ouchさん、gojiraさん、コメントありがとうございます。
> マクロ撮影でレンズに露出倍数がかかるのは、レンズを通った光束のうち、
> 無視できない割合が撮像素子に到達しない(撮像素子の外側に結像する)ことが
> 原因です。つまり光束が撮像素子のサイズによって「絞られている」のと全く
> 同じことであり、被写界深度もそれに応じて深くなります。
>
> つまり、無限遠時F2.8のレンズを開放状態で使ったとしても、繰り出しによっ
> て露出倍数がかかってF4になるのであれば、レンズの明るさはもちろん、被写
> 界深度もF4相当になるのです。
つまり、露出倍数が大きく掛かる状態ではもはや名目F値は何の指標にもならないということですね。
そうなると、私でさえ、小絞りボケ防止の面から絞り込みすぎないように注意するためには実効F値に気を付けたほうが良さそうですね。
何段絞ったかが分かりにくいという不便よりも知らずに絞り込みすぎで鮮明さが失われては何にもなりませんから。
そこで今度は新たな疑問というかデジカメの解像度の限界が見えてきたように思いました。
それはCanonなどのマクロフォトレンズです。1−5x専用でF2.8のスペックを掲げていますが、5倍で撮影する場合は開放絞りでもF16ぐらいになりますよね。
今のAPS-CサイズだとF11ぐらいから光の回折の影響を受けだすそうですから、デジカメにおいては5倍撮影というのは大きくは写っても解像度の悪い写真にしかならないということですね。
> せいぜい、絞り開放かそうでないかくらいの情報を得られる程度です。
少なくとも今まではこの情報の方が私には重要でしたね。
露出においてはTTL露出計が自動で解決してくれていましたので。
しかし、これからは小絞りボケ対策に露出倍数(=実効F値)も考慮しないといけませんね。