高感度撮影時のディテールについて まあちゃん 2006/08/10(Thu) 18:13 No:24061 ID:3V9csbCY
写真は人間の眼以上に見えた方が表現として好ましい場合と
人間の眼程度に見えた方が表現として好ましい場合があると思います。

高感度撮影せざるを得ない撮影状況では、
人間の眼は瞳孔が開放状態になりますから、
ディテールはかなり落ちて見えると思います。
人間の眼は天然AFのせいか、被写界深度が浅くなったという感じはしませんが、
ディテールが落ちるのはよく実感できるのではと。
(単に私の眼が悪いだけかも知れませんので念のため。)

そうなると、暗い所では肉眼性能を超えてディテールが観たいという人と、
いやいや、暗い所ではディテールが落ちた写真の方が、肉眼に近くてリアル表現で自然だという人とが出てくるでしょう。
(これも肉眼性能は個人差が大きいので、その時点で違うんですけど)

皆様はどうお感じでしょうか?
私は両方の表現がありだと思います。決して極端に考えずに表現巾としてバランスよく考えたいと。
もちろん、ディテール再現が高い方が、後から落とすことも可能で、選択余地が広いのですが。だからといって、高感度撮影時のディテール要求が一部の人は高過ぎやしないかと。
もしかしたら通常撮影程度のディテールを要求していないだろうかと。
そういう方は、先の2通りの表現巾があることを考えていただくと、
広い位置で考えられるかなと思うのですが。
(もし、この投稿が荒れる原因になりそうなら・・すみません。削除したいと思っております。)
大(高解像度)は小(低解像度)を兼ねる(多分) 香織淳士 2006/08/10(Thu) 18:19 No:24063 ID:GxQiQDbk
> 皆様はどうお感じでしょうか?
> 私は両方の表現がありだと思います。決して極端に考えずにバランスよく考えたいと。

 これで宜しいんじゃないですかね?
ただこの考えから行くと、寧ろ夜間でも高い性能をカメラが発揮してくれた方が、
高い性能を要求しない人の要求も果たせるので(シャープネス下げるだけでいい)、
いいんじゃないかという気もするんですが‥‥。

 ところで私も眼が悪いんですが、
それで行くと近くの物ははっきりと見え、
遠くの物ははっきりと見えないのが実視覚に近くなってしまいます(笑)。
 で、車の運転のときだけ眼鏡掛けているんですが、
そういう時は昼夜を問わず
『何だ、こんなに遠くの物までフラットに、シャープに見えるのか?』となって、
眼のいい方は絞りを絞り込んだ写真、
眼の悪い人は絞り開放の写真に近い世界を生きているんだなと、
思いました──(の_の)v-〜。
Re: 高感度撮影時のディテールについて 圏外3 2006/08/11(Fri) 14:21 No:24115 ID:fr4P/jOY
> もちろん、ディテール再現が高い方が、後から落とすことも可能で、選択余地が広いのですが。だからといって、高感度撮影時のディテール要求が一部の人は高過ぎやしないかと。

他人様の意見を集約する事は出来ませんが、この点に限っては他社との比較の話だと思いますので、現技術以上を要求されている方の意見は記憶にありません。

人間の見え方と写真は、違いがあって当然かと思いますので、その違いを語り合うのも興味深いお題かと思います。
Re: 高感度撮影時のディテールについて まあちゃん 2006/08/11(Fri) 15:19 No:24116 ID:3V9csbCY
 >>24115
> > もちろん、ディテール再現が高い方が、後から落とすことも可能で、選択余地が広いのですが。だからといって、高感度撮影時のディテール要求が一部の人は高過ぎやしないかと。
>
> 他人様の意見を集約する事は出来ませんが、この点に限っては他社との比較の話だと思いますので、現技術以上を要求されている方の意見は記憶にありません。

そうなんでしょうね。
ただ、高感度ノイズの除去でディテールが落ちるということを議論するときに、
高感度撮影状況における人間の肉眼相当というディテールの評価軸を加えていただければ
有意義かと思ったもんですから。

極端な場合、ISO100よりISO800の方がディテールが落ちているのは
良くないといった絶対比較の議論(そんな方は居ないかも知れませんが)
になりがちかと懸念しています。

> 人間の見え方と写真は、違いがあって当然かと思いますので、その違いを語り合うのも興味深いお題かと思います。

銀塩時代に、ニコンで女性の方をアップで撮るもんじゃない。普段見えないお肌のあらが写ってしまい、自然に見える美から離れてしまうから。といった話がありますよね。
一方で、低感度フィルムを使ったときに、肉眼で気がつかない微細なディテールが強調されて写っていて、新鮮な表現として感動する場合もあるし。
要はそれぞれなんですが。そこは表現の巾として柔軟に考えると良いかなと思っております。
Re: 高感度撮影時のディテールについて にゃんこ 2006/08/11(Fri) 15:21 No:24117 ID:EZycvI.s
本題ではありませんが…
デジタルカメラで撮影された画像は、モニタ表示やプリントに再現され、それをまた人間が見ます。

モニタ表示やプリントを見るときに結局また一度、人間の視力が入るのだから、元の画像はいくら精細であっても不足と言うことはない…というのが、ひとつの考え方だと思います。

しかし人間の視力は、同時に全体を精細に見ているわけではありません。瞳で焦点を合わせてもいますので、ときに着目点以外は(あまり意識されませんが)ぼけて見えています。
そのような意味で、撮影者の見たように(見せたいように)写真を撮れるのが良いというのも、もうひとつの考え方だと思います。

両方出来るのが一番良いのですけれどもね。
Re: 高感度撮影時のディテールについて まあちゃん 2006/08/11(Fri) 15:32 No:24119 ID:3V9csbCY
 >>24117
> 本題ではありませんが…
> デジタルカメラで撮影された画像は、モニタ表示やプリントに再現され、それをまた人間が見ます。
>
> モニタ表示やプリントを見るときに結局また一度、人間の視力が入るのだから、元の画像はいくら精細であっても不足と言うことはない…というのが、ひとつの考え方だと思います。

なるほど。それは確かにあります。
ただ、モニタは明るい場所に安定して置かれ、そのモニタ自体が直接発光して明るいわけですね。そこには、暗い被写体をカメラの露出で明るく撮影した画像が表示されます。
当然、鑑賞者の瞳孔は暗い場所に居るときよりも絞られ、モニタ画像は精細に見えるはずでしょう。

一方、薄暗い場所で被写体を肉眼で見ているときとは、被写体からの暗く僅かな拡散反射光を観ているわけで瞳孔も開くし、ぼんやりと見えるわけです。

> しかし人間の視力は、同時に全体を精細に見ているわけではありません。瞳で焦点を合わせてもいますので、ときに着目点以外は(あまり意識されませんが)ぼけて見えています。
> そのような意味で、撮影者の見たように(見せたいように)写真を撮れるのが良いというのも、もうひとつの考え方だと思います。
>
> 両方出来るのが一番良いのですけれどもね。

中心視野と周辺視野の問題ですね。確かにあるでしょうね。
人間の目では捉えられない物 とき 2006/08/12(Sat) 01:46 No:24128 ID:AUNNGHHw
 人間の目では捉えられない瞬間の動きや赤外線や紫外線を写真で写したり、肉眼では見えなボケを楽しむというのも写真の重要な役割なのだから、人間の目では捉えられない物は、写らなくても構わないというのは、おかしいと思う。
Re: 人間の目では捉えられない物 まあちゃん 2006/08/12(Sat) 08:58 No:24137 ID:k9.yu4bI
 >>24128
>  人間の目では捉えられない瞬間の動きや赤外線や紫外線を写真で写したり、肉眼では見えなボケを楽しむというのも写真の重要な役割なのだから、人間の目では捉えられない物は、写らなくても構わないというのは、おかしいと思う。

ときさん、レスありがとうございます。
確かに、肉眼で見えない世界を見せるのも写真だと思います。
一方で、肉眼で見える通りの表現が自然な場合もあります。
両方あるので、表現の巾として考えたいと思っています。

元投稿は、
高感度時の暗い状況下でも、低感度時と同様のディテールが本当に必要かという話でした。
(そんなことを言っている人は居ないかも知れませんが)
その場の光を考えずに、その物を写したいならディテールは必要です。
一方、その場の光も合わせて情景として撮るなら、ディテールはその場の光に見合う程度が自然となるでしょう。
説明が上手くありませんが、そういう話でした。
 
あと、夜景撮影のように肉眼で見えない世界を撮るなら、低感度で長秒時撮影がいいですね。