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Re: シャープ感(ニコンAF-S28-70f2.8Dとの関連で) Shooter 2006/03/20(Mon) 02:31 No:8093 ID:xzxa5k9.yu4bI
> よく「シャープに写る。」ということを
> 一般的にレンズの評価として使いますが、このシャープいうのは
> 具体的にはどういう意味なんでしょうか。

シャープなレンズとはエッジのキレが良いものを指すことが多いようです。
具体的には被写体の色やコントラストの変わり目が急激なもののことを言います。

> ここで質問なんだすが、シャープ撮れることと「解像度」の高低は別物なのか
> ということをお聞きしたいです。

理想レンズの焦点、いわゆるピントはただ一点なのですが、現実のレンズは球面収差の
影響により、ピント位置が曖昧になります。専門的に言えば近軸像点、コントラスト最
大点、芯最小、最小錯乱円は基本的に別なのです。これは輪帯光束の焦点の結ぶ位置や
密度の違いにより発生するのですが、一般にはこれらの位置が一致するほどシャープな
レンズとなります。

> 具体的な質問になりますが、後者のレンズが前者より、開放で、解像度も
> より高いんでしょうか。

一般論となりますがシャープなレンズほど解像度も高い傾向があります。しかし逆に解
像度が高いレンズがシャープだとは限りません。球面収差の過剰補正型と呼ばれるレン
ズには解像度は高いのですが非常に柔らかい描写のレンズも存在します。ソフトフォー
カスっぽく見えるのですが実はしっかりとピントの芯があるレンズのことですよね。

シャープなレンズほど解像度が高いというのは、先ほど申しましたように近軸像点、コ
ントラスト最大点、芯最小、最小錯乱円等がよく一致しており、広義の球面収差がよく
補正されたことを意味し、理論解像限界に近付くからです。

むしろ、画像処理におけるシャープネスは、エッジ部分を強調することで擬似的に解像
度を上げたかのように見せる技術、悪く言えば目の錯覚を利用した技術でいわゆるレン
ズのシャープさとは別物だと考えた方が理解しやすいかもしれません、レンズのシャー
プネスと画像処理のシャープネスを混同しないことも重要かもしれませんヨ。
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