゴリズムが使えるかもしれません。

フィルムに置き換えればRAWはフィルムを保存するのと同じで、jpgはプリントした写真を保存すような物です。

> 2) JPGであっても画像調整ができますので,本当にそんなに
> いいものなのでしょうか。

普通のパソコンのフルカラーのディスプレイで見てもその違いは分からないかもしれません。
RAWを見ても実際には現像(jpg化したDATA)を見ているのですから
違いが分かるのに手っ取り早いのは写真画質のprinterで印刷すれば一目瞭然です。
printerの方がディスプレイより全然表現範囲が広いですから。

RAWの諧調性の細かさに比べるとjpgは、その昔Win3.1時代にカラー液晶ディスプレイの出始めの頃の256色ディスプレイで表示した絵のようなイメージだと思います。
空の諧調が段々になっていましたよね(笑)

ちなみに自分はRAW/jpg同時記録でセレクトはjpgで行い、セレクトした画像のRAWを現像してwebや印刷に使用しております。
保存は勿論RAWです(印刷&保存用)。jpg(閲覧用)も保存しています。
Re: RAWデータの処理について y 2006/04/12(Wed) 01:31 No:19367 ID:rcAqvLEY
 >>19360
> RAWはベイヤー配列のRGBG各4pixel×12bitのDATAです。(281474976710656諧調)

その計算は、かなり怪しい気がします。
階調という意味では、あくまで12bit=4096階調で。
色数でいえば、ベイヤー配列を演算後4096^3=68719476736色

> jpgはRGB各色8bitのDATAなので(16777216諧調)

こちらも階調という意味では、8bit=256階調。色数にして、256^3=16777216色です。

> そして、将来的にRAWであれば現在の現像アルゴリズムではなく、例えば富士のハニカム配列に置き換えて現像できたり、ソニーのクリアビットCMOSに相当するような現像アルゴリズムが使えるかもしれません。

個人的にはアルゴリズムの改善はあったとしても、ベイヤー配列をあえてハニカム配列やクリアビット配列にする意味はないように思います。

従来、輝度をGからしかとっていなかったのを、RBからもとるようになって、斜め方向の解像度をアップとかいうのはNCでもありましたから。
そういう方向の技術革新はあると思いますが。
配列を崩す意味はないと思います。
Re: RAWデータの処理について D1xから 2006/04/12(Wed) 23:54 No:19389 ID:8xIj0Nwc
 >>19367

> その計算は、かなり怪しい気がします。
> 階調という意味では、あくまで12bit=4096階調で。

材料の段階(RGBG)で12bit×4pixel=281474976710656段階分の組み合わせが可能であると言う事を言いたかったのです。
RGBG各々は12bitですが色として4096階調あるのでは無く、4096諧調分のDATA量を持っているという意味なので。
それを各社のアルゴリズム(RGBGのみではなくその周辺まで組み合わせているかも?)でRGB三原色やYCMKなどに変換されて始めて人の目で画像として認識できるようになるので。

> 色数でいえば、ベイヤー配列を演算後4096^3=68719476736色

RAWが↑の色数を持っているわけではないですよね。
あくまでベイヤー配列の各PixelのDATAを12bit(4096階調分)のDATAで保存しているだけです。
画像としての色や色調に変換する前の材料の段階のDATAとしてです。

> > jpgはRGB各色8bitのDATAなので(16777216諧調)

色調と言った方が正確ですか?

> こちらも階調という意味では、8bit=256階調。色数にして、256^3=16777216色です。

そうですね。
jpgはRGB各色8bit=256色×3=(16777216色調)ですかね。

> 個人的にはアルゴリズムの改善はあったとしても、ベイヤー配列をあえてハニカム配列やクリアビット配列にする意味はないように思います。

可能性の話なのでご勘弁ください。
可能性としてはあると思います。
サードパーティー製のRAW現像ソフトなどであれば不可能ではない気がします。
画質の良し悪しは別問題でしょうが

> 従来、輝度をGからしかとっていなかったのを、RBからもとるようになって、斜め方向の解像度をアップとかいうのはNCでもありましたから。
> そういう方向の技術革新はあると思いますが。
> 配列を崩す意味はないと思います。

意味は有っても無くても可能性はあるのでは?
という事です。
意味の有無は各個人でご判断されれば良い事と思います。
Re: RAWデータの処理について y 2006/04/13(Thu) 06:27 No:19406 ID:rcAqvLEY
 >>19389
> 材料の段階(RGBG)で12bit×4pixel=281474976710656段階分の組み合わせが可能であると言う事を言いたかったのです。

4ピクセルのピックアップ方法に問題を感じます。
であれば、600万画素は、12bit*600万ピクセル=12^6000000階調ですか?
SONYが一時期やっていたように、RGBEであるなら↑のような考え方もあるのかも知れませんが。

そうでなければ、ベイヤー配列は2つのGを区別していませんし。
ベイヤー配列を演算する際に4ピクセルを1エレメントと考えてもいないと思います。

> それを各社のアルゴリズム(RGBGのみではなくその周辺まで組み合わせているかも?)でRGB三原色やYCMKなどに変換されて始めて人の目で画像として認識できるようになるので。

RGBGの4画素単位で考えてはいないと思います。
直接隣接する画素だけでなもっと周辺部まで含めて1画素の色を決めているようです。

> あくまでベイヤー配列の各PixelのDATAを12bit(4096階調分)のDATAで保存しているだけです。
> 画像としての色や色調に変換する前の材料の段階のDATAとしてです。

それをRGBでなく、RGBGで計算しているのが変だと思います。

> サードパーティー製のRAW現像ソフトなどであれば不可能ではない気がします。
> 画質の良し悪しは別問題でしょうが

クリアビットや、ハニカムは。
構造的には、配線部を小さくして開口率を大きくとれること。
演算時は、前列と後列が半ピクセルずれていることが肝だと思うので(ここがマス目上のベイヤー配列の1.6倍の解像度を謳うハニカムの肝)。
あえて、ベイヤー配列を逆演算でハニカム化する意味はかなりないと思います。
意味というか逆にロスがあるだけだと思います。

ベイヤー配列を毛嫌いされているようですが。
あれはあれで長らく使われてきただけあって、かなり合理的な手法だと思います。

すでにベイヤー配列で撮影されたものの配列を崩して演算するのは、デメリットの方が大きくなるだけだと思います。
Re: RAWデータの処理について ouch 2006/04/13(Thu) 16:54 No:19416 ID:ipAjDKmU
 >>19406
> ベイヤー配列を演算する際に4ピクセルを1エレメントと考えてもいないと思います。>
私もそう思います。しかも、もし仮にベイヤー配列をデモザイクする段階で、
CFA配列の4ピクセルからのデータしか使わないと仮定したとしても、計算上で
のバリエーションは2^12×2^12×2^13にしかなりません。RGGBのG1とG2の値が
違ったとしても、所詮Gの輝度は両者の値の合計からしか計算できないわけで、
2^13通りしかありませんから。

それに12ビットというのはあくまでA/D変換のビット数にしか過ぎません。
今回話題の中心になっているD50やD70は、圧縮Rawしか使えませんから、
色データは圧縮されており、RGGB各色とも683通りのバリエーションしかありま
せん。ですから、計算上から得られる色のバリエーションでも683^3=約3億色に
しかなりません。

そもそも、画像データを処理する場合の利便性から考えると、演算精度はおそらく
16ビットで行われていると思いますし、デモザイクの際にRGB色空間を使っている
とも思えません。「何通りの色が表現できる」という議論自体、あまり意味が無い
ように思えます。
Re: RAWデータの処理について takao 2006/04/12(Wed) 00:05 No:19362 ID:HqHsIoU6
RAWについて私は以下のように理解しており、レタッチ後はRAWのまま上書き保存しています。・・・間違っていたらご指摘をお願いします。
・RAWデーターはレタッチを加えても変化しない。(上書き保存をしてもRAWデーター自体は変わらない。)
・モニターで見ている画像はRAWデーターをソフトにより現像処理された結果である。
・レタッチはホワイトバランスなどの現像パラメーターをソフトにより変更しているに過ぎない。(初期のものは撮影時のカメラの設定条件で決定された現像パラメーターが反映されており、レタッチ後上書きした場合はレタッチにより変更された現像パラメーターが記録される。・・・RAWデーターは変化しない)
・プリンターでのプリントはRAWのままで出来る。

スナップなど配布するとき等に限りJPEGに変換したものを別のフォルダーに保存します。
Re: RAWデータの処理について さんちょ 2006/04/12(Wed) 01:02 No:19366 ID:oNpNoFCw
RAW撮りって始めるまで億劫だったのですが、
一旦やり始めると、こんな良いものをどうして最初から使わなかったのかと思った一人です。それ以来100%RAW撮りです。

使ってたカメラのAWBがイマイチだったせいか、色温度を変える事で印象色に近づくことに感動しました。
それまで撮っていた写真は全てJPEGなのでこれとは随分印象が異なっていて、なんとか救済したいと考えています。
ちょっと調べたのですが対応しているアプリケーションが見当たりません。

便乗質問で申し訳ないのですが、
JPEG画像の色温度を変えられるアプリケーションが有れば、どなたか教えて頂けないでしょうか?
Re: RAWデータの処理について 秋牛 2006/04/12(Wed) 13:16 No:19370 ID:L4wcKjb.
 >>19366
> JPEG画像の色温度を変えられるアプリケーションが有れば、どなたか教えて頂けないでしょうか?

Photoshop で彩度を調整することにより、似た効果が得られます。
http://www.adobe.co.jp/products/photoshop/pscs/digital_basic/page7.html

私も試してみましたが、なるほどうまくいきます。
RAWデータをRAWプラグインで読んで調整した場合と比べると、若干色の偏りが違います。要手動調整ですね。
Re: RAWデータの処理について y 2006/04/12(Wed) 14:36 No:19371 ID:rcAqvLEY
 >>19366
> JPEG画像の色温度を変えられるアプリケーションが有れば、どなたか教えて頂けないでしょうか?

Photoshopのレベル補正で、白点やグレー点を使えば、JPEGでもかなり修正が効きます。
Re: RAWデータの処理について さんちょ 2006/04/13(Thu) 03:38 No:19401 ID:oNpNoFCw
 >>19371
秋牛さん有難うございます。

> Photoshop で彩度を調整することにより、似た効果が得られます。

色相、カラーバランスなどいろいろやった経緯が有り、
印象色に近づくのですが統一性が今ひとつ無く決めてに欠ける様です。
元画像に対し、+1000Kとか数値で設定できれば分かり易くて良いのですけどね。


yさんいつも有難うございます。

> Photoshopのレベル補正で、白点やグレー点を使えば、JPEGでもかなり修正が効きます。

これは盲点でした。
仰る様にワンポイントでかなり修正が効きました。
ただ元データにもよりますが限度を超えると流石に荒れてきますし、
JPEG生成時に切り捨てられた色は戻ってこない様ですので、
求める色に近い設定で撮影することが重要の様です。
こういった点もRAWは耐性が強いと言われる所以でしょうか。

添付の写真は他社のカメラですが、
上側がAWB、下側がカスタムでWBを併せ撮ったものです。EXIFは上側の写真のものです。
カスタムの方はかなり印象色に近いのですが、
AWBの方は青被りが酷く、レベル補正だけではこれに近い色になりません。
水中では光の向き、強さが変化するごとにWBをカスタムで合わせないと
青被り、赤被りを頻発してしまいます。次潜る時は安心してRAWで撮ってみます。
Re: RAWデータの処理について miura 2006/04/13(Thu) 17:18 No:19417 ID:iKwaEX4Q
 >>19401
”》 さんちょ さん

さんちょさんの画像をフォトショップのカラーバランスで調整して見ました。
実際の色が分からないので、下の魚の縞模様の間の白の色相に合うように調整してみました。調整値は、階調のバランスをハイライトに切り替え、
カラーレベル(L): は 70, -20, -25 としました。
黄色の部分をオレンジ色に近づける必要があるならば、
色相・彩度で編集(E): イエローとし、色相を −10〜−20 程度に調整してみたらどうでしょうか?

ニコンキャプチャの場合は、カラーバランスでR,G,Bを70、−20、−25に設定し、LCHエディタの色相で黄色をオレンジ色に近づけても同様の結果が得られます。

JPEGデータの色味を少しは記憶色に近づけることが出来ると思いますが、
やはりRAWデータで撮影することが一番良い方法だと思います。”
Re: RAWデータの処理について tarou 2006/04/15(Sat) 00:34 No:19458 ID:k9.yu4bI
 >>19366
皆さん、大変わかり易く親切な説明ありがとうございました。
難しい内容ですが、だんだん、どんなもの(メリット)かわかってきました。
ただ、データかなり大きいし、画像サイズも大きく固定(1種類)なので、今後
の保存をどうするかですね。 最初RAWで撮って、よいものだけ、RAWで残すように
なるような気がします。
Re: RAWデータの処理について にこんふあん 2006/04/30(Sun) 09:37 No:19846 ID:k9.yu4bI

> 2) RAWデータの特徴は1)で,表示具合を色々調整(現像と呼ばれてい
> るらしい)できるとこことですが,たとえば,一般の画像ソフトで
> あれば,RAWデータでなくてもJPGなどでも,明るさ,コントトラスト,
> ガンマ補正,カラーバランスなどを変更出来ますが,
> これらの機能とは別のもっとすばらしいことが出来るのでしょうか。
> 同等であれば,RAWでなくても出来るわけですので,そのメリットは
> なにでしょうか。
> もちろん,RAWの場合はデータに圧縮がかかっていない点が特徴ですが
> それを除くと,JPGであっても画像調整ができますので,本当にそんなに
> いいものなのでしょうか。

》tarou さん
 カメレスになりますが、ノイズ取りにも使えそうです。
D200で撮ったJPGをNC4のアンシャープマスク、トーンカーブ、ノイズリダクションで補正した
ものです。ずいぶん便利なソフトですよ。Nikon View Proの発売延期は残念ですがNC4よく利用しています。
 サンプル
  上段ISO800、下段ISO1600で各右側が補正したリサイズ画像です。
  なお元画像のExit情報は下記参照
 編集の予定で撮影してますので高感度ノイズ除去: OFFです。

ボケることなくノイズが減らせますのでいいかなと思いますが、皆さんも使われていますか?。

1/80 秒 - F/2.8
露出補正: 0 EV
感度: ISO 1600
階調補正: コントラスト Low
色合い調整: 0°
彩度設定: 標準
輪郭強調: 弱
画像コメント:
長秒時ノイズ除去: OFF
高感度ノイズ除去: OFF