おはようございます。踊る光です。

例えば、D100に18-35mm見たいな広角レンズを付けて、とってみると画角に比べ、画像の歪み（遠近感）が大きい。それで、何となく不自然な気がする。望遠の場合はそんなに目立たないけど･･･

その理由は、レンズはそのままなので、遠近感そのものはそのままであるからだと思います。つまり、18mmのばあい、28mmの画角でありながら、遠近感は18mmのような感じ･･･(私の気のせいでしょうか?銀塩で、とってみるとすぐに差が出てくるのですが･･･）

そこで、DX Nikkorの場合、それが改善されてあるのでしょうか?　18mmの画角で、歪み方(遠近感）は12mmということでは?

いいえ、できあがった写真については（例えば銀塩の20mmで撮ったものとD100の30mmで撮ったものは）相似になりますから、遠近感に差はありません。
（レンズの歪曲が無視できる程度である場合）

ただ、ファインダーを覗いている場合、D100は銀塩に比べて見かけの視野が狭いですから心理的に強いパースペクティブを感じます。

ファイダーの像倍率も、ちゃんと 1.5 倍になれば解消されるんですけどね。

なるほど、そういうことですか・・・私が不自然に感じていたのは、歪曲のためだったのね。

しかし、これは広角側では、無視できないでしょう。

DXの歪曲や深度は、自然なのでしょうか?

まあレンズ次第ですね。安価なズームなどで歪曲収差が大きく収差曲線が直線的でない場合は気になるかもしれません。


歪曲についてはまだ実写ファイルが公開されていないのでわかりませんが、深度は理論的には 12mm F4 のとき銀塩ライカ判の 18mm F6 相当（つまり F 値も 1.5 倍）になります。

なんでF値まで変わるんですか？
F4のレンズは画面枠が切り取られようがなにしようが、F4と思いますけど。

明るさに関しては、F4で正しいです。但し､被写体深度は、F6の効果ってことです。

エッ！？　それは踊る光さんのおっしゃるように遠近感は18mmのレンズでしょう。
この場合のレンズの何ミリと言うのはあくまでも焦点距離ですから。
フルサイズのフォーマットを基準に考えた場合、28mmの画角は約74度で、18mmの画角は約100度となってます。
D100等に18mmのレンズを着けて撮影した場合あくまでも100度の画角をトリミングして約75度にしてると言うだけの話で撮影しているのはあくまでも焦点距離18mmのレンズです。

使用上焦点距離の1.5倍で換算とはうたってますが、18mmのレンズが28mmになる訳ではありませんよ。
周りが写ってないだけで18mmで撮影したものは18mmのレンズの映像です。

圧縮効果はその画像の画角によって決まってきます。
フィルムやCCDのサイズよりも、仕上がりの画像の画角が同じなら、
同様の絵になります。
被写界深度やレンズの特性によって、同じ画角でも微妙な
画質は違ってきますが、癖を無視すれば同じ圧縮効果となります。
ボケ（被写界深度）がどのように変化するかは詳しくありませんが、
画角が同じでも、レンズそのものの被写界深度は変わりません。
たとえば300mmの画角だと、D100などでは200mmのレンズを使いますが、
フィルムの300F2.8とD100の300F2.8（レンズは200mm）ではぼけ方が違います。
しかしフィルムやCCD上でのことで、同じサイズにプリントすれば、
CCDの方が拡大率が高いので、ボケも大きくなります。
この辺がややこしくて、同一にする方法がわからなく、
デジタルとアナログの使い分けのネックになっています。
まあ、だいたいのところ・・・で使ってますが。
被写体を同じ大きさにして表示させたものをサンプルでつけますので
ご確認を。28-70mmで画角を変えたものを被写体をほぼ同一の大きさに
表示させているものです。
28mmのほうは、大幅な拡大のため、当然画質は荒れますが、
フィルム VS CCD　ではこのような差はないですよね。
サンプルはあくまでも焦点距離と画角の比較と思ってください。

そう言われてみればズームレンズを使っている時は変らないですよね。
なんか私の途方も無い思い過ごしだったようで。。。

なんせ普段、ズームレンズなんか使っていないもので。。。
デジカメに変えていつも思う事なのですが、モデル撮影で例えば銀塩で50mmを使って撮影している感覚とデジカメ（2/3サイズ）で35mmで撮影している時って画角ではほとんど同じですが、撮影の感覚が全然違うんですよ。（もちろんモデルのパースの付き方も圧縮感も違えば背景の写りこみも処理のしかたも）
これってただ単にレンズの特性の違いってことなのでしょうか？
この違いを今まで焦点距離による違いだと思っておりました。。。

いつも感覚が先走って理論が解ってない部分があるかも知れません。
詳しい方がいらっしゃればご教授頂きたく思います。

ね、ニコン好きさん、そうでしょう？
私が間違っていたわけではないでしょう？

何となく、銀塩と感じが違いますよね。
例えば、銀塩で28ｍｍでとるのと、D100に18ｍｍをつけるのとは・・・何となく、ファインダーを覗くときの感触って違うでしょう？

まあ、望遠レンズの場合、画角の変化が少なく、そんなに目立たないけど・・・標準側までは、何となく不自然って感じ・・・

遠近感がどうってことで言えば私達が間違って認識してたのかも知れないですが、絵的にはフルサイズで50mmで撮影したものは標準レンズの絵ですが、デジカメ（2/3サイズ）で35mmの絵はあきらかに広角レンズの絵ですよね？（35mmは標準と言われる方もいますが。。。）

ニコン好きさんや踊る光さんの意見と共通する感覚は私もあります。
画角が同じで写る絵は同じでも、絵の味？というかおもむきというか、
それはスペックでは説明できませんが、やはり広角用のレンズは広角用、
標準レンズは標準用にチューニングされているからなのでしょうか。
短焦点ならレンズ構成も違えば収差も違いますから。
またワイドになるにつれ画面はしのひずみ方も違い
（集合写真で両端の人が太って写るなど）その処理も違っているかと・・・。
まあよくわからないですが、レンズにはそれぞれ個性がありますから、
同一画角でも写りは違うでしょうね。同じ50mmでも1.4と1.8では多少違うし。

画角による遠近感は、1点から見ているものなので同じ距離から見れば
見え方は同じになる（画角によって見えていないものが見えてくることはない）
というものなので、写りの違いはレンズの味でしょうね。

なるほど・・・遠近感は、1.5倍の焦点距離の画角ですね。

５月号のデジタルフォト専科によると、

遠近感は、レンズの実焦点距離ではなく、換算値の影響を受ける。
遠近感は、蛾角によって変化する。

被写界深度に関しては、換算値の画角ではなく、レンズそのものの実焦点距離の長さで決まる。

とあります。