あるブログに、「ニコンの欠陥レンズAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDの病状」というのを見つけました。その方は、左右の周辺ピントについての評価をしていましたすでにお使いの方は、どんな評価をなさっていますか。お知らせ下さい。

「あるブログ」というのは下記サイトでしょうか。
http://bestof.at.webry.info/200804/article_10.html

上げ足をとるようで恐縮ですが、「お知らせ下さい。」ではなくて「教えて下さい。」だと思うのですが…
あえて「お知らせ下さい」にした理由があるのでしたらすいません。

外れをひいたんですね。調整に出せば治るでしょう。
レンズの方ボケではAF-S24-120mmズームが有名です。

フラッグシップレベルだから品質の調整がきちんとなされている、
とユーザーは信じたいのですが、もうそれは過去の話ですね。
個人的にD1XやD2Hで入院・調整のトラブルに数回見舞われました。
D100やD70はトラブル皆無です。普及機の方が信頼できる？

まあ ニコンに限った話ではなくて、キヤノンでは1DsMkIIIの
ファインダーが傾いた製品が未だに出回っている、という話題が
EOS掲示板に出ています。

NもCも品質管理や品質検査をもっとしっかりやって欲しいですね。

知人が持っているのも含め複数の個体を経験していますが、
どれも、件のブログにあるような不都合がありませんでした。
やはりハズレを引いたんでしょうね。
せっかく高価なレンズを買って、それに満足できなかったのは残念ですが、
メーカー（販売店）に調整や交換を依頼してみるとイイと思います。


このAF-S24-70mmF2.8Gにしても20万円超のレンズですが、構成枚数が多く
AF駆動モーターやクラッチも内蔵している訳で、F3当時のMFレンズ並に
丁寧に作ったら30万円も大きく超えるんじゃないでしょうか？
それに梱包も以前よりは簡略化されており、流通過程で大きな衝撃を受けて
内部のエレメントの位置が微妙にズレている可能性も皆無ではないですし・・・


初代の24-120mmはワイドな焦点レンジで便利なズームでしたが、さすがに
描写性能では「かなり妥協を強いられる」というのが正直な感想でした。
フォーカスでは前玉は回転しないけどズーミングで回るという不思議な構造で
そのためにラッパ型の巨大なフードでかさ張って携帯性は悪かったし、
鏡筒設計に無理があるのか、僅かな衝撃でも壊れやすいレンズでした。
タムロンから、似たようなレンジのSP24-135mmが出て、それにスイッチしました。
（これは逆光でのフレアは多いけど、その他はおおむね満足でD3でも使っています）
一方、ニ代目となるAF-S VR24-120mmは巷の評判はあまり良くなかったけど
私の持っていた個体はデジタルの600万画素機には充分な性能で VR18-200mmを
買うまでは一番使用頻度の高いレンズでした。

AF-S 24-70mmF2.8G EDは（良品なら）現行のズームレンズでは最高性能の部類で
描写性能的には文句はないが、さすがに焦点域のわりには大きく重いと思います。
キヤノンのように、少し小さくて24-105mmF4、もしくはAF-S 24-70mmF2.8G ED並の
大きさでなら24-120mmF4(24-135mmF3.5-4.5)なんて出ないかなぁ。