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掲示板名:ニコン 一眼レフカメラ専用 レンズフォーラム
タイトル : Re: どうも有り難うございます──m(_ _)m
投稿日 : 2005/12/21(Wed) 01:39
投稿者 : 香織淳士
 どうも有り難うございます、皆さんの書き込みを二度拝読して、
やっとこさ訳が判りました(^-^;)>゛゛゛゛。
 しかし、一度目読んだ時は『駄目だ──(T_T)〜』と思っても、
二度目、三度目には他の知識が増えた訳でも無いのに、
何とか訳が判るようになるというのは、不思議ですよね〜(詠嘆)。

> > (ouchさんのイラストのお蔭で、第二主点というのが何を表しているのか、
> > やっと判ったような判らないような‥‥。
> > もっとも、じゃー第一主点が何なのか、判ってませんが(-_-:) )。
> >
> 主点というのは単に「レンズの中心」のことです。
> たとえば表面と裏面の曲率が同一な単独の凸レンズであれば、主点はレンズの
> 物理的中心と一致します。
> 写真用レンズのような、複数のレンズを組み合わせたものでは、主点を
> 「レンズの焦点から焦点距離分だけ、レンズ側に戻った位置」と定義します。
> つまり、焦点距離24mmのレンズであれば、その主点は、レンズのf値や種類に
> 関わらず、撮像素子面から24mmの位置になります。

 わははははは、光束がレンズの入射時点での太さになる距離だと思い込んでいました
(ひょっとするとそれが一致する距離でも、『結果的に』あるのかもしれませんが)。 

> また、複数のレンズを組み合わせたレンズの場合、主点は2つ生じます。
> この場合、レンズの前面(対物側)主点を第一主点、後面(撮像素子側)を第二主点
> と呼びます。第一主点の位置は、レンズの後部から平行光線を入射させた時の
> 焦点位置から、レンズ側に向かって焦点距離分だけ近づいた位置となるのですが
> 写真用レンズでは、第一主点がどこに位置してもあまり重要ではありません。

 なる程、テレフォト率を算定する時に使うくらいしか、
意味がないということがよく判りました。
と言いつつ、実際には何か他に役に立つことがあるのかもしれませんが‥‥。

> ところで、

> > 絞り通過後の光束を強引に凸レンズで細く集約して、
> > それから凹レンズで拡散させる形で強引にマウントを通した場合、
> > これもやっぱり入射角度から来る定義の為に、『F値は角度が狭く
> > なった分暗くなる』んでしょうか?
> >
> 前方に凸レンズ、後方に凹レンズを配すると、レンズの主点は前方に
> 移動します。つまり焦点距離が長くなるわけです。これは望遠レンズを
> 作る場合の基本的な構成ですね。
> この場合、各レンズの屈折率を上げれば上げるほど、短いレンズ全長で
> 長焦点が実現できるわけですが、焦点距離が長ければ長いほど、F値を
> 上げるのが難しくなることはわかりますよね?
> 結局のところ、どうがんばっても、撮像素子面の前にマウントという
> 「絞り機構」が存在する限り、実現できる最小のF値はそこで決められて
> しまうのです。

 なる程、それをすると焦点距離が伸びてしまうのだというのは、
思い及びませんでした。
確かに、絞りの前方は同じでも、
後方が違えば光学系そのものが全く違うのと同じですもんね──(-_-:)。
 我ながら穴が多いです(^-^;)>゛゛゛。
どうも有り難うございましたm(_ _)m。

> ただしこの話には一部「嘘」が含まれています。前のメッセージでも
> ちらっと書きましたが、これまでの話では、マウント面の前方にレンズを
> 置いた場合しか言っていません。マウント面よりも後方にレンズを配する
> ことができれば、マウントサイズによる縛りは緩和できます。
> 現実には不可能ですが、極めて大きな屈折率を持つ凸レンズをマウントの
> できるだけ奥の方にに配することができれば、原理的にはマウントサイズ
> による縛りを乗り越えて、F値を下げることができるはずです。

> 実はFマウントの場合、フランジバックは主要一眼レフマウントの中で
> 最も長い部類なのですが、バックフォーカスに関しては非常に短いという
> 特徴を持っています。(正確な値は忘れました)。これを生かせば、もしかしたら
> F1.0に近い値をもつレンズは作れるかもしれません。もっとも、そうしたレンズ
> が写真用としてまともな画質になるとは思えませんけど。

 してみると、DXフォーマットというものの意味不明さがよく判りますよね。
素直にAPSマウントとしていれば、バックフォーカスを短く取れて
(別にAPSマウントに対して、
ギリギリまで最終レンズを後ろに持って来なければならない法もありませんし)、
念願のF1.0系のレンズも開発が容易になったのに。
現状では、『以降のボディーではミラーの通過位置をこれこれと規定する』としない限り、
F1.0級のレンズの開発は困難そうですから。
 とは言え、最後のレンズを飛びだした量の大きい凸レンズ
(メニスカスで後ろを飛びださせても構いませんが)とすれば、
1〜2ミリ位は、距離を稼げ‥‥中心の位置を考えると、変わらないかな(大汗)?
でも、フランジ面よりも後玉は4ミリは後ろに置けるでしょうから、
ギリチョンで達成不可能でも無いような気はします、『計算上』は。

> 長くなりましたけど、上の説明からもわかるように、レンズのF値を決定する
> 要素に、撮像素子のサイズはまったく関係しません。そもそもの議論の開始点
> にあった「DXサイズだから(撮像素子が小さいから)F1.0が可能となるはず」と
> いうのは、F値の定義からしてもありえないのです。

 残念ながら例外の設定も難しそうだということが、よく判りました。
有り難うございますm(_ _)m。
 しかし、『焦点距離をレンズの有効口径で割ったもの』というだけでは、
こういう図形論的な意味合いは掴み取りにくいものですねー。
どうしても前玉か絞りを軸に考えてしまいますので。
 そういや、四メートルの口径に対して、Fマウントであれフランジバックを0ミリに設定出来たら──。
そうか、フランジバック0の時点で、F値は無限大だよな(苦笑)。


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