タイトル | : Re:D90についての海野和男さんのコメント |
記事No | : 54806 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/13(Mon) 09:11 |
投稿者 | : M-KEY |
>確かにガイドナンバーが落ちますので、必要に応じてISO400程度に感度をあげて光量不足を補って撮影しています。
>D90ならば、ISO1600〜ISO3200まで実用範囲だと思いますので、FP発光での撮影距離も十分にとれるのではないでしょうか?
たしかに感度を上げるとガイドナンバーの低下を補う事ができますが、
日中シンクロでISO100 1/500秒F8〜11で背景を暗めに落としたい時に、
(D300ならISO:拡張マイナス1.0で1/320秒F9.5~13に相当)
ISO1600だと1/8000秒、ISO3200だと1/16000秒が必要になり
(ISO400程度だとFP発光によるガイドナンバーのロス分を挽回するのは困難)
シャッタースピードが足りなくなっちゃうんですね。
ま、実際にはこういう要求は連写の速度以上に特殊な状況にあたるので、
一般撮影にかんしてはD90の欠点とはいえず、海野さんのコメントでは
「あえて」D300と比べて劣ると思われる部分を挙げているに過ぎない訳で
本意としてはD90を絶賛していると思います。
タイトル | : Re:Re:D90についての海野和男さんのコメント |
記事No | : 54805 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/13(Mon) 07:01 |
投稿者 | : miura |
>FP発光だとガイドナンバーが極端に落ちるので、
確かにガイドナンバーが落ちますので、必要に応じてISO400程度に感度をあげて光量不足を補って撮影しています。
D90ならば、ISO1600〜ISO3200まで実用範囲だと思いますので、FP発光での撮影距離も十分にとれるのではないでしょうか?
そうすると、海野和男さんが感じたD300よりも劣る点は連写速度のわずかな差だけとなり、D90のコストパフォーマンスはたいしたものだと思いました。
わずかな差といっても、D300にマルチパワーバッテリーパックを使用すると約8コマ/秒と約4.5コマ/秒の差に広がるのでわずかとは言い切れませんが、D90の価格を考えれば満足できる性能だと思いました。
タイトル | : Re:D90についての海野和男さんのコメント |
記事No | : 54804 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/13(Mon) 01:11 |
投稿者 | : M-KEY |
>しかし、内臓ストロボではなくSB-800などのFP発光に対応したクリップオンストロボを使用すると、D300は1/8000秒まで、D90は1/4000秒までの高速シャッター速度までストロボを使用出来るようになりますから、ストロボ同調速度の性能差はあまり問題にならないような気がします。
FP発光だとガイドナンバーが極端に落ちるので、シンクロスピードは僅かでも早い方が
日中シンクロをする場合は便利で、最低感度がISO200になる機種なら1/500秒でも
足りないと感じるくらいで、こういう場合はグローバルシャッターを備えたD40なんかだと
非純正ストロボだと1/4000秒でもシンクロするので重宝しています。
タイトル | : Re:D90についての海野和男さんのコメント |
記事No | : 54803 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/12(Sun) 21:02 |
投稿者 | : miura |
有用な情報を有難う御座います。
>画質とゴミ取りについて好結果のようです。
これは嬉しい評価ですね。
>今回D90をはじめて使用したが、D300と比べ、ストロボ同調速度が遅い点、連写速
>度がやや遅い点を除けば、D300よりすぐれていると思う点も多い。
ニコンのホームページで主な仕様を確認すると、D300のストロボ同調速度は1/250秒で、1/250秒から1/320秒まではガイドナンバーが低下すると書かれています。そして、D90のストロボ同調速度は1/200秒までとなっています。同調速度は最大で、1/200秒と1/320秒の差があることになります。この差が重要な問題なのでしょうね。
しかし、内臓ストロボではなくSB-800などのFP発光に対応したクリップオンストロボを使用すると、D300は1/8000秒まで、D90は1/4000秒までの高速シャッター速度までストロボを使用出来るようになりますから、ストロボ同調速度の性能差はあまり問題にならないような気がします。
タイトル | : D90についての海野和男さんのコメント |
記事No | : 54802 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/12(Sun) 18:07 |
投稿者 | : 隠居 |
昆虫写真家の海野和男さんがD90について 彼の「小諸日記」の中で短くコメントされています。
画質とゴミ取りについて好結果のようです。以下 一部引用します。
***
今回D90をはじめて使用したが、D300と比べ、ストロボ同調速度が遅い点、連写速
度がやや遅い点を除けば、D300よりすぐれていると思う点も多い。例えば高感度
ノイズは、正確ではないがD300以上と思った。小型軽量で、しかも操作性能は
D300並み、そして特質すべきはゴミがつかなかった点だ。E-3と互角に近いぐらい
まで進歩したのではと思う。実際、土埃の多いマダガスカルではE-3、D90以外の
一眼レフでゴミ問題は深刻であった。
***
小諸日記の当該箇所については ↓をご参照ください。
http://eco.goo.ne.jp/nature/unno/diary/200810/1223715650.html
個人的には高感度撮影はあまりやらないのですが、ゴミ取りが進歩している
というコメントに注目しています。
タイトル | : Re:デジタルカメラの経済性 |
記事No | : 54801 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/12(Sun) 14:31 |
投稿者 | : M-KEY |
>例えばエプソンならプロセレクションシリーズでしょうか。 スキルは第三者が評価する色品質はともかく、PCで調整してプリントするというのは普段PCに親しんでいる私が考える以上に敷居は高いかも知れませんね。
PCのモニターが嘘をついている場合もあるし、プロンタドライバが脚色している場合もあるし、
設定の方法、カラーマネジメント&キャリブレーション、用紙の選択など、インクジェットで
思い通りにプリントするのは、結構難しいです。
撮影したそのままのデータでお店プリントするのが一番近道だったりします。
(当然,露出や色温度は撮影時に最適化する)
>モーターショーで36枚撮り5本というのが一日の最高でしたが、今ではそんな枚数は少ないぐらいです。
>そしてお財布を気にしてシャッターを切る必要が無くなったのが一番大きいですね。
趣味の場合、一回の撮影での経費は1万円くらいに抑えたいという人が多いようで、
銀塩ネガの場合はフィルム代:300円、現像代:400円、プリント代:30円×36=1080円
くらいが相場だったので一本あたり約1800円、ポジの場合もマウント処理すれば同じくらいで
5本撮れば、昼飯代込みでだいたい一万円という感じでしたね。
今なら4Gくらいのカードをその都度買えそうなんですが、いくら撮っても単純な経費が
変わらないというので、撮影枚数は極端に増えていますが、それだけ無駄撃ちも増えたかな?
以前は野球の現場なんか、インパクトの瞬間に2〜3枚のシャッター音が聞こえていたのが
最近はピッチャーが投げた瞬間からバットを振り切るまで連写している人が多いです。
(これ,野球に限らず他のスポーツや記者会見なんかでも同じようですね)
一枚一枚を大事にするという気持ちも忘れないようにしたいです。
タイトル | : Re:Re:神話と誤解. |
記事No | : 54800 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/10(Fri) 17:46 |
投稿者 | : クルンテープ |
>A4くらいになると自宅でのインクジェットの方が低コストなんですが、
>それなりのプリンターとスキルが要求されるので、微妙なところでもあります。
例えばエプソンならプロセレクションシリーズでしょうか。 スキルは第三者が評価する色品質はともかく、PCで調整してプリントするというのは普段PCに親しんでいる私が考える以上に敷居は高いかも知れませんね。
>特殊な例ですが、私は毎年「よさこい」を2万カット程撮っていて感材費は40万円近かったのが
>デジタル化して、消耗品はインデックス印刷+DVDなどで一万円以下となり単純に計算して
>隔年でPCとカメラを新調できるようになっています。
M-KEYさんはプロ写真家として元々40万ものランニングコストとそれだけの撮影枚数というのはフィルム時代から現実的だったと思いますが、趣味として写真を始めたのがデジタル時代からの私にしたら、40万円をフィルムと現像に使うというのは考えもしませんでした。 モーターショーで36枚撮り5本というのが一日の最高でしたが、今ではそんな枚数は少ないぐらいです。
そしてお財布を気にしてシャッターを切る必要が無くなったのが一番大きいですね。
タイトル | : Re:Re:神話と誤解. |
記事No | : 54799 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/10(Fri) 10:23 |
投稿者 | : 大道 |
私もクルンテープさんと同じようにPCを持ってたので、ランニングコストはかからないと思ってたのですが、当時D100をメインにしててNC4がフリーズしまくり。全く仕事になりません。予備として買ったキスデジのDPPが快調にサクサクと動くのでPC変えずにメインカメラをキヤノン20Dに変えました。(笑)
ニコンからキヤノンへの移行、実は現像ソフトが私のPCでサクサク動くか?だけの問題でした。今はトータルで全て買い換えましたのでどちらも大丈夫です。
タイトル | : Re:神話と誤解. |
記事No | : 54798 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/09(Thu) 23:54 |
投稿者 | : M-KEY |
>プリントの色調整などをラボ任せにするのなら、プリントはプリンターを買うよりもお店プリントのほうがコストは掛からないような気はします。 きちんと計算していませんが、写真用紙やインク代はかなり高価な気がします。
2Lサイズくらいまでなら「お店プリント」の方が経済的でしょう。
耐久性やプリント時にかかる時間なども考慮すると差はもっと広がります。
A4くらいになると自宅でのインクジェットの方が低コストなんですが、
それなりのプリンターとスキルが要求されるので、微妙なところでもあります。
この辺は銀塩モノクロの自家プリントと事情はあまり変わらないかも?
私の場合は、薄口のコート紙にインデックスを印刷するのにインクジェットを使いますが
展示用などにA3ノビ以外の写真としてプリントする場合は印画紙派です。
>D3とF6の初期コストの差は15万円ぐらいでしょうか。 だとするとPCと周辺機器に50万円ならば65万円ということになります。
特殊な例ですが、私は毎年「よさこい」を2万カット程撮っていて感材費は40万円近かったのが
デジタル化して、消耗品はインデックス印刷+DVDなどで一万円以下となり単純に計算して
隔年でPCとカメラを新調できるようになっています。
また、ポスターなどの仕上がりもポジよりも良くなっており、デジタル化の恩恵は大きいです。
でも、デジタル導入時はオリのC-1400XLが付属品込みで約15万円+パワーブック60万円に
フォトショップなど100万円近い初期投資と毎年のようなカメラの買い替えなど、結構かかりました。
今なら、PCはモニターを含めても30万円もあればAdobeRGBに対応できますし、カメラも一世代前の
モノでも性能的には充分なので、撮影枚数が多い人ならデジタルの方が経済的でしょう。
タイトル | : Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:神話と誤解. |
記事No | : 54797 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/09(Thu) 22:31 |
投稿者 | : クルンテープ |
>私のようにPC自作マニア (2年に1回、PCの中身を入れ替える人間) から写真を始めたという人間だと、
私もまずPCがあってデジカメを始めました。 そして写真のための追加投資はゼロでした。
>ラボに現像を何回出したらPCの購入費用の元が取れるのでしょうかねぇ。(PCの価格にもよりますけど…)
プリントの色調整などをラボ任せにするのなら、プリントはプリンターを買うよりもお店プリントのほうがコストは掛からないような気はします。 きちんと計算していませんが、写真用紙やインク代はかなり高価な気がします。
D3とF6の初期コストの差は15万円ぐらいでしょうか。 だとするとPCと周辺機器に50万円ならば65万円ということになります。
私のD80は2年で6万シャッターなので、これを例に取ると2年償却なら1シャッター当り11円ほどということになりますね。 ポジなら1カット数十円でしょうか?
2年なら十分安く、1年ならプラスマイナスゼロという感じでしょうか。
>写真は昔から好きだったのですが、現像代がかかるので手を出さなかっただけなのですけどね。
タイトル | : 仙台サービスセンター閉鎖 |
記事No | : 54796 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/09(Thu) 00:50 |
投稿者 | : 0808 |
http://www.nikon-image.com/jpn/support/whatsnew/2008/wnew081006.htm
仙台って売れてないんですかね?
それとも大事に使う気質の人が多くて修理に持ち込まないのかも。
私は東北人ではありませんが、いずれにしてもそんな事はないように思いますけど。
時代の流れで今後地方は宅配修理に移行する。という意味なのかも知れませんね。
もし不調の兆しがあるようなカメラをお持ちでしたら、
お早めに持ち込んでおいた方が宜しいかも知れませんね。
タイトル | : Re:Re:Re:Re:Re:Re:神話と誤解. |
記事No | : 54795 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/08(Wed) 22:32 |
投稿者 | : 南風 |
>関係のない話ですがランニングコスト低減のためフィルムからデジタルへ移行してくる人に「デジタルは安くない」と吹き込む人がいます。
>それはPCシステムの費用がそれなりに掛かるというのが理由ですが、フィルム時代の現像やカラーの引き伸ばしのシステムの施設費用は考慮していないのですよね。
>PCコストを組み入れるならこれらも入れるべきだと思うんですがね。
私のようにPC自作マニア (2年に1回、PCの中身を入れ替える人間) から写真を始めたという人間だと、目の前のそこそこの性能があるPCを活用できるので、有る意味コストはかなり小さい (私の場合追加投資はゼロ) という珍しい(?)パターンもあります。
今使っている液晶モニタは NANAO の Adobe RGB 等は考慮していないモニタなので、普通のPC自作マニアだとこちらの方は投資が必要になってきますが。(私は気にならないので買い換えずに使っています)
写真のためにPCを購入する方だと、自宅で現像する設備を考えたらPCを買う方が安いですね。
ラボに現像を何回出したらPCの購入費用の元が取れるのでしょうかねぇ。(PCの価格にもよりますけど…)
写真は昔から好きだったのですが、現像代がかかるので手を出さなかっただけなのですけどね。
タイトル | : Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:神話と誤... |
記事No | : 54794 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/07(Tue) 18:07 |
投稿者 | : クルンテープ |
実体験のご紹介ありがとうございました。
>描写でした。当時のMFマクロニッコールの55mm F3.5でF5.6くらいの絞りで撮る
>か、望遠系ならばニッコールED 180F2.8を同じくF5.6に絞ったのが、フィルムの
>粒状製に見合う解像感が得られました。
やはり微粒子フィルムの性能を生かすには収差の影響を抑えられるレンズで尚且つ絞りを開き気味で撮影しないだめだったんですね。
タイトル | : D3にスプリット |
記事No | : 54793 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/07(Tue) 07:25 |
投稿者 | : 匿名 |
以前D3にF6用のスプリットA型スクリーンが使えると書きましたが、色々テストした結果無限遠付近で誤差が出ることが判明しました。
今のところEOS-1用のEc-bなら問題なく使えることが分かっています。Ec-bを装着するには両脇を若干削る必要がありました。
以上ご報告まで。
Size:714x457(90510 bytes) | |
タイトル | : Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:神話と誤... |
記事No | : 54792 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/07(Tue) 06:49 |
投稿者 | : miura |
>当時のMFマクロニッコールの55mm F3.5でF5.6くらいの絞りで撮る
>か、望遠系ならばニッコールED 180F2.8を同じくF5.6に絞ったのが、フィルムの
>粒状製に見合う解像感が得られました。
>
>ともかく、F8を超える小絞りはアウトでしたね。
>おそらく、両方のフィルムとも粒子サイズは3μ未満だった筈です。
貴重な体験談をお知らせいただきまして有難う御座いました。
やはりフィルムの粒状性に適合する絞り値で撮影しなければフィルムの性能を引き出すことは出来ないということですね。
私の計算方法がD二桁三桁さんの体験にも合致していることが確認できて大変うれしいです。
添付画像はFX版と同等の被写界深度となる絞り値における実質的な画素数をグラフにしたものです。これによると645版は開放からF14までの絞り値で撮影すると圧倒的な画素数による独特な表現が可能になることが分かります。
DX版とFX版については撮影目的に見合った絞り値で撮影すれば良いと思います。
今後もよろしくお願い致します。
タイトル | : Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:神話と誤解. |
記事No | : 54791 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/06(Mon) 23:09 |
投稿者 | : D二桁三桁 |
>私はフィルムについてはまったくの不勉強ですが、かつて超微粒子フィルムとしてコダクロームまたはエクタクロームのISO25というのがあったように記憶しています。 こんなフィルムだと粒状性はどうだったんでしょうね。
モノクロですが、富士ミニコピーHRIIやKodakテクニカルパンといったコピー用
フィルムをKodakのHC110という現像液の希釈現像で超軟調現像を行い中間調を
だして一般撮影に使ってみたことがあります。これらは、35mm判から全紙に引き
伸ばしてもまだ粒子が分からないくらい超微粒子フィルムでした。
かれこれ、25年前の話になりますが、結果というとレンズの収差にシビアで余程
いいレンズを使わないとまるで、ソフトフォーカスで撮ったかのようなふんわり
とした感じにしか写りませんでした。残存収差を減らす為にF16まで絞ると、今度
は回折ボケで、木の枝の葉が輪郭ごとボケて枝に和菓子がついているかのような
描写でした。当時のMFマクロニッコールの55mm F3.5でF5.6くらいの絞りで撮る
か、望遠系ならばニッコールED 180F2.8を同じくF5.6に絞ったのが、フィルムの
粒状製に見合う解像感が得られました。後は写真用のレンズじゃないのですが、
反射式天体望遠鏡にコマ収差補正兼フォーカルレデューサーレンズをつけて、都内
から富士山頂の測候所を撮ったのものが良く解像してましたね。(反射式天体望遠鏡
は日中の撮影には弱いので、鏡筒内に乱反射防止のバッフルを大量に設置して鏡筒
内乱反射を防ぎました)。ともかく、F8を超える小絞りはアウトでしたね。
おそらく、両方のフィルムとも粒子サイズは3μ未満だった筈です。
タイトル | : Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:神話と誤解. |
記事No | : 54790 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/06(Mon) 20:51 |
投稿者 | : miura |
>ベイヤー方式での多画素化の限界が見えてきて、
>メーカーとしても、それを見越して3層方式を準備しているのかもしれません。
>現行Foveonには、画質面では色再現性や高感度特性の弱点があり、
ご返信をいただきまして有難う御座いました。
確かに、ベイヤー方式のセンサで実質的な画素数を35mm版と同等となる5400万画素程度に多画素化すると様々な不都合が発生するので、ベイヤー方式での多画素化の限界が見えてきたと言えると思います。
Foveon方式では1350万画素 x 3層にすれば35mm版と同等の画素数となりますが、仰るとおり色再現性や高感度特性の改善など解決すべき問題が残されていると思います。
実際、SIGMA社も来年発売予定のSD15のために画像処理アルゴリズムを改善中です。
ですが、銀塩フィルムについても長い年月をかけて改善を継続してきましたので、Foveon方式のデジタルカメラも改善を継続することで満足度を向上し続けると思います。
Foveon方式のDX版とFX版のデジタルカメラが出現したら、どの時点で購入するかは各ユーザの価値観や必要性などにより異なると思いますが、私はDX版については初期の段階でも購入したいと思っています。
タイトル | : Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:神話と誤解. |
記事No | : 54789 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/06(Mon) 19:26 |
投稿者 | : Ken |
具体的な数値を計算されてのお説は、非常に説得力があります。
これによれば、D300のF11まで、それと同等の被写界深度となるD3のF16までは、
回折ボケの影響を受けないことが裏付けられており、
現行ニコン機がその意味での合理性を大きく逸脱していないことに、ほっとしました。
また、それ以上絞る場合に、どの程度解像力が落ちるかという目安は、
とても有益です。
限界といっても、出力サイズから逆算した必要解像度を満たしさえすれば、
トレードオフしながらさらに絞ることも可能になり、
このあたりの知識は、これからの多画素化時代には欠かせませんね。
ベイヤー方式での多画素化の限界が見えてきて、
メーカーとしても、それを見越して3層方式を準備しているのかもしれません。
現行Foveonには、画質面では色再現性や高感度特性の弱点があり、
それらを克服しつつ。
フジなども、数年前から3層センサーの開発を進めているようなので、
個人的には、S5Proの後継機は、FXの3層になるんじゃないかと勝手に想像してます。
ただ、たとえ3層式になっても、さらなる多画素化競争が無意味に進行する可能性もあり、
どのあたりの画素数が必要十分かという認識が、ユーザーの側には必要ですね。
Size:531x201(118630 bytes) | |
タイトル | : Re:Re:神話と誤解. |
記事No | : 54788 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/06(Mon) 14:52 |
投稿者 | : miura |
>結局、被写界深度と解像度もトレードオフの関係になるという事なんですね。
はい、そのようですね。
実質的な画素数が500万画素以上になれば解像感が高いと感じますから、DX版でFOVEON x3形式の600万画素 x 3のセンサで開放からF9の範囲で使用すれば十分な解像感と滑らかなグラデーションが得られると思われます。
さらなる解像感と滑らかなグラデーションまたはより深い被写界深度を求める場合には、FX版でFOVEON x3形式の1350万画素 x 3のセンサで開放からF13の範囲で使用するのが良いと思います。
高画素数を求めてセンサを645版などに大型化すると、35mmと同等の深い被写界深度を求める場合には、添付画像で示すようにFX版よりも実質的な画素数が少なくなってしまうので希望した結果は得られないと思います。また、センサを大型化すると絞り値を絞り込む必要があるので、シャッター速度を遅くしなければならず、ノイズの影響を受けやすくなったり、動きの早い被写体の撮影に向かなくなるというデメリットも発生します。
やはりFOVEON x3形式のDX版とFX版の二本立てが理想的に思えます。
タイトル | : Re:神話と誤解. |
記事No | : 54787 [関連記事] |
投稿日 | : 2008/10/06(Mon) 10:25 |
投稿者 | : M-KEY |
>さらに、FX版では開放からF12で使用すると実質的な画素数は1350万画素から600万画素になるので、溶けるような大きなボケや非常になだらかに変化する色と明るさの変化を写し撮ることが出来ると思います。そしてF8における実質的な画素数は1350万画素になりますから、開放からF8程度で撮影すると、解像感となだらかなグラデーションを同時に得ることができると思います。
解像度を上げようと画素数を増やしても、回折の影響で画素細分化には限界があり
そうかと言ってセンサーを拡大しても、今度は被写界深度の問題で使用絞りが大きくなり
回折の影響が出てくる・・・
結局、被写界深度と解像度もトレードオフの関係になるという事なんですね。
銀塩時代、大判で35mm並みの被写界深度を得るにはアオリ操作が必須だったように
35mmベース機でも高解像度と被写界深度を両立させるにはティルト可能なレンズが
必要になってくるから、ニコンもPC-E をリリースしたんでしょう。