マクロレンズでもポートレート撮影は充分可能です。
タムロンの90マクロなんてスーパーポートレートレンズって言われてました。
ただ、開放値がF2.8なのでボケ量を重視するならもの足りないでしょうし、
実写解像度重視というマクロレンズの性質上、ボケも煩くなりがちで
そうした部分を重視するならマクロはポートレートに向かないとも言えます。

それにＭＦを多用するならマクロレンズだと一般的なポ−トレ−トで多用する
1.5〜2付近のピントリングの間隔は粗いので、100mmF2のような大口径の
中望遠レンズの方が厳密なピント合わせはしやすいです。

ただ、一般的な中望遠レンズがだと最短撮影距離でも顔を画面一杯くらいにしか
アップにできないのに対してマクロレンズだと目だけやピアスを画面一杯にまで
寄ることができるので便利という考え方も出来ます。


一般にマクロレンズの繰り出し量は大きく、最短撮影距離付近から
通常の領域まではAF-Sといえどもピントが合うまで時間はかかります。
（逆も同様）

ところでDXフォーマットで105mmだと換算画角が165mmとなり、
一般的なポートレートには少し画角が狭過ぎな気がします。
銀塩なら180mmを使うようなシチュエーションでしょうか？
私はDXフォーマットでポートレートを撮る時はニコン純正なら
マイクロ60mmや50mmF1.8を多用しています。
最近のお気に入りはコシナのマクロプラナー2/50です。