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掲示板名：ニコン一眼レフカメラ専用カメラフォーラム
タイトル： Re:Re:Re:Re:センサーの大きさと被写界深度と高感度特...
投稿日： 2008/04/16（Wed） 16:03
投稿者： Ken

ご返信、ありがとうございます。
三浦さんのお説、どうも理数系に弱い自分には理解しきれないのですが（笑）、
センサーの解像力と被写界深度の関係についての基礎理論は、
とても参考になります。
ただ、実際の解像力は、
同じ画素ピッチでも、各社のそれ以外の技術によっても差が出てくると思いますし、
レンズ設計でどのあたりの絞り値に解像力のピークを持ってくるかにも影響されるのではないでしょうか？
また、現行レンズやプリンタの解像力に上限がある以上、
とくにプリントサイズがA3以下の場合、
必要十分な解像力を越えても、オーバースペックであるような気がするのですが・・。
つまり、出力サイズがある程度以上大きくならないと、
オーバースペックな部分は差が出ない、と。
もちろん、より高い解像力の追求が、
デジカメの進化の
重要な要素のひとつであることは間違いなく、
そのためには「効率的に絞る」必要があるというお説は、とても有益です。

>画像の要素としては、「解像度（実質的な画素数）」、「被写界深度」および「ノイズ」が重要な要素だと思います。

わたし的には、「ダイナミックレンジ」も加えたいところです。
白飛びだけでなく、暗部の色再現性にも直結する問題ですので。

いずれにしろ、
フルサイズ機は、これから
①高解像力
②高感度・広ダイナミックレンジ
の2方向へ特化していくことでしょう。
わたしとしては、①ばかりが優先されて②がなかなか向上しないことを
苦々しく思っていたところに、D3の登場！
しかし、②の方向性はDXでやり、①の方向性をFXでやるのが効率的であり、
その意味では、キヤノンの棲み分けの方が正しいと感じています。
しかし、現実には、一般ユーザーを巻き込むDX機の方が①に傾いてしまうのは、
いたしかたなく（その方がコストパフォーマンスも上がりますし）、
北京オリンピックを睨んで報道のプロ用にD3を登場させたのは、
企業戦略としては正解なんでしょうね。
現実として、DXであれFXであれ、画素数が1M越えを果たしていない一眼レフは、
これから生き延びることはできないでしょう。
とするならば、「②はFXで」というのがニコンの回答なんでしょうか？

解像力の追求は、けっきょくのところ
カメラやレンズをデカく重くさせますので、
逆に解像力は必要最小限にとどめ、小型軽量でそこそこのスペックを盛り込んだ
サブカメラの登場をわたし的には強く望んでいます。
あと、新しいパンケーキレンズは、いずれニコンも出すことでしょうが、
この流れだと、なんかFX兼用になりそうな気もし、
「パンケーキが必要なのは、DXのユーザーでしょ！」
と、すでに文句を言う準備をしているところです（笑）。

というか、あえてセンサーを小さくすることで不利を背負い込んだフォーサーズが、
「解像力と被写界深度」というより、
「高感度特性と被写界深度」の関係において、
このところちょっと魅力的に見えてきた、というのが発端でした。
マウントの違いで、どこまで無理なく開放値を明るくできるか
というあたりの光学的な基礎理論は、いかがなものでしょうか？
というか、フォーサーズって、なんで開放値を明るく設計できるのですか？
もし、よろしかったら、そのあたりについてご教示いただけると幸いです。