画像の輪郭は画素ごとの輝度値による白黒画像として表されますが、画素の輝度値YはGに等しい訳ではなく、
Y = 0.299 x R + 0.587 x G + 0.114 x Bにより計算されます。
従って、RGBGのRまたはBの位置を復元するには、周囲の画素からR,G,Bの値を補間しますが、Gの位置を復元する場合でも、同様に周囲の画素からR,G,Bの値を補間します。
この画素値を補間する処理をデモザイク処理と呼びます。
確か画像DATAのファイルナンバーのつけ方はDCF 2.0(Design rule for Camera File system)、DPOF(Digital Print Order Format)で規格化されていたような気がします。RAWもこれに習って、拡張子だけ変えているのでしょうね。
桁数を増やすと、この規格から外れてしまうので、やはりファイル管理の方を改良するか、カメラ内で現像する時のjpgファイルの書き込み方法を上書きしないようにするしかないように思いますけれど。。。?
http://www.vector.co.jp/soft/data/art/se424945.html で公開しているPDF「キャプチャNXの使用方法」の「フィルムとセンサの実質的な画素数」で説明しましたが、プロビア100Fなどの微粒子といわれる銀塩フィルムを使用する場合は、レーリーの回折限界により、開放からF8の絞り値で撮影する場合に最高解像度が得られると考えられます。
そして、36mm x 24mm フィルムの最高解像度(実質的な画素数)は1350万画素(R,G,Bの画素の合計では3倍の4050万画素)と計算されます。
デジタルカメラの場合にはSigma社のFoveonX3形式で36mm x 24mmのセンサーを使用して画素サイズを8umとすれば、銀塩フィルムと同じ最高解像度が得られます。
一方、ベイヤー形式のセンサーを使用する場合は、デモザイキング処理等により解像度が4分の1に低下するので、銀塩フィルムと同等の最高解像度を得るためには、36mm x 24mmのセンサーで画素サイズを4umとして、R,G,Bの合計が5400万画素のセンサーを使用する必要があります。この場合、ノイズ特性、高感度特性およびダイナミックレンジの面で解決すべき問題がFoveonX3形式よりも増加すると思います。
>解像度の差が出て、1200万画素機で困る場面ってそれほど多くありません。
>
唐辛子さん、M-KEYさん、
デジタルカメラの高画素化に対するご意見をいただきまして有難う御座います。
私はD100とD2XのデータをA1サイズ(900mm x 600mm)で印刷していますが、画質的には納得しています。
確かに、私もベイヤー2400万画素による600万画素相当の画像で実用的には満足すると思いますが、これ以上の画素数の画像も見たいと希望しています。
1350万画素x3以上を日常的に使用しなければならないということは無いと思います。
私のように野次馬的に高画素を求める意見が少ないので、デジタルカメラの高画素化はあまり急激には進まないのかもしれませんね。