カメラとレンズの適正について (50) 中本 2005/11/15(Tue) 17:55 No:7241 ID:3ff78456312b7cf
タイトル通りじゃないですが
愚痴っぽいので面倒な方はスルーして下さい。

こんな記事を見つけました、読んでて目眩がしました。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/special/2005/11/15/2049.html

自分はズームレンズは新品も中古も全て焦点距離と絞りごとに解像度や色コントラストや周辺部の収差などテスト撮影してます。
そして思うのはレンズごとに使えるオイシイ絞りや焦点距離があって、
そこを上手く使うものだと思ってます。
最近のレンズでは、DX18-70 や AF-S24-85 などは開放付近が最も色乗りがよく
シャープネスもまずまず、逆に絞ると眠い調子でトボケた写りになると思ってます。
裏返せば光量が豊富な場合シャッタースピードに余裕が無いとも言えますが。
この点についてはニコンスクウェアにQ&Aあります。
 
自分は星野写真もやっててことのほかシャープさには拘ります。
特に使用するレンズごとの絞り決定は重要です。
ある人に聞いた話しでは、元々開放より2段?4段絞ると一番よく写るように
設計されるているはずとおっしゃってました。
なるほどメーカーや機種にもよりますが、ニッコールのみならず
ズイコー、ツァイス、果てはシュナイダーなどおよそマクロ以外のレンズは程々に絞るのが適切でした。
上に挙げた記事のように「絞れば収差が取れてシャープ」かというのは大きな誤った認識だと思います。
また、掲載されているサンプル写真ではサイズ的に画質を云々を比較することが困難でしょう。
レンズの性能チェックは安易な方法で行うべきではなく、ましてや露出もピントも「オート」ではお粗末です。
D2XとD70もマッチングを見るための試験だそうですが、
両機種とも自分が行ったものとはかけ離れているのでこの記事は全く信用できないと思いました。

自分はアマチュアです、でも使用したことのあるレンズについてオカシナ評価が付くと面白くないです。
おかしな評価とは? sleipnir 2005/11/15(Tue) 19:32 No:7243 ID:62271bd9aebed1b
>自分はアマチュアです、でも使用したことのあるレンズについてオカシナ評価が付くと面白くないです

おかしな評価とはリンク先のどの箇所を指しての発言でしょうか?
私は特段疑問を感じませんでしたので宜しくご説明願います。
どこでしょうか。 gojira 2005/11/15(Tue) 19:43 No:7244 ID:bb8df7e85933a72
比較的良く特徴を捉えていると思います。
私は皆さんの評判につられ17-55を買いましたが、MTFや前評判と違い、実写では17-35の方がコントラストが高く、優れていると思います。(この部分は違いますね。)
広角側を重視した17-35とテレ側重視の17-55の差と言ったところでしょうか。
このサンプルでは、17-55の17mmは左側では絞り開放から周辺部まで解像しています。
右側は軸ズレなのか、前ピンなのか?

私見では、24-85は色が濁るのでこの評価は高すぎると思いますが。

さて、おかしな評価とは具体的にどのレンズのことでしょうか。
Re: どこでしょうか。 ムーミンパパ 2005/11/15(Tue) 23:16 No:7246 ID:1afd99768cc8b5b
 >>7244
私は、17-55mmF2.8の描写について、疑問を感じました
このレンズ、持っていないのですが、2,3回使った経験でいうと
開放時からもっとシャープな印象を持っていましたし
他のインプレッションを見る限り、あそこまでひどい画像では
ないように思います
簡易テストということで、レンズの個体差の検証までしていないようですので
その辺に原因があるかも知れません

しかし、こういう記事は、まだ持っていないレンズの参考になるので
ありがたいです
Re: どこでしょうか。 バウアー 2005/11/16(Wed) 11:21 No:7250 ID:91292afcf7f2955
 >>7246
雑誌やユーザーの方の評判が良かったので、売却したD70と現在使用しているD2Xで17-55mmF2.8を使用しました。撮影した自分の感じとしては17から30までは前評判と違い(期待値が大きすぎたのか)、17-35や単焦点と比べて解像がイマイチな感じがし、画角が違いますが28-70F2.8と比較して自分好みではないと思い売却して18、20、24を買い足しました(移動する時の重さはつらいですが画質はまあまあ満足しています)。レンズの個体差も当然あるでしょうが、私の17-55の評価もこのインプレッションと同じです。

>しかし、こういう記事は、まだ持っていないレンズの参考になるのでありがたいです
参考ということではありがたいと私も思います。銀塩ではすごくいい17-35がデジタルではなぜかイマイチなので広角ズームを探していたのですが、これをみて20-35に興味をもちました。所持している人がいるので、今度貸してもらおうと思いました。
ご自身の実感を大切にされて いいとおもいますよ。 QBM 2005/11/16(Wed) 09:02 No:7248 ID:823f206169bc8b9
> タイトル通りじゃないですが
> 愚痴っぽいので面倒な方はスルーして下さい。
> こんな記事を見つけました、読んでて目眩がしました。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/special/2005/11/15/2049.html

レンズには個体差がありますし、撮影対象も千差万別ですから 上記のテストで
レンズの性能全部を判定できるわけではないと思います。
あくまで 「参考程度に」と受け取られはいかがでしょうか。
ご自身がその性能を気に入っておられるレンズが 上記のテストであまり
良い評価を得られなくても 「ふ?ん この人ははずれのレンズをひいちゃったんだね」
「自分はアタリのレンズでよかった(^^)」と余裕を持って受け止めましょう。
Re:ご自身の実感を大切にされて AERI 2005/11/16(Wed) 23:09 No:7255 ID:cd36953b0217282
 >>7248
そうですね?。この気持ちは良くわかります。
前の別のデジカメWatchのレビューで12-24F4Gが散々な結果でしたが
私の12-24はシャープで発色も物凄く良いです。
レビュー結果を知っていたので果たしてあんなに高い金だして
純正の12-24F4Gを買うということに相当迷いもあったのですが
かなり満足しています。
※大満足にならないのは最短撮影距離がちょっと長いこと。
これが25cm前後になれば大満足なレンズです

レビューはあくまでその固体でのレビュー。
参考にはもちろんなるんですが絶対的な評価と信じすぎるのは危険です。
まして1つの被写体での固定での条件。いろんな条件で見比べないと。
掲示板での一般的な評価の方が自分の感覚と同じですね。
デジカメWatchのレビューはちょっと ん??そうかなぁと思うことが多いです。
Re:ご自身の実感を大切にされて sleipnir 2005/11/17(Thu) 19:32 No:7265 ID:62271bd9aebed1b
 >>7255
> 前の別のデジカメWatchのレビューで12-24F4Gが散々な結果でしたが
> 私の12-24はシャープで発色も物凄く良いです。

ぜひここの掲示板にそのシャープで発色の物凄く良いデータをアップして下さい。
価値基準や被写体によっていろいろ描写に対する感じ方は違うと思います。
良い機会なのでお願いします。
Re:ご自身の実感を大切にされて イチロウ 2005/11/19(Sat) 21:34 No:7278 ID:378f80c39daf06c
 >>7265
> > 前の別のデジカメWatchのレビューで12-24F4Gが散々な結果でしたが
> > 私の12-24はシャープで発色も物凄く良いです。
> ぜひここの掲示板にそのシャープで発色の物凄く良いデータをアップして下さい。
> 価値基準や被写体によっていろいろ描写に対する感じ方は違うと思います。
> 良い機会なのでお願いします。

このような描写は私は好きです。D100手施撮りましたがD200になるともっと良くなるのではと期待しています。
Re: カメラとレンズの適正について VX 2005/11/16(Wed) 11:06 No:7249 ID:b61aad103b1c37f
その2も出ましたね。
人によって感じ方はいろいろだと思います。

僕は24-120mmで旧型の方が、描写がよかったという点は
気になりました。
そういえば、新型のVR付き70-200mmF2.8より旧型の80-200mmF2.8
の方がシャープだったとは実感しているし。
必ずとも、スペック性能に優れた新レンズのほうがいいとは
限らないのかもしれません。
17?55の評価 ありえる 2005/11/16(Wed) 11:26 No:7251 ID:e1a103cff7ab938
 >>7246
17?55の17端の評価なんですが・・

建物にピンがきてますか?これ。
私には目の前3?5mの砂地にピンがきているような気がしますが・・

このレンズ、きれーによくぼけるレンズだと思っているので、
F2.8で5mにピンがきていればきれーに校舎はぼけるような気がしますが・・・

あと、陽があたっているカットと当たっていないカットを見比べて色のりが・・というのは公平な評価をする上でどうかな?思いますが・・

いかがでしょ?
同感です。 大津 2005/11/16(Wed) 23:42 No:7258 ID:b243a41e87195cb
 >>7251
簡易テストとはいえ、冷静さを欠いている気がします。
他のレンズの画像と比べても、変すぎますよね。
Re: カメラとレンズの適正について RR 2005/11/16(Wed) 23:23 No:7256 ID:6ce6578164d9e64
> タイトル通りじゃないですが
> 愚痴っぽいので面倒な方はスルーして下さい。
> こんな記事を見つけました、読んでて目眩がしました。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/special/2005/11/15/2049.html


それにしてもあっぱれなほどボロクソに書きますね、この方(笑)

要するに昔のレンズは良くて最新のレンズはすべてダメと
言うことなんでしょうが・・・・
ただ17-55、12-24、共にワイド端開放での像の流れは私は確認できません。
もっとも開放で使う機会も多くありませんが。
わかる点もありますが イチロウ 2005/11/17(Thu) 00:09 No:7259 ID:c4feb64ffe1064e
私も少し目眩がした口です。私は古い人間で?単純に降格に関しては単焦点の方が良いと信じてあまりzoomを導入しなかった人間ですが数年前に28-70 mm 2.8の画像を見て購入、最近は12-24 mmを手に入れました。確かにおっしゃる通り単焦点の18 mmよりも優れている点もデジタルではあると感じました。ただ、解像力だけでははかれない点もあるのではとも思ったりします。例えば色乗りやいわゆる抜けという感じです。20-35 mmが最も良いというのにもHPの画像を拝見してもあまり実感は無いのですが==どうでしょうか?。いずれにしてももう少しいろいろと自分なりに情報を集めて身銭を切って試してみるのも必要と感じました。新しくて高価なレンズだけが良いとは限らないということなのかもしれませんからね、私自身はそれに加えて単焦点が良いときめつけていたかもしれませんので--。いずれにしても考えられました。
Re: 17?55の評価 さんちょ 2005/11/17(Thu) 01:00 No:7261 ID:6a04cd134bea073
 >>7251
ピンの位置は仰る通りだと思います。

それに筆者は左側の像と比べ、右側部の像の甘さに気づいていて、
何度も撮影し直し、異なるシチュエーションでも・・・とあるので考慮されているとは思いますが、
このサンプルを見る限りは片ボケ確認を行っているのか疑問に感じました。

カメラを逆さにして撮った後、画像データを180度回転させれば判ります。
自分がレンズを購入したらピン位置と併せ、最初に確認する項目です。
大切なことは.... QBM 2005/11/17(Thu) 06:51 No:7262 ID:42b1a6ab5abec0d
根本さんのこの労力のかかるテストは それ相応の価値があると思います。
ただ 『この結果だけが一人歩きする』のは 危険だと思います。
レンズには個体差もありますし、撮影対象も一つに限られているので
ボケ味・逆光耐性・色のヌケなどは 評価項目から外されています。
大切なことは

○ テスターを非難しない
○ 自分の経験から このテストで低い評価のレンズがもっと優れていると感じた方は その意見を掲示板にアップする。出来るだけ具体的に。
○ 勿論 テスト結果に同感の人も 自分の撮影経験と照らし合わて具体的にコメントする。

ということではないでしょうか。
多様な評価が出てこそ これからニコンのレンズを求めようとする人たちに参考になると
思いますし BBSの意義も出てくると思います。
一番避けるべきは 使ったこともない人が だからニコンのレンズは駄目なんだ とか
○○レンズは駄目レンズだ という無責任なコメントをすることですね。
まあ 読めば判ることですが。
レンズ評価 ありえる 2005/11/17(Thu) 09:25 No:7263 ID:e1a103cff7ab938
 >>7262
レンズを評価するという記事に記名で書くということに難しさがある。
と、最近気がついたありえるです。

根本さんは個人的にお会いしたことが数度あります。
こういうことは得意とか得意でないとかは個人的なことなのでここでは書きませんが、
デジカメウオッチの記事の中、
時間や機材やギャラの制約を受けながら撮影した記事かと思われます。

大切なことは・・・

・書いてあるテキストを鵜呑みにしない。
・画像を見てきちんとした分析能力眼を自分に備える
・必要なら自分で借りてきてもテストをする
・Nikonは比較的少ないとはいえ、レンズの個体性能差は必ずある

ということでないでしょうか。

17-55の汚名返上のためにも自分でテストするかなあ・・
他の評価も参考に KE-2 2005/11/17(Thu) 10:27 No:7264 ID:97c5dd0f32ed9b0
 >>7263
下記のサイトの評価はわりと信用できるかと思います。

http://www.naturfotograf.com/index2.html
参考程度が良いかと cosmos 2005/11/17(Thu) 20:00 No:7266 ID:f244d821220257e
写真の趣味を始めて思ったことは、雑誌などの記事は参考程度に留めておいたほうが
いいかな?ということです。人によって判断が分かれることが良くあるようですし。
やはり実際に自分で使ってみて良し悪しを判断しながら使い込んでいくほうが
いいと思います。どうしても気に入らないのなら手放すのも結構ですし
TPOに応じて使い分けるのもいいと思います。撮影条件により全然違うこともあります。

あくまで自分の目で判断して、それで良ければ問題ないと思います。
客観的なデータ ペンちゃん 2005/11/17(Thu) 21:26 No:7267 ID:c8db18a7b8077bd
このテストは、かなり客観的なデータを出してくれていると思います。
ほとんどの画像がメーカーが発表しているMTF(Modulation Transfer Function)を
裏付けるような描写をしてくれています。

ただ、この画像はレンズにとって非常にシビアな被写体を撮影しているという事を
念頭に置かなければいけないのも確かです。

ほとんどの部分が灰色に近く、しかも非常に空間周波数(本/mm)が高い(細かい)
土砂やコンクリートですので、この画像データを一旦HDDなどに保存し、フォト
ショップなどの画像ソフトで800%程度に拡大して各ピクセル毎の情報をチェック
すれば、判ると思いますが、S方向(サジタル方向:放射方向)とM方向(メリジオ
ナル方向:同心円方向)の特性を、かなり忠実に画像化しているように思えます。

しかも、更に意地悪な事に、曇り空になってコントラストが低くなった状況で撮影
しているケースもありますので、通常のコントラストで撮影した画像より、かなり
鮮鋭度が落ちているように思います。もちろん、このような逆境にも強いレンズが
あることも確かですので、そのことを考慮して画像を吟味する必要があります。

本当に意地悪だなと思わせるのは、画面左側にある緑色のネットです。
通常のCCDでは、緑(G)の感度が低いため、Gの素子の数が多いのが普通ですが
(R:G:B=1:2:1)、その分、解像度が非常に高くとれる色ですので、
若葉などの画像を撮影した際、見た目にもクリアーな画像が撮影できるのですが
この画像データでは、素子数の多さがレンズの収差をこれでもかと言うくらい
暴いてしまっています。

独断的に言って、普通のカメラマンならこのような「つまらない」画像を撮影する
事は無いと思いますので、ほとんどのカメラマンはもっとレンズに優しい画像を
撮影しているはずです。そして、そのような画像の方が「良い写真」のはずです。
Re: 客観的なデータ さんちょ 2005/11/19(Sat) 23:22 No:7281 ID:6a04cd134bea073
 >>7267
私宛のレスではないのですが、どうしても気になりますので質問させて下さい。

> 通常のCCDでは、緑(G)の感度が低いため、Gの素子の数が多いのが普通ですが
> (R:G:B=1:2:1)、その分、解像度が非常に高くとれる色ですので、

通常のCCDにおいて感度の低いのはB成分で、
G素子が2倍有るのは人間の目の分光感度特性により、
Gが解像力を敏感に判断するためだと思っていました。

参考になるHPをもしご存知でしたら教えて頂けないでしょうか?


> この画像データでは、素子数の多さがレンズの収差をこれでもかと言うくらい
> 暴いてしまっています。

これも考えたことが無かったのですが初耳です。素子が多い色ほど収差は大きくなるんでしょうか?
ところで何の収差でしょうか?
Re2: 客観的なデータ ペンちゃん 2005/11/20(Sun) 23:23 No:7289 ID:c8db18a7b8077bd
 >>7281
> 通常のCCDにおいて感度の低いのはB成分で、
> G素子が2倍有るのは人間の目の分光感度特性により、
> Gが解像力を敏感に判断するため

という事は無いはずです。

D70などに使われているインターライン型CCDの場合、短波長側の感度が高いのが
特徴で、逆に赤外感度は低いものが多いのが普通です。
SONYの業務用CCDカメラに使われているExViewHAD CCDでは長波長側の光も効率良く
光電変換できるようになっていますが、Bのフィルターが付いた素子の感度が
低い事はないはずです。

KODAKなどが作っているフルフレームトランスファCCDの場合、開口率が非常に
大きく感度が高いという利点がある反面、透明電極によって、光の吸収が起き、
短波長側の感度が悪くなるという欠点があったのですが、かなり克服されている
ようで、それによってKODAKブルーと呼ばれる彩度の高い深い青色の空の描写が
可能になっているわけです。

CCDやCMOSの素子には1/2の画素には緑のフィルターが付けられ、青と
赤はそれぞれ1/4しか無いのが普通ですが、中間の波長である緑の画素を基準
にし、更に周囲の画素を利用した補完法によりカラー画像を作り上げています。

これは人間の目では色より明度に対する感度が高いという事を利用しているわけ
ですが、その際の処理方法によって、解像力が決まってしまい、最悪の場合Gの
画素数である50%程度に解像力が落ちてしまいますが、補完アルゴリズムに
よってモノクロCCDの70%くらいまで向上しているものもあるようです。

また、これは原色フィルターの場合で、補色カラーCCDの場合はC、M、Y、G
の4色のため、基準となるGの画像が4色のうち、3色から演算できることから
補色CCDの方が理論的には解像感が高くなるはずです。
更に、補色CCDの方が光量が多くとれる分、感度面でも有利のようですが、
補色フィルターが必ずしも理想的なバンドパスフィルターではないため、原色
フィルターのCCDの方が発色は良いとみなされています。

理論的には緑色の波長の光に対してのCCDの感度が低いわけではないのですが
Gのフィルターの透過率が良くないため、感度が比較的低くなっていると聞いて
います。だいぶ前ですが、NECが製造していた業務用の3板式CCDカラー
ビデオカメラでは、高感度と解像力を重視して、画素ずらしをしたGのCCDを
2枚に、RとBをチェスの盤のように並べたCCD1枚を使うという特殊な構成
の物も存在していました。

緑の画素が基準になるため、解像力を上げる意味でも緑の画素を増やす必要性が
あるのも確かですが、明度の基準が緑色であることもあり、緑の信号はできるだけ
感度が高くなければダイナミックレンジが稼げないようです。

http://www.net-tsc.co.jp/~enshu/uto/Encyclopedia/Encyclopedia.htm
のサイトが参考になると思います。

> 素子が多い色ほど収差は大きくなるんでしょうか?

有効に使える素子の画素数が多く、解像度が高く取れる色ではレンズの収差がハッキリ
してくるという意味ですが、表現が分かりにくかったでしょうか?

> ところで何の収差でしょうか?

写っているのは非点収差だと思います。
古いレンズでは赤と青の色の2点で各収差をとり、緑色は無視されていましたので、
色収差が残っている可能性はありますが、この焦点距離のレンズでは問題にならない
と思います。
Re2: 客観的なデータ さんちょ 2005/11/25(Fri) 03:34 No:7302 ID:6a04cd134bea073
 >>7289
このスレッドは終了とのことですが、
途中で終わるのは寂しいので書きたいことだけ書かせて下さいね。
もちろんスルーで構いません。
______________________________

> > 通常のCCDにおいて感度の低いのはB成分で、
> > G素子が2倍有るのは人間の目の分光感度特性により、
> > Gが解像力を敏感に判断するため
> という事は無いはずです。
> D70などに使われているインターライン型CCDの場合、短波長側の感度が高いのが
> 特徴で、逆に赤外感度は低いものが多いのが普通です。
> SONYの業務用CCDカメラに使われているExViewHAD CCDでは長波長側の光も効率良く
> 光電変換できるようになっていますが、Bのフィルターが付いた素子の感度が
> 低い事はないはずです。

教えて頂いたHPにこれを説明している個所は1箇所のみ、
それもやはり短波長側の感度が悪いとなってます。
それを克服するための創意工夫が今までなされてきた経緯は有る様ですが。

>フルフレームトランスファCCD
>透明電極によって、光の吸収が起き、短波長側の感度が悪くなるという欠点があった。
>高い感度、とりわけ赤?近赤外に高い感度を有しているのが特徴。

あと調べていると「量子効率」という言葉が出てきました。
http://www.koheisha.jp/qanda01.html
これでも短波長側の効率が低いとなってます。
量子効率 gojira 2005/11/25(Fri) 21:55 No:7305 ID:0605556553ee8e2
 >>7302
さんちょさんの発言は合理的と思います。

短波長ほど、光子エネルギーが大きいので、同じ量子効率(光子に対する発生電子の個数)が等しくても、発生する電子の数は減ります。すなわち、青のS/Nが最も悪くなるのが普通です。このため、3CCDの放送用ビデオカメラでは、BのCCDをペルチェで冷却しています。

また、電子の再結合の比率も半導体中で吸収長の短い短波長で大きくなるのが普通で、結果としてデバイスの構造から量子効率にも若干波長依存性が生まれ、短波長で低くなるのが普通です。
短波長の量子効率を改善するために、背面入射型のCCDもありますが主に計測用で、通常撮像素子としては使われていません。
偏らないように考えます 中本 2005/11/17(Thu) 22:56 No:7268 ID:3ff78456312b7cf

私の大変狭い範囲の矮小な考え方に多くのご意見ありがとうございます。
結局今回のような比較テストの記事はレンズ選びの参考にはしません。
やはり、「F8以上絞れば改善される・・・」という考え方は???ですね。
自分はなるだけF8?11以上は絞らないようにしてるので。

同じ写真サークルで先行して購入したユーザーの方の意見や実際撮影された
画像を見ながらのレビューが参考となることが多いです。
沢山写真を撮られる方の意見はかなり信頼してます。
 
レンズのインプレッションを掲載したサイトを教えていただいた方ありがとうございます。
海外には大変ドライに主観を入れず評価される方が多いですが参考にはなります。
実際、主観を入れずにテストするのは難しいですが。

暗証キー忘れました、スイマセン。
Re: 偏らないように考えます RR 2005/11/19(Sat) 20:50 No:7277 ID:9850f257d855519
 >>7268
やはりあのレビューはどうも負に落ちませんね、決して同じ条件ではありませんが
私なりにテストしてみました。17mm端F2.8開放でもあのような盛大な流れは
起きませんね。写真の左下がややボケってますが(片ボケ?)大きな問題では
ないと思います。F5.6まで絞るとバシッと合います。
Re: レンズ評価 ありえる 2005/11/17(Thu) 23:11 No:7269 ID:e1a103cff7ab938
 >>7263
改めていろいろ画像を見てみました。

まず言えること。

・画像は流れてはいません。
・同じレンズでも焦点距離によってピントの位置が違う。
・多分、グループダイナミクスAF-Sで撮影している

ことです。
17?55の開放で、17mmと35mm、同じ位置にピントがあると思いますか?
画面の中心やや下(手前)にピンが来るのはグループダイナミクスで、
グループの一番手前にピンがあっていると思います。

17?55mmの17mm端の開放、校舎の上のほう。
これは像が流れているのではなく、後ピンです。

ピンがあっている砂地はMTF曲線どおりの解像感で周辺が甘くなっていくのはよくわかります。


条件は違いますが私もテストしてみました。

望遠側のレンズはかったるいのでまた後でアップします。
Re: レンズ評価 さんちょ 2005/11/18(Fri) 03:52 No:7270 ID:6a04cd134bea073
 >>7269
こんばんは。

> ・多分、グループダイナミクスAF-Sで撮影している
> 17?55mmの17mm端の開放、校舎の上のほう。
> これは像が流れているのではなく、後ピンです。

EXIF情報では 「フォーカスエリア : シングルエリアAF (中央)」 となってます。
他のレンズ評価時より校舎の撮像位置が上に寄っているので、
地面をフォーカスして前ピンになっててもおかしくないですね。

単純にレンズの不具合で前ピンになっているのか、像面がおかしくなっているのかも想像できますが、
いずれにしてもEXIF情報から被写体までのフォーカス距離が判れば良いのですけどね。
Re: レンズ評価 KNN 2005/11/18(Fri) 21:57 No:7274 ID:3a3b67909537951
 >>7270

> いずれにしてもEXIF情報から被写体までのフォーカス距離が判れば良いのですけどね。
距離まではわからないけど、『遠景』、『中景』、『近景』、『マクロ』というのは見たことあります。
たしか、ペンタックスと思った。
ニコンは『距離情報のDタイプ』なんていっているので、ニコンビューで何がしかの距離情報出して欲しいよね。
Re: レンズ評価 さんちょ 2005/11/19(Sat) 22:49 No:7279 ID:6a04cd134bea073
 >>7274
距離情報を開示しないのは意図的にそうしているのかもしれませんね。
レンズの固体差や繰り返し精度を判別するのに重要な情報となるので、
メーカーサイドに立って考えると開示したく無いと考えるのが自然かも。

しかしKNNさんの仰る様に、
ニコンの売り文句は自信を持ってやってほしいですね。

或いはunknown dataの中にそれに相当する情報が有るのかもしれませんね。
何方かご存知の方いらっしゃらないでしょうか。
Re: レンズ評価 KNN 2005/11/20(Sun) 16:38 No:7285 ID:3a3b67909537951
 >>7279
> 距離情報を開示しないのは意図的にそうしているのかもしれませんね。
> レンズの固体差や繰り返し精度を判別するのに重要な情報となるので、
> メーカーサイドに立って考えると開示したく無いと考えるのが自然かも。
> しかしKNNさんの仰る様に、
> ニコンの売り文句は自信を持ってやってほしいですね。
> 或いはunknown dataの中にそれに相当する情報が有るのかもしれませんね。
> 何方かご存知の方いらっしゃらないでしょうか。
多分そんなに詳細データではないと思います。
(ニコンのレンズは仕事でばらして使うことありますので。)
フォーカス駆動モータにもエンゴーダーでもつけないと写真レンズでの詳細にはならないと思います。
それでも、ニコンビューに、『遠景』、『中景』、『近景』、『マクロ』くらいの表示は欲しいですね。
測距出来る測量機並みであれば何も言う事ありませんが。

次の妄想はフォーカスブラケティングシステムかな。
Re: レンズ評価 さんちょ 2005/11/20(Sun) 19:53 No:7287 ID:6a04cd134bea073
 >>7285
> 多分そんなに詳細データではないと思います。
> (ニコンのレンズは仕事でばらして使うことありますので。)
> フォーカス駆動モータにもエンゴーダーでもつけないと写真レンズでの詳細にはならないと思います。
> それでも、ニコンビューに、『遠景』、『中景』、『近景』、『マクロ』くらいの表示は欲しいですね。
> 測距出来る測量機並みであれば何も言う事ありませんが。

レンズの距離表示を見てるとリピータビリティーは悪くないと感じますので、分解能は数百有ると思います。
ただ目盛りが指数的なので、仰る様に情報を4段階位に分けるのは得策に思います。

不具合の無いレンズ同士比べると、以外にも固体差は結構有ったりします。
これを画質で判断するのは非常に困難でした。

測量機に使えれば面白いですね。

> 次の妄想はフォーカスブラケティングシステムかな。

これも面白いですね。
D200にロックオン機能が搭載されたことも有り、AF関連でやることはいろいろ有りそうですね。
Re: レンズ評価 KNN 2005/11/20(Sun) 20:39 No:7288 ID:3a3b67909537951
 >>7287

> 測量機に使えれば面白いですね。
もし出来ちゃったら、カメラでなく兵器になっちゃいますね。
撮影地点GPS、撮影後即時に無線で画像を司令塔やミサイル等に送る。
移動する目標に対して撮影地からの距離がわかればピンポイントですね。
妄想。
> > 次の妄想はフォーカスブラケティングシステムかな。
> これも面白いですね。
> D200にロックオン機能が搭載されたことも有り、AF関連でやることはいろいろ有りそうですね。
ジャスピンの保険だけではなく、絞り込んだのにもかかわらず、背景をそのレンズのボケ味にあわせてボケを誇張できないかということです。
(当然ソフト処理が加わりますが。)

大型画面にわざわざしなくて済みますし。
レンズとカメラの癖 ペンちゃん 2005/11/19(Sat) 01:37 No:7276 ID:c8db18a7b8077bd
 >>7270
17mmで校舎ではなく手前の校庭にピンがきているように見えるのが問題のようですが
実際は、ほとんどの被写体が被写界深度に入っています。

17mmでF8まで絞った画像を見ていただければハッキリすると思いますが、手前の砂混
じりの校庭に付いたタイヤ痕のようなパターンは見事に解像しているのに、校舎に近
づくに連れてノッペリとしたぼけたような描写になっているのは、単純にパターンが
細かくなりすぎて、画像素子やレンズの解像度を上回ってしまったからです。
これは別にぼけているわけではなく、明度も彩度も均一になってもおかしくない被写
体ですから、こういう描写になって当然だと思います。
これは左側の校舎に掛かっている緑色のネットをどれだけ解像しているかでも判りま
すが、端の方は網目が写っていても、奥になるに連れて網目が細かくなっていくため
解像できなくなっています。

また、校舎の屋上のフェンスがぼけて見えるのも、このフェンスの部分だけを切り取
り、ヒストグラムをチェックしてみれば判ると思いますが、ハイライトに偏っていま
すので、NIKONのデジカメの弱点であるハイライトの飛びやすさが悪さをして、ぼけた
ような画像になっているようです。多分、露出を4EVほど落として、この部分が中間
階調にくるようにすれば、それなりに解像すると思います。

いずれにしても、通常の用途では十分な画像が得られているのですから、ツカイモノ
にならないと言う程のレベルでは無いと思います。ただし、銀塩時代の設計には過剰
補正タイプのレンズが多く、開放ではフレアーが邪魔になってデジカメには向いてい
ない場合が多いというのも事実です。
レンジファインダー時代のレンズをエプソンwithコシナのR-D1で撮影して、結構使え
るじゃないかと言ってる連中が多いですけど、「使えなくはない」レベルの画像でも
思いこみが強いのか、「鮮明」とか「シャープ」という単語を使って評価している
ようで、興味深く成り行きを見ています。
私的には、やはりデジタルにはデジタル用のレンズが必要だと感じています。
オリンパスがMTFを20本/60本で発表しているのですから、そろそろNIKONも素子サイズ
に合わせて15本/45本で発表して欲しいモノです。
Re: レンズとカメラの癖 さんちょ 2005/11/19(Sat) 23:04 No:7280 ID:6a04cd134bea073
 >>7276
> 17mmで校舎ではなく手前の校庭にピンがきているように見えるのが問題のようですが
> 実際は、ほとんどの被写体が被写界深度に入っています。

ただでさえ焦点深度の狭いD2Xに、
ジャスピン位置を逃し、絞りでなんとかしている状態だとすると、
被写界深度内にほぼ入っていたとしても評価結果として参考にならないと考えます。


> 17mmでF8まで絞った画像を見ていただければハッキリすると思いますが、手前の砂混
> じりの校庭に付いたタイヤ痕のようなパターンは見事に解像しているのに、校舎に近
> づくに連れてノッペリとしたぼけたような描写になっているのは、単純にパターンが
> 細かくなりすぎて、画像素子やレンズの解像度を上回ってしまったからです。
> これは別にぼけているわけではなく、明度も彩度も均一になってもおかしくない被写
> 体ですから、こういう描写になって当然だと思います。
> これは左側の校舎に掛かっている緑色のネットをどれだけ解像しているかでも判りま
> すが、端の方は網目が写っていても、奥になるに連れて網目が細かくなっていくため
> 解像できなくなっています。

まず、カメラ側かレンズ側かまず切り分けをして頂けないでしょうか。
今回はレンズか、撮影条件がおかしいと思っていますのでレンズ側だと考えます。

17-55 17mm F2.8と、単焦点18mm F2.8(その2)のサンプルは、
撮影時刻は10分しか違わず照度も似ているため、コンディションは近いと言えると思いますが、
写真中央右上時計版の解像力は圧倒的に単焦点18mmの方が上です。
レンズ中央付近開放グラフは17-55 17mmの方が上なのでこのへんも腑に落ちない理由の一つです。

蛇足ですがこのような被写体の場合、
D70での解像限界付近にはモアレ、儀色が伴うことが多いですが、
このサンプルからそんな雰囲気は伺えません。


> また、校舎の屋上のフェンスがぼけて見えるのも、このフェンスの部分だけを切り取
> り、ヒストグラムをチェックしてみれば判ると思いますが、ハイライトに偏っていま
> すので、NIKONのデジカメの弱点であるハイライトの飛びやすさが悪さをして、ぼけた
> ような画像になっているようです。

ボディが同じなのに17-55が顕著なのは何故でしょう?


> 多分、露出を4EVほど落として、この部分が中間
> 階調にくるようにすれば、それなりに解像すると思います。

救済措置案として仰っていますよね?


> いずれにしても、通常の用途では十分な画像が得られているのですから、ツカイモノ
> にならないと言う程のレベルでは無いと思います。

個人差により許容範囲はまちまちだと思いますが、
これが定価23万もするデジタルを考慮したニコンレンズの「本当の実力」なら「私」は許容できません。


> ただし、銀塩時代の設計には過剰
> 補正タイプのレンズが多く、開放ではフレアーが邪魔になってデジカメには向いてい
> ない場合が多いというのも事実です。

銀塩時代の過剰補正とは具体的にどの様なことを指していますでしょうか?
また過剰補正が開放時のフレアになるアルゴリズムも含めて
レンズ型式をもって簡単にご説明頂ければ幸いです。


> レンジファインダー時代のレンズをエプソンwithコシナのR-D1で撮影して、結構使え
> るじゃないかと言ってる連中が多いですけど、「使えなくはない」レベルの画像でも
> 思いこみが強いのか、「鮮明」とか「シャープ」という単語を使って評価している
> ようで、興味深く成り行きを見ています。

色、解像力についてのみであれば、
同一条件で撮影すればすぐ答えは出ると思いますが。
もちろんレンズにはいろんな持ち味が有るので他要因についてはこの限りでは有りませんが。


> 私的には、やはりデジタルにはデジタル用のレンズが必要だと感じています。
> オリンパスがMTFを20本/60本で発表しているのですから、そろそろNIKONも素子サイズ
> に合わせて15本/45本で発表して欲しいモノです。

10本のラインはプレーンな部分の光量落ちなど判断するのに参考にしているのでそのままにしておいてほしいです。
また10本と30本のラインがあれば、その中間、それ以上のラインは「およそ」想像が付くのであまり必要性を感じないです。
それよりC社みたいに絞った時のラインが欲しいと切実に感じます。
絞れば良くなるレンズ、いくら絞っても良くならないレンズなのか判ってしまいますからメーカー側は怖いでしょうね。
尤もボディにもよりますし、自分で評価するまではあくまでも参考値ですけどね。
被写界深度 ペンちゃん 2005/11/20(Sun) 02:53 No:7282 ID:c8db18a7b8077bd
 >>7280
全ての事に一度にレスするのは時間的に不可能ですので、少しずつカキコさせていただきます。

> ただでさえ焦点深度の狭いD2Xに、
> ジャスピン位置を逃し、絞りでなんとかしている状態だとすると、
> 被写界深度内にほぼ入っていたとしても評価結果として参考にならないと考えます。

焦点深度に関してはレンズの焦点距離が短ければ短い程狭くなると言う事は言えますが、
それはあくまでレンズの問題であり、別にD2XであろうがD50であろうが同じ事です。
(ここでいう被写界深度と焦点深度の定義に関しましては
 http://fujifilm.jp/business/material/cctv/info/techguide/
 で、ご確認下さい。)

通常のフィルムの場合は、非常に平面性が悪く、フィルムをバキュームで圧着板に押さえ
つけなければ、50mm F1.4で求められる平面性すら満足させられません。
CCDの場合は、少しの傾きでも問題にされる事はあっても、少なくとも平面性の問題は
無いように思います。

許容錯乱円径は画素サイズによって変わると思いますが、1/4インチのCCDでも0.011mm程度
ですから、いくら画素サイズがこの径より小さくても、隣り合った画素で分離できなけれ
ば、NGというのはどうかと思います。ちなみに1200万画素の場合は1素子あたりが
0.0055mm程度の間隔になりますので、もし隣り合った素子の信号にハッキリとした差が
出れば、1mmで100本近い解像度がある事になります。画像を800%に拡大してチェックした
限りでは、だいたい3?4ピクセルのパターンをハッキリ表示できるかという事に注意が
注がれているようですが、それができるようでしたら、銀塩のブローニー以上の画像データ
を要求していることになります。

私はNIKONの4000dpiのフィルムスキャナーも使っており、1ピクセルがフィルム上の0.0064mm
に相当する画像データを扱っていますが、それを同じ大きさに表示させた場合、デジ壱よりも
ボケて見えます。

確かに、被写界深度内に入っていても、ジャスピンで無ければ「解像度」が低くなる事は
ありますが、それはAPS-Cサイズのデジ壱にとって期待値以上の結果を求めている事にも
なると思います。

銀塩時代、ほぼ無限遠の被写体(山岳など)を撮影していて、どうしても135サイズ
では無限遠の描写がしっくりこず、ブローニー(6x7)を使わざるを得なかった事があり
ますが、CCDやCMOSの時代では素子サイズと無限遠の描写にどのくらいの因果関係がある
のか気になっています。

「解像度」と「コントラスト」に関しては、近い中に書き込みします。
Re: 被写界深度 さんちょ 2005/11/20(Sun) 19:45 No:7286 ID:6a04cd134bea073
 >>7282
レス有難う御座います。更なる疑問が沸いてきました。
いろいろと難しいことをご存知の様ですのでまたもや質問させて頂きます。

> 焦点深度に関してはレンズの焦点距離が短ければ短い程狭くなると言う事は言えますが、
> それはあくまでレンズの問題であり、別にD2XであろうがD50であろうが同じ事です。
> (ここでいう被写界深度と焦点深度の定義に関しましては
>  http://fujifilm.jp/business/material/cctv/info/techguide/
>  で、ご確認下さい。)

焦点深度=2 x 許容錯乱円径 x Fナンバー (HPは許容錯乱円形になってますね)
から画素ピッチが細かいカメラで有効に記録しようとすると、
やはり焦点深度は浅くせざるをえないと考えます。もちろんローパスとの絡みも有りますが。

> 通常のフィルムの場合は、非常に平面性が悪く、フィルムをバキュームで圧着板に押さえ
> つけなければ、50mm F1.4で求められる平面性すら満足させられません。
> CCDの場合は、少しの傾きでも問題にされる事はあっても、少なくとも平面性の問題は
> 無いように思います。

確かにデジタルの方が物理的な精度を追い易いでしょうね。

> 許容錯乱円径は画素サイズによって変わると思いますが、1/4インチのCCDでも0.011mm程度ですから、

このHP上の方に、約1/7インチを1/4型として表現していますね。
これの画素数は約320画素で計算されている様ですがこれのことですよね?

> いくら画素サイズがこの径より小さくても、隣り合った画素で分離できなけれ
> ば、NGというのはどうかと思います。ちなみに1200万画素の場合は1素子あたりが
> 0.0055mm程度の間隔になりますので、もし隣り合った素子の信号にハッキリとした差が
> 出れば、1mmで100本近い解像度がある事になります。画像を800%に拡大してチェックした
> 限りでは、だいたい3?4ピクセルのパターンをハッキリ表示できるかという事に注意が
> 注がれているようですが、それができるようでしたら、銀塩のブローニー以上の画像データ
> を要求していることになります。

コンデジレンズは受光素子が小さいせいかここまでやる様です。
http://www.ricoh.co.jp/koko/gr_digital/02/2.html

どんなレンズか判りませんが周波数とコントラストの関係はこんな特性を示すらしいです。(図4-26)
http://www.ushio.co.jp/products/tech/le/le23/23_20.htm

白黒をはっきり解像できないとしても、10%でもコントラスト差が有り、
カメラがそれを受け止められればアウトプットに寄与すると考えます。

> 私はNIKONの4000dpiのフィルムスキャナーも使っており、1ピクセルがフィルム上の0.0064mm
> に相当する画像データを扱っていますが、それを同じ大きさに表示させた場合、デジ壱よりも
> ボケて見えます。
> 確かに、被写界深度内に入っていても、ジャスピンで無ければ「解像度」が低くなる事は
> ありますが、それはAPS-Cサイズのデジ壱にとって期待値以上の結果を求めている事にも
> なると思います。

ここまで読ませて頂いて、デジカメの解像度が現行のレンズよりも上回っていて、
悪くとればD2Xの存在意義を暗に否定されている印象を受けました。
ここでの「期待値」とはどれ程のことを仰っているのでしょう?
経験則で構いません。例えばAPS-Cで何百万画素程度なのでしょう?

> 銀塩時代、ほぼ無限遠の被写体(山岳など)を撮影していて、どうしても135サイズ
> では無限遠の描写がしっくりこず、ブローニー(6x7)を使わざるを得なかった事があり
> ますが、CCDやCMOSの時代では素子サイズと無限遠の描写にどのくらいの因果関係がある
> のか気になっています。

お手持ちのデジタルカメラとレンズは何をお使いでしょうか?
広角で中遠景を撮るには、個人的な拙い経験則では、D2X + TOKINA12-24 F値7.1付近で(ニコン12-24は試したことないです)
これ以上無いと思う位解像力が有り、しかも偽色レスの素晴らしい絵が撮れると感じていますがこの程度では不足でしょうか?
知人のカメラ、レンズを借りてでの確認だったのでサンプルは持ち合わせておりませんが。
長いレスですが ペンちゃん 2005/11/22(Tue) 02:35 No:7293 ID:c8db18a7b8077bd
 >>7286
多分、このレスに優先してレスをした方が良いと思いわれましたので、こちらから先に
レスさせていただきます。

許容錯乱円径は四切程度の写真を30cmの距離から見た時にボケが判らないという
のが基準になっていたと思いますが、更に大きく引き伸ばして同じ距離から見ると
いう条件なら、もっと小さくする必要があるのは確かです。
デジカメの画像の場合、ディスプレーで部分的に拡大して見られることが多いため
必要以上に解像しているかどうかが問題になっているように思われます。

> ここまで読ませて頂いて、デジカメの解像度が現行のレンズよりも上回っていて、
> 悪くとればD2Xの存在意義を暗に否定されている印象を受けました。

カメラもレンズも「どっちもどっち」と感じているというのが正直な気持ちです。
ブラーフィルターを使わざるを得ない、現行のCCDやCMOSには発展途上という
印象しかないですし、早くビデオカメラの3板式に匹敵する方式を開発してもらい
たいと思っています。レンズも、もっと像面湾曲を減らし、開放絞りでも使える
ように完全補正型の設計をして欲しいと思っています。

印刷原稿の場合、モノクロでは133線くらい,カラーでは175線(line/inch)ぐらいが
普通ですので、A4でカラーだと仮定しますと、短辺で約1446本の線がクリアに印刷
できれば最高と言うわけですから、2892ピクセルがコントラスト差60%で分離できる
のが期待値というわけですが、実際はそこまでシビアではなく、コントラストさえ
60%以上確保できれば1000ピクセルでも十分許容範囲に入ってしまいますから、
CCDなどのアスペクト比が2:3で、隣り合った画素の影響を受けないと仮定すると
150万画素が完璧に出力できればOKではないでしょうか。

D2Xでは短辺が2848ピクセルですから、解像度は最悪半分に落ちるとしても、楽勝の
はずですけど、コントラストの設定を間違えると、グラデーションは滑らかでも、
眠い感じの画像になりがちです。

もっとも、以前512x384ピクセルの見本の画像データを某出版社に送ったところ
その画像データをそのまま手札判より大きい画像サイズで印刷されてしまった
事がありましたが、細かく見れば「ピクセルが見えるぞ」と突っ込みを入れたく
なる程度ではあっても、その誌面上ではあまり違和感が無かったので、驚いてしまった
という経験もあります。(補完処理技術が素晴らしく進化したという事でしょうか)

> 白黒をはっきり解像できないとしても、10%でもコントラスト差が有り、
> カメラがそれを受け止められればアウトプットに寄与すると考えます。

人間の目は明度の差によって解像していると認識しますので、レンズのコントラスト
差が10%程度では、被写体のコントラスト差が10%程度の場合は1%に落ちてしまうこと
になりますから、解像している事には入らないと思います。
また輝度差で10EVはあるようなパターンでも10%しかコントラスト差が無いような
レンズでは、そのパターンの輝度が中間調に入らない限り、解像しているとは認識
できないと思います。

リコーのGR DigitalはCCDの大きさが7.2x5.4mmですから、同じ800万画素のデジ壱と
渡り合うためにもMTFは50本150本で測定する必要がありますし、理論的には焦点距離
が短くて明るい程、解像度は高くなりますから、5.9mm F2.4だったら、まともに設計
すればこのぐらいは出ても不思議ではありません。素子同士の間隔が0.0022mmですから
CCD上で0.007mmの程度の間隔の線を40?60%のコントラストの低下で解像する能力が
あると言ってもブラーフィルターの設計次第で鮮鋭度はかなり変わるはずですが、
結構うまくやっているのではないかと思います。ノイズがフィルムの粒子みたいに
見えるのもご愛敬ですね。

ウシオさんのデータは基板などを作るためのレンズの物ですね。通常、単色の光で
焼き付けますから、特定の周波数の光だけの事を考えて設計できる関係で、スゴイ
解像度のはずです。昔、NIKONで作っていたステッパー用のレンズは1200本/mm以上
解像していたと聞いています。

私がプライベートで使っているデジ壱はD70で、レンズは18-70mm F3.5-4.5とVR
70-200mm F2.8とテレコンのTC-20Eだけです。
(銀塩では、eosのbody2台+レンズ5本は全て処分したものの、PENTAXの67は未だに
 持っていますが…)

仕事で使うのはNIKONマウントの場合、フジとかKODAKが多いですけど、たまにcanon
のEOS-1Ds Mark IIとかオリンパスのE-1を使う事もあります。もちろん自前ではない
です。レンズはマクロか標準ズームがほとんどです。

どれもパーフェクトとは言えませんけど、用途さえ間違えなければ、十分な結果が
得られています。

TOKINA 12-24mm F4はかなり優れていると思いますが、67で撮影した半切や全紙の
紙焼きに匹敵するプリント画像が得られるかはちょっと疑問です。
銀塩時代、無限遠の被写体を撮影して、解像度的には同等であったとしても、135の
画像が6x7より鮮鋭感が何故か不足していると感じたのですが、その原因がよく分から
ないままですので、デジカメでも同じような事が起きるのか興味があります。
中判の場合、同じ画角を得るには135の2倍の焦点距離が必要になり、その分フィルム面
やレンズの像面の平坦性に対する要求が緩やかになるのではとも思ったのですが、
数mといった近い被写体では顕著ではないので、理由はハッキリしていません。
Re: 長いレスですが さんちょ 2005/11/25(Fri) 03:40 No:7303 ID:6a04cd134bea073
 >>7293
> 許容錯乱円径は四切程度の写真を30cmの距離から見た時にボケが判らないという
> のが基準になっていたと思いますが、更に大きく引き伸ばして同じ距離から見ると
> いう条件なら、もっと小さくする必要があるのは確かです。
> デジカメの画像の場合、ディスプレーで部分的に拡大して見られることが多いため
> 必要以上に解像しているかどうかが問題になっているように思われます。

「必要以上」というのは個人によってまちまちでしょうが、
出力サイズに拘らず、「行ける所まで行く」という需要が有るから
高画素機が当たり前になってきていると考えます。

> カメラもレンズも「どっちもどっち」と感じているというのが正直な気持ちです。
> ブラーフィルターを使わざるを得ない、現行のCCDやCMOSには発展途上という
> 印象しかないですし、早くビデオカメラの3板式に匹敵する方式を開発してもらい
> たいと思っています。

DXフォーマット然り、コストやいろんな要因から今の形体で具現化されてきていると考えます。
その中でボトルネックの一つとなるローパスやRGB補間処理について、
D2Xのサンプルを見た限りでは、この技術においてニコンは一番進んでいると感じます。
カメラ側の限界解像度がどれくらいなのか、何か指標が有れば面白いのですけどね。

> レンズも、もっと像面湾曲を減らし、開放絞りでも使える
> ように完全補正型の設計をして欲しいと思っています。

これらはデジタルになって銀塩の時よりも強く求められている項目でしょうね。
そしてそれら明確な要求仕様を満たすため、
ニコンはソフトを含めて徐々に達成してきていると思います。

> 印刷原稿の場合、モノクロでは133線くらい,カラーでは175線(line/inch)ぐらいが
> 普通ですので、A4でカラーだと仮定しますと、短辺で約1446本の線がクリアに印刷
> できれば最高と言うわけですから、2892ピクセルがコントラスト差60%で分離できる
> のが期待値というわけですが、実際はそこまでシビアではなく、コントラストさえ
> 60%以上確保できれば1000ピクセルでも十分許容範囲に入ってしまいますから、
> CCDなどのアスペクト比が2:3で、隣り合った画素の影響を受けないと仮定すると
> 150万画素が完璧に出力できればOKではないでしょうか。

この完璧に出力するための+αのために何画素いるかが難しいですね。

> D2Xでは短辺が2848ピクセルですから、解像度は最悪半分に落ちるとしても、楽勝の
> はずですけど、コントラストの設定を間違えると、グラデーションは滑らかでも、
> 眠い感じの画像になりがちです。
> もっとも、以前512x384ピクセルの見本の画像データを某出版社に送ったところ
> その画像データをそのまま手札判より大きい画像サイズで印刷されてしまった
> 事がありましたが、細かく見れば「ピクセルが見えるぞ」と突っ込みを入れたく
> なる程度ではあっても、その誌面上ではあまり違和感が無かったので、驚いてしまった
> という経験もあります。(補完処理技術が素晴らしく進化したという事でしょうか)

印刷業界での縮拡にはどのアルゴリズムが使われているのか興味が有ります。
自分が使っているのはNCまたは、バイキュービック≒スマートサイズ(Paint Shop Pro9) です。

> > 白黒をはっきり解像できないとしても、10%でもコントラスト差が有り、
> > カメラがそれを受け止められればアウトプットに寄与すると考えます。
> 人間の目は明度の差によって解像していると認識しますので、レンズのコントラスト
> 差が10%程度では、被写体のコントラスト差が10%程度の場合は1%に落ちてしまうこと
> になりますから、解像している事には入らないと思います。
> また輝度差で10EVはあるようなパターンでも10%しかコントラスト差が無いような
> レンズでは、そのパターンの輝度が中間調に入らない限り、解像しているとは認識
> できないと思います。

プレーンな部分の中間階調付近の1階調は確かに判別困難ですね。
2階調でしたらはっきり判別できますが、自然画でそれはレアかもしれません。

> リコーのGR DigitalはCCDの大きさが7.2x5.4mmですから、同じ800万画素のデジ壱と
> 渡り合うためにもMTFは50本150本で測定する必要がありますし、理論的には焦点距離
> が短くて明るい程、解像度は高くなりますから、5.9mm F2.4だったら、まともに設計
> すればこのぐらいは出ても不思議ではありません。素子同士の間隔が0.0022mmですから
> CCD上で0.007mmの程度の間隔の線を40?60%のコントラストの低下で解像する能力が
> あると言ってもブラーフィルターの設計次第で鮮鋭度はかなり変わるはずですが、
> 結構うまくやっているのではないかと思います。ノイズがフィルムの粒子みたいに
> 見えるのもご愛敬ですね。

このクラスのローパス技術って意外と1眼より進んでいるのではないかと思うこと有ります。
参考に17-55と今度発売される18-200VRのMTFグラフから、
本/mmまで解像できるか、簡易的に想定値を求めましたので貼り付けておきます。
この2つのレンズワイド端中央部は広角レンズとしては凄まじいのではないでしょうか。

> ウシオさんのデータは基板などを作るためのレンズの物ですね。通常、単色の光で
> 焼き付けますから、特定の周波数の光だけの事を考えて設計できる関係で、スゴイ
> 解像度のはずです。昔、NIKONで作っていたステッパー用のレンズは1200本/mm以上
> 解像していたと聞いています。

このグラフは空間周波数とコントラストの関係が、ほぼ線形である事に意味が有って引用致しました。

> 私がプライベートで使っているデジ壱はD70で、レンズは18-70mm F3.5-4.5とVR
> 70-200mm F2.8とテレコンのTC-20Eだけです。
> (銀塩では、eosのbody2台+レンズ5本は全て処分したものの、PENTAXの67は未だに
>  持っていますが…)
> 仕事で使うのはNIKONマウントの場合、フジとかKODAKが多いですけど、たまにcanon
> のEOS-1Ds Mark IIとかオリンパスのE-1を使う事もあります。もちろん自前ではない
> です。レンズはマクロか標準ズームがほとんどです。
> どれもパーフェクトとは言えませんけど、用途さえ間違えなければ、十分な結果が
> 得られています。
> TOKINA 12-24mm F4はかなり優れていると思いますが、67で撮影した半切や全紙の
> 紙焼きに匹敵するプリント画像が得られるかはちょっと疑問です。
> 銀塩時代、無限遠の被写体を撮影して、解像度的には同等であったとしても、135の
> 画像が6x7より鮮鋭感が何故か不足していると感じたのですが、その原因がよく分から
> ないままですので、デジカメでも同じような事が起きるのか興味があります。
> 中判の場合、同じ画角を得るには135の2倍の焦点距離が必要になり、その分フィルム面
> やレンズの像面の平坦性に対する要求が緩やかになるのではとも思ったのですが、
> 数mといった近い被写体では顕著ではないので、理由はハッキリしていません。

マクロレンズが遠景の描写が甘くなりがちな様に、
レンズのターゲットがどのあたりなのかにもよるでしょうし、
被写体の情報量の差が視覚的に分かり易くしているのかもしれないと思いました。
もちろんピント精度やその他もろもろの要因もあるかもしれませんが、
是非デジタルで追求して頂きたいです。
限界解像度 ペンちゃん 2005/11/28(Mon) 04:11 No:7309 ID:c8db18a7b8077bd
 >>7303
どなたも、このグラフに対して疑問を感じていないようなので、レスをします。

> このグラフは空間周波数とコントラストの関係が、ほぼ線形である事に意味が有って引用致しました。
との事ですが、
「光学的収差のない理想的なレンズの場合(実際には存在しない)。実際のレンズでは、収差のためにこれよりもコントラストが低くなる。」
という前提を全く無視している事は、どなたも気づいていないのでしょうか?

実際のレンズは、理想的なレンズとはほど遠く、収差だらけですから「空間周波数とコントラスト」はグラフに表しているように都合良く行ってくれません。
[アサヒカメラ]の[ニューフェース診断室]では10、20、40本/mmのMTF曲線を掲載していますのでそれを見ていただければ一目瞭然ですが、決してリニアーな関係ではありません。

NIKONでいえばF1.2の標準レンズには非球面レンズを採用した物と普通の球面レンズだけの物との2種類がありましたが、解像度は球面レンズの方が高かったということは確かです。
焦点に集まった光の様子をチェックすると、球面レンズの方が大きな円に散らばっているのですが、中心部に芯のように光が集中する部分があるため、測定値としての解像度は高くなっていました。
もちろん、凄まじいフレアによりコントラストが低い上、点光源が画面のに入るとコマ収差などによって、周辺では鳥のような滲みが発生していました。
これに対して、非球面レンズの方は光が集まった円は球面レンズより小さく、滲みも少ないのですが、球面レンズの芯に相当するほど1点に光が集中していないため、測定値的には解像度は低くなっていました。

この解像度を測定するのに一般的なのは、書籍などを保存するために使われているマイクロフィルムで、中間調などほとんど存在しない程ハイコントラストな画像しか撮れませんが、600?850本/mmまで解像する能力があります。

普通のISO100程度の白黒フィルムでも200本/mm程度、カラーフィルムの場合は140本/mm程度までは解像できるようですが、それはチャートのコントラストが1000:1というハイコントラストの場合で1.6:1のローコントラストの場合は、どちらもいきなり60本以下に落ちてしまいます。
しかもこのJISで決められているローコントラストでも、まだ甘すぎるのは確実で、昔、カメラ毎日の行っていた解像度チェックでは1.25:1というコントラストのチャートが使われていたくらいです。

> カメラ側の限界解像度がどれくらいなのか、何か指標が有れば面白いのですけどね。

NIKONのD2Xの場合23.7mmの間に4288画素並んでいますので、色を分離しなくて済めば、最高で2144本まで解像できるはずですが、ブラーフィルターでぼけるのと、輝度信号の基準になる緑の画素が半分しかない事から、最悪の場合その半分(1072本)以下に落ちてしまい、条件が良い場合でも70%程度の1500本程度しか解像できませんし、緑以外の色が主体の場合は、更に解像度が落ちる可能性が高くなります。
従って、限界解像度は45?63本/mm程度という事になります。
私が15本と45本のMTF曲線が見たいというのも、この限界解像度付近の特性が分かりやすくなるからです。
ちなみに銀塩の場合40本/mmが解像力に相当する曲線で、これが60%以上あれば、かなりシャープな感じがするはずですので、APS-Cサイズの素子なら60本のデータがあれば面白いのですが、多分開放絞りでは20%にも満たないレンズがほとんどのはずです。
Re;限界解像度 さんちょ 2005/11/28(Mon) 17:19 No:7311 ID:3a37e8784f07511
 >>7309
>どなたも、このグラフに対して疑問を感じていないようなので、レスをします。

私の前提条件から疑問を持つ程のものでは無いと思います。
また、面白いスレッドですといろんな方が参加され盛り上がるのですが、
正直言ってしまうと、本スレッドは皆さんせいぜい読み流すというか、傍観されている程度ではないでしょうか。
gojiraさんのレスがそれを的確に表現しています。
空間周波数について折角丁寧にご説明頂いたのですが、実際はどうなのかがよく分らなかったです。
どの程度の減衰率を示すのか、どの辺に変曲点を有するのか、
またその理由を含めて実例をもって端的に教えて頂ければ幸いです。

>NIKONのD2Xの場合?・・・?従って、限界解像度は45?63本/mm程度という事になります。

あくまでも憶測ですが、良い線行っていると思います。
ただ、限界付近はどういう特性を示すのかはカメラによってまちまちなので、どこかの雑誌社でやってるチャート図を或る程度参考にしてます。
それを参考にする限り高解像度ながら破綻が無いという意味で、SD10とD2Xは他のカメラと比べ別次元です。
Re;限界解像度 ムーミンパパ 2005/11/29(Tue) 10:54 No:7312 ID:8590c87ff241016
 >>7311
> 正直言ってしまうと、本スレッドは皆さんせいぜい読み流すというか、
>傍観されている程度ではないでしょうか。

いえいえ、大変興味深く拝見させて頂いております
ただ、質問しようにも、基礎的な知識不足のため、出てくる用語などを
検索でひもといている現状であります
とても参考になっておりますので、このような情報などありましたら
投稿して頂きたいと思っております
解像度とコントラスト ペンちゃん 2005/11/23(Wed) 05:51 No:7297 ID:c8db18a7b8077bd
 >>7280
レンズの過剰補正に関してですが、[アサヒカメラ]の[ニューフェース診断室]をご覧に
なっている方はご存じだと思いますが、レンズの持つ収差の一つに球面収差があり、虫メガネ
のように何の補正もしていない単レンズでは光が通る位置が中心から離れれば離れるほど
本来の焦点位置より手前に結像してしまいます。この球面収差は球面のレンズでは逃れる事
のできない収差で、屈折率や曲率の異なる凹レンズと組み合わせて、できるだけ同じ位置に
焦点を結ぶように補正するのが一般的です。

この補正は少しやっかいで、F1.4のレンズの場合1?3段程絞った時に光が通る束の外周に
あたる部分の収差のふくらみを抑えるために、開放の時に光が通る最外周部分の収差を過剰
に補正して、本来の焦点より遠くに像を結ぶようにしたレンズが多く作られていました。
この過剰補正された部分を通る光がハロやフレアとなって画像のコントラストを低下させる
わけですが、光が1点に集まらなくても焦点に芯のような光が多く集まる部分があれば、
コントラストは低いものの一応解像しているように見えてしまいます。
もちろん一段以上絞ればこの過剰補正した部分は絞りによって隠されてしまいますから、
ハレやフレアは無くなり、更にこの過剰補正によりF2?5.6の時の光束の外周部分の補正が
不足する部分のふくらみが少なくなるため、絞れば解像力もコントラストも良くなる事に
なります。そして、Nikonでは50mm F1.4のレンズが、補正過剰量は新しい設計になる程減って
きていますが、典型的な過剰補正タイプです。
なぜ過剰補正タイプでは開放でハレやフレアがひどいのかという理由に関しては、かなり
専門的になってしまいますが、ガウス型などによく見られる絞りの直ぐ後方の凹レンズに
より同心円方向のフレアが発生しやすくなるからというのが答えの一つです。
明るいレンズの構成図を見ていただければお分かりでしょうが、ほとんどが絞りの後方の
レンズは凹レンズです。

それに対して、ドイツの有名なレンズ(プラナーやズミクロン)では開放絞りの最外周で
球面収差がゼロになる完全補正型をかなり古くから採用していました。設計が悪ければ
補正不足の部分のふくらみが大きくなり過ぎ、解像力は落ちますが、開放からハレやフレア
の少ない、コントラストが高い画像が得られるという特徴があります。
このタイプのレンズの特徴として、開放から使えるものの、絞ってもそれほど解像力が良く
ならない事が多く、絞った時の解像力を重視するか、コントラストを重視するかで過剰補正
タイプにするか完全補正タイプにするかが決まっています。
日本のメーカーではCanonとコニミノが完全補正タイプです。
ちなみにオリンパスは非常に珍しい補正不足タイプで、補正不足のふくらみも非常に小さい
コントラストと解像力を兼ね備えた標準レンズを作っていました。(ただし、非点収差が
あまり良くなく、平面性も良くないので、周辺部分はデジ壱には不向きですが…)

デジカメのように最高の解像度がCCDやCMOSで決まってしまう場合は、ある程度の解像力さえ
確保できれば、コントラストを重視するというのが効果的です。理想のレンズでは絞りには
解像力ではなく被写界深度をコントロールする働きをさせるのがメインになった方が良い
わけですから、これからのデジ壱には、より優れた完全補正タイプのレンズを揃えて欲しいと
思っています。

MTF曲線に関して
> 10本のラインはプレーンな部分の光量落ちなど判断するのに参考に
ならないと思われます。
MTFでは光量の落ちではなく、コントラストの落ちを測定していますので、光量落ちをチェック
するには18%の反射率の標準反射板を使わない限り、ハッキリしないはずです。
光量が落ちるとコントラストも悪くなるという考え方ですと、絞りを絞ればコントラストが
落ちてしまう事になります。
ちなみに、ライカ用のノクチルックスの50mm F1.0のレンズの場合、画面の周辺では開口効率が
14%を切ってしまっていますので、ケラレによって周辺部の解像度やコントラストの落ちを
抑えていますが、デジカメ向きではないように思います。

もう、このスレッドに書き込むのはストップしますが、高いレンズが優れているとは限りませんし、
時代によっては、ほんの少し良くするために数倍の金額になってしまうのはしょうがないことだと
思います。
Re: 解像度とコントラスト ムーミンパパ 2005/11/23(Wed) 08:47 No:7298 ID:e0f7f618e67108a
 >>7297
さんちょさんと、ペンちゃんさんのやりとり、大変わかりやすく参考になり
楽しく見させて頂いております

> もう、このスレッドに書き込むのはストップしますが、

お忙しいと思いますが、とても詳しい解説で参考になります
また、単に物理的な話ではなく、個別のレンズについて、こういう理由で
このような癖があると言うことが、とても面白いです
お時間のあるときにでも、またレンズに関する解説をしていただけたらと思います
Re: 解像度とコントラスト さんちょ 2005/11/25(Fri) 03:44 No:7304 ID:6a04cd134bea073
 >>7297
レンズの詳細なご説明有難う御座います。
デジタルが無い時代に、
像面反射と像面入射角をあまり考慮に入れずに設計されたこと、
非球面レンズを作るのが困難だったこと
が大きな要因だと思っていましたが実際はいろいろ有る様ですね。

> MTF曲線に関して
> > 10本のラインはプレーンな部分の光量落ちなど判断するのに参考に
> ならないと思われます。

もちろん等価では無いですが、公開されている情報はニコンの場合この程度しか有りません。
実写とそれを結びつけてみますと、10本/mmグラフの唐突な落ち込みと光量落ちはほぼ一致していると感じてます。

メーカーによってはこんなに詳細に開示してるとこも有るんですね。今調べてみて初めて知りました。
http://www.cosina.co.jp/seihin/co/b-25/
まあまあ。 gojira 2005/11/25(Fri) 22:03 No:7306 ID:0605556553ee8e2
 >>7297
教科書に書いてあることですので、ここで延々と論述する必要もないと思います。
ご興味があれば、こちらをご参照下さい。
http://www.lensya.co.jp/008/wforum.cgi
コントラスト低下率 ペンちゃん 2005/11/20(Sun) 14:09 No:7284 ID:c8db18a7b8077bd
 >>7280
> まず、カメラ側かレンズ側かまず切り分けをして頂けないでしょうか。
> 今回はレンズか、撮影条件がおかしいと思っていますのでレンズ側だと考えます。

デジカメの場合はモアレを軽減させるため、本来なら一つの素子に入るべき光を
ブラーフィルターで色フィルターの異なる複数の画素に分散させていますので、
銀塩とは全く異なった振る舞いをします。野外の撮影ですので、光の状態など全く
同じ条件で撮影しているわけではないので、この比較テストを評価する上で、
レンズだけの問題と考えてしまうのは、危険です。

> 17-55 17mm F2.8と、単焦点18mm F2.8(その2)のサンプルは、
> 撮影時刻は10分しか違わず照度も似ているため、コンディションは近いと言えると思いますが、
> 写真中央右上時計版の解像力は圧倒的に単焦点18mmの方が上です。
> レンズ中央付近開放グラフは17-55 17mmの方が上なのでこのへんも腑に落ちない理由の一つです。

時計の盤面の明るさや、その周りの明るさを並べてチェックしていただければ、
お分かりになると思いますが、かなり明度が異なっています。
だいたい3ピクセル程度の幅のパターンですので、ブラーフィルターの影響と
この空間周波数におけるコントラスト低下率を考慮すれば、こういう写りになって
しまったとしても、それほど不思議ではないと思います。
基本的にブラーフィルターがある限り、1ピクセル単位の解像は不可能ですから、
どれだけぼけるか、どれだけコントラストが低下するかを考慮する必要があります。

時計盤の数字[1]の明るさとその右横の明るさをRGBでチェックしてみたところ、
17-55 17mm F2.8 数字(113/119/115)
          盤面(134/138/133)
単焦点 18mm F2.8 数字(131/139/139)
          盤面(161/167/168)
でした。
RGBは各色8bitですので、0から255までの256段階の明るさで表示されます。

時計盤の明るさが同じでない限り、どれだけ針の黒を周りの白が滲みで白っぽく
させているのかを正確に比較する事はできません。

しかも、問題を更に複雑にするのは、CCD自体の光量に対するリニアリティー
がそれほど良くないという事です。例えば、2EVの露出差に相当する明るさの二つの
点を撮影した場合、暗すぎたり、明るすぎたりした場合は、ほとんど差が出ない事も
良くあります。
Re: コントラスト低下率 さんちょ 2005/11/23(Wed) 03:56 No:7296 ID:6a04cd134bea073
 >>7284
こんばんは。レス有難う御座います。こちらも徐々に返させて頂きます。

>デジカメの場合はモアレを軽減させるため、本来なら一つの素子に入るべき光を
>ブラーフィルターで色フィルターの異なる複数の画素に分散させていますので、
>銀塩とは全く異なった振る舞いをします。野外の撮影ですので、光の状態など全く
>同じ条件で撮影しているわけではないので、この比較テストを評価する上で、
>レンズだけの問題と考えてしまうのは、危険です。

ブラーフィルターって表現久しぶりに聞きました。確かにボディとレンズの相性も有るかと思います。
例えばローパスが無いカメラ、外せるカメラ、外したカメラで比較できればその部分については切り分けが付くんですけどね。
機会の有る方はコダックの760でいろいろ試してみるのも良いかもしれません。
先日オークションで確か7万円台で落札されてました。評価用+コレクションで買っとけば良かったかなぁ。

>時計の盤面の明るさや、その周りの明るさを並べてチェックしていただければ、
>お分かりになると思いますが、かなり明度が異なっています。
>だいたい3ピクセル程度の幅のパターンですので、ブラーフィルターの影響と
>この空間周波数におけるコントラスト低下率を考慮すれば、こういう写りになって
>しまったとしても、それほど不思議ではないと思います。

絞りはいずれもF2.8、SSは17-55 1/2000 単焦点18mm 1/1600
1段分の差がこの明度差になっているのでしょうね。
空間周波数におけるコントラスト低下差が、すなわちレンズの解像力を大きく左右すると考えます。

>基本的にブラーフィルターがある限り、1ピクセル単位の解像は不可能ですから、
>どれだけぼけるか、どれだけコントラストが低下するかを考慮する必要があります。
>時計盤の数字[1]の明るさとその右横の明るさをRGBでチェックしてみたところ、
>17-55 17mm F2.8 数字(113/119/115)
>          盤面(134/138/133)
>単焦点 18mm F2.8 数字(131/139/139)
>          盤面(161/167/168)
>でした。
>RGBは各色8bitですので、0から255までの256段階の明るさで表示されます。
>時計盤の明るさが同じでない限り、どれだけ針の黒を周りの白が滲みで白っぽく
>させているのかを正確に比較する事はできません。

フォトショップで画面全体輝度平均と標準偏差をほぼ合わせて確認してみましたが、解像感の優位差は変化有りませんでした。

>しかも、問題を更に複雑にするのは、CCD自体の光量に対するリニアリティー
>がそれほど良くないという事です。

大なり小なり特性として存在しててもおかしくないでしょうね。
しかし実際に環境照度のみ異なる条件で他条件を全て同じにして、
画像のこの程度のコントラスト差で、解像力がこれ程変わってしまったことは経験上有りません。
もし実際に有るのでしたら問題になるのではないでしょうか。

>例えば、2EVの露出差に相当する明るさの二つの
>点を撮影した場合、暗すぎたり、明るすぎたりした場合は、ほとんど差が出ない事も
>良くあります。

2EVの露出差に相当する明るさの二つの点というのはどんな状態なのか分り難いです。
ほぼ露出適正で撮影した場合、何階調程度の差を表しているのでしょう?
Re: レンズ評価 sleipnir 2005/11/18(Fri) 12:33 No:7272 ID:62271bd9aebed1b
 >>7269
> 条件は違いますが私もテストしてみました。

テスト撮影ご苦労様です。
24-120はやっぱり巷の批評どおり絞っても甘い描写ですね。
フルサイズのレンズをDXサイズでトリミングして使っているのにちょっと寂しい結果ですね。

17-55もリンク先のレビューと大きな差は無いように感じました。
DXサイズで135画角換算25ミリとはいえ17ミリのレンズの周辺部はこんなものでしょう。
昨今のDXサイズならフルサイズと違って周辺まで破綻の無い画が簡単に得られるという行き過ぎた風評の方がおかしいと思っていたので至極当然の結果だと思いました。
Re: レンズ評価 ありえる 2005/11/18(Fri) 15:31 No:7273 ID:c82efe3573d4acb
 >>7272

> 17-55もリンク先のレビューと大きな差は無いように感じました。
> DXサイズで135画角換算25ミリとはいえ17ミリのレンズの周辺部はこんなものでしょう。
> 昨今のDXサイズならフルサイズと違って周辺まで破綻の無い画が簡単に得られるという行き過ぎた風評の方がおかしいと思っていたので至極当然の結果だと思いました。

私も、17?55に過度の期待を寄せていました。
改めてテストしてみて、17端はこんなもんかな・・と思いました。
その前、このレンジのレンズが24?120だけだったので、
「感動的によく写るようになった」のは確かですが(笑)

センター部分の解像度がよくて、周辺に向かって解像度が落ちてゆくのは、
MTF曲線どおりですな。
デジタル画像の比較方法とは デジ 2005/11/18(Fri) 22:57 No:7275 ID:63b2272bedf8522
> こんな記事を見つけました、読んでて目眩がしました。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/special/2005/11/15/2049.html
> : : : :
> D2XとD70もマッチングを見るための試験だそうですが、
> 両機種とも自分が行ったものとはかけ離れているのでこの記事は全く信用できないと思いました。
> 自分はアマチュアです、でも使用したことのあるレンズについてオカシナ評価が付くと面白くないです。

評価は文章ではなく画像でするべきだと思います。
文章だとそもそも表現力があるかどうかが重要ですし、
仮に表現力があっても同じ文章を見て全員が同じ受け取り方をするとは限りません。
また、同じ画像を見ても良しとするかどうかは人によって、また用途によって違います。
つまり評価は読み手に任せるべきだと思います。

ということで、私はボディ・レンズ比較用に実画像をマイHPに載せています。
良いとも悪いとも書いていませんが、その画像を見れば分かると思います。
時として一目瞭然です。
フィルム時代には味があるだのポートレートには良いだのいわれたレンズが
単に収差が多くぼけぼけだったことのいいわけだったと分かることがあります。
これがフィルムにはない、デジタル画像比較上のすばらしいところです。

デジカメwatchにおいても記事をやめて実際の画像だけを載せれば良かったと思います。