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Re:ニコンのミラーレス機? M-KEY 2010/10/01(Fri) 10:17 No:55254
>この解釈はあり得ないと思います。
>キヤノンにEF-Sレンズがありますが、あれはマウント変更と同じことだと解釈していますか?
>私の提唱(妄想)する規格も要するにニコン版EF-Sです。(フランジバックは同じで許容BFを短縮)

DXレンズも事実上は別マウントで,D1シリーズは仕方ないけど
D100以降のDX機はAPS-Cに特化してFマウントよりも5mmほど短い
(口径はそのままでマウントアダプター=中間リングとして使用可能)
フランジバックの新マウントにした方がよかったと思っているくらいで
50年に渡ってFマウントを堅持しているニコンの技術陣には敬意を感じるけど
さすがに、新規マウントを考えた方がいい時期なのかと考えています。

>1.オリやソニーユーザーは将来のメーカー動向にかなりセンシティブかつ不安を持っていることが
>掲示板等でわかりますが、F−Sマウントなら避けられるでしょう。
>Fマウントでも新機種なら完全互換ですから迷うことはないです。

さて、私はオリンパスやソニーのユーザーでもあるわけですが、
フォーサーズにかんしては完全にマイクロに移行したって構わない、
むしろ今のタイミングでE-5をリリースするくらいなら、EVF内蔵で
強靭な防塵防滴ボディを持ったマイクロ4/3のフラッグシップが欲しい。
(マイクロ化で4/3センサー機の延命はできたと考えています)
NEXにEVFと35mmフルサイズセンサーが載って,それがα900の後継だと
言われても(もちろんボディは一回りは大きいでしょう)納得する用意があります。
ソニーの場合、非レンズ内モーターの今後のAF対応に不安が残りますが、
これはFマウントでも同様ですし、フランジバック短縮とは無関係でしょう。

>2.レンズラインナップを最小限にできる、コスト削減、バリエーションの充実が期待できる。

ニコンにかぎらず、オリンパスやソニーでも従来レンズでのコンラストAFの
動作に問題をかかえており、これはマウント共通でも問題はそのままであり、
(ソニーはトランスルーセントミラーという飛び道具で解決したけど)
従来レンズをそのまま使うから大丈夫とは言い切れない部分があります。

40年前にレンジファインダーのSと一眼レフのFが共存していたように
撮影対象に応じて使い分けできるシステムが併行しているイメージです。
FとS用のレンズは物理的に相互取り付け不可能でしたが、
デジタルになってF用のレンズはショートフランジ機にアダプターで
使用可能で、AF-Sであればフル機能を使う事も原理上は可能です。

>3.マウント回りの部品も従来品も利用でき、量産効果で低価格化も。
> ボディもお手軽ローエンドなら、D3100からミラーとペンタを取っ払えば、それで完了です。

新しいショートフランジのボディにFマウントレンズ用のアダプターを取り付ければ
D3100からミラーとペンタを取り外したモノと同等になります。
Fマウントレンズを使いたいなら,アダプター付きで使えばいいし
よりコンパクトにしたいとか、Fマウントにない大口径レンズを使いたい、
快適にAFを使いたい時にアダプターを外して、ショートフランジの新レンズを使えばいい。

>4.従来のFマウントユーザーからの買い増しが新規マウントより大きく期待できます。

これはレンズラインナップ次第でしょう。


>一部の大口径レンズに制限がかかるのは、以前にも言及しましたし、その通りです。
>しかしそんなレアなF1.4未満の大口径レンズを揃えるほど大規模なシステムをつくるのは
>Fマウントシステムがある以上、現実的でないのは明白です。

一眼レフよりもミラーレスのショートフランジ機を下のセグメントに見ているなら
そういう結論になるでしょうが、私は同等以上と考えています。
たしかに動体撮影では一眼レフの方が優位ですが、デジタル化で100%の視野率と充分な倍率や
ファインダー像の明るさを実現するなら一眼レフにする必然は薄くなっており、
クイックリターンミラーが不要ならその為のフランジバックも不要で、
そのフランジバックを包括するバックフォーカスも不要なら、
まずはカメラを小さくする=一眼レフ以前に先祖がえりするのが筋なのでは?

>これもまた、的を「外して」いるんですよね。
>レンズの「大きさ」で一番重要なファクターは焦点距離とF値でしょう。
>P7000のレンズと同じスペックで1インチ対応のもの作ればもっと大きくなるのは当たり前です。
>1インチ交換式では「AUTO110サイズは無理」の理由になってないです、全く。
>
>3つの選択の所も「おかしい」です。
>P7000ほぼそのままの大きさで、APS-Cのレンズ付きはできないでしょう。
>条件がそろってないと思います。

APS-CのNEXはボディ単体でP7000よりも小さくなっています。
(これは光学ファインダーとフラッシュの分P7000が大きいとも言えます)
そりゃ換算200mmになる望遠時にはレンズがそれなりの大きさになりますが、
換算28mm付近の画角なら大きさは大差ないでしょう。
同じ焦点距離とF値でもショートフランジ化で劇的に小型化できる例は示しています。
逆に1/1.7インチセンサーでもP7000のサイズになるのに、それより大きなセンサーで
カメラを小さくするのは難しく、Auto110のサイズにするのは不可能に近いと
(ワインダー付きのサイズなら可能かも?)考えています。

<文字数制限を超えたので以下は次レスにて>
Re:Re:ニコンのミラーレス機? D-Kousuke 2010/10/01(Fri) 02:30 No:55253 ID:1ac1cf93350e1a4
お付き合い、ありがとうございます。

>現行ボディに取り付けられないレンズなら、事実上は別マウントな訳で、

この解釈はあり得ないと思います。
キヤノンにEF-Sレンズがありますが、あれはマウント変更と同じことだと解釈していますか?
私の提唱(妄想)する規格も要するにニコン版EF-Sです。(フランジバックは同じで許容BFを短縮)
(仮にF−Sマウントと呼称することします)

F−Sミラーレス機は従来のFマウントが何の制約もなく使えます。
F−Sレンズ側から見ると従来機との互換性は大きく制限されるとはいえ、
新機種からは、ミラーアップで対応が可能になります。


さらに次の利点があります

1.オリやソニーユーザーは将来のメーカー動向にかなりセンシティブかつ不安を持っていることが
掲示板等でわかりますが、F−Sマウントなら避けられるでしょう。
Fマウントでも新機種なら完全互換ですから迷うことはないです。

2.レンズラインナップを最小限にできる、コスト削減、バリエーションの充実が期待できる。

3.マウント回りの部品も従来品も利用でき、量産効果で低価格化も。
 ボディもお手軽ローエンドなら、D3100からミラーとペンタを取っ払えば、それで完了です。

4.従来のFマウントユーザーからの買い増しが新規マウントより大きく期待できます。

------------------------------------------

一部の大口径レンズに制限がかかるのは、以前にも言及しましたし、その通りです。
しかしそんなレアなF1.4未満の大口径レンズを揃えるほど大規模なシステムをつくるのは
Fマウントシステムがある以上、現実的でないのは明白です。
(すぐにでもFマウントの開発を止めるのなら別ですが)
やらないことが「できない」のはデメリットにはならないでしょう。
例をあげるならFマウントはf1000mm以上ではミラー切れがあるとか、
50mmF1.0ができないとか言われますが、それが大きなデメリットになっているでしょうか?

------------------------------
>1/1.7インチのレンズ固定式でも,あの大きさになるということは

これもまた、的を「外して」いるんですよね。
レンズの「大きさ」で一番重要なファクターは焦点距離とF値でしょう。
P7000のレンズと同じスペックで1インチ対応のもの作ればもっと大きくなるのは当たり前です。
1インチ交換式では「AUTO110サイズは無理」の理由になってないです、全く。

3つの選択の所も「おかしい」です。
P7000ほぼそのままの大きさで、APS-Cのレンズ付きはできないでしょう。
条件がそろってないと思います。

-----------------------------------------
tp://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100924_396062.html

ここ面白いですよ。この論争?中に見つけたものですが、後藤さんの意見、解釈は僕と共通するところはあります。

一例ですが「APS-Cサイズのセンサーではレンズが大きくなりますし、特徴や画質という面でもFマウントカメラと市場を食い合う〜
レンズシステムとボディ、トータルの大きさが変わらなければ、小型化の意味がありません。
もし自分が作るならば、Fマウントシステムよりは小さなフォーマットを選ぶでしょう」

---------------------------------------------
tp://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100929_396897.html

ここも。ソニーの人です。ソニーでもミラーレスが主流になると考えていないというのは「驚き」でした。
ちなみに2つのマウントシステムが負担にならないというのは、オリンパスでも言い続けていたことでしたが・・

(蛇足ですが、ミラーレスって欧米では全く売れてないんですね。全機種合わせて欧米で3%程度だそうです。)
Re:ニコンのミラーレス機? M-KEY 2010/10/01(Fri) 01:11 No:55252 ID:345940f8a9d795e
マウント形状を踏襲しても、専用のリアキャップが必要だったり、
現行ボディに取り付けられないレンズなら、事実上は別マウントな訳で、
それなら、小型化や大口径化に有利な新マウントにする方がいいと考えています。
もちろん私はニコンの開発陣とは無関係なので、ニコンがどういう判断をするかは
判りませんが、ニコンデジタル時代に対応したショートフランジの新マウントを
リリースする事を,ユーザーの一人として期待しています。

>D、前記でどのレンズが相当するかという質問をしましたが、答えがありません。
>  自分が調べた範囲では、Fマウントの位置に30mmのエレメントが入るレンズは
>  ミラーレスではありませんでした。
>  自由度が制限されるのは事実ですが、制限自体はどんなマウントにもあるわけで
>  その度量が問題である以上、具体例を示してほしいところです。

結像面から46.5mm離れた所に約33mmの固定絞りがあると,
物理的にF1.4より明るいレンズが作るのは不可能で、現にニッコールでは
Sマウント時代にはF1.1というハイスピードレンズがあったのに、Fマウントでは
後玉をマウント内径ギリギリで連動ピン部を欠いてでの50mmF1.2が限界で
(この時の後玉径は計算上は約38mmで50mmF1.2に実測値と合致)
AF時代になってからは、F1.4を超える大口径レンズはリリースされていません。

Mマウントには、現行品でも50mmF0.95とか35mmF1.2のようなハイスピードレンズが
存在しており,ショートフランジ機なら,それらのレンズをマウントアダプターを介して
取り付ける事が可能だし,将来的には純正でそうしたハイスピードレンズが期待できます。
コシナからはマイクロフォーサーズ規格の25mmF.095というレンズが発表されていますし、
既発売の50mmF1.1や35mmF1.2なども、Fマウント化は無理だと考えられます。


>>とりあえずはP7000をレンズ交換式にしたらどうなるか?を考えてみればいいのですが
>
>(多少の誤差はありますが)P7000は1/1.7インチ=0.6インチでフォーサーズは1.33インチで
>フル>>APS-C>4/3>1インチ>>1/1.7という関係性(1インチ素子はむしろフォーサーズに近い)
>を理解できてますか?

1/1.7インチのレンズ固定式でも,あの大きさになるということは、
「それより大きなセンサーサイズのレンズ交換式なら、あれよりは小さくはならないのでは?」
ということを指摘したかったのですが、ご理解いただけなかったようですね。

P7000ほぼそのままの筐体で、
1)そのまま1/1.7インチセンサーのレンズ交換式
2)1インチセンサーのレンズ交換式
3)DXセンサーのレンズ交換式(アダプターでFマウントレンズ使用可能)
のどれに魅力を感じるか?ということで、私は3が欲しいということです。
Re:HELP M-KEY 2010/10/01(Fri) 00:21 No:55251 ID:345940f8a9d795e
>M-KEYさん、
>ご心配させてしまい、すみません。
>結局、SB-800が間に合わないということがわかった時点で、知人からSB-600を借りることができました。また、10日には友人の結婚式が入っているので、サービスセンターにはそれまでに届けてくれるよう頼んだ次第です。

撮影が無事できてなによりですし、10日にも間に合うといいですね。

>父から譲り受けたSB-25が使えるとよかったのですが・・・。TTLなしで撮影できない自分の技術不足ですね。もっとがんばってみます。

SB-25でも外部調光モードにすれば、ちょっと面倒ですがオートで撮影が可能です。
TTL調光と違って、マクロ域では調光が不正確(オーバーぎみ)になりますが
ふつうにスナップする撮影距離なら,他社のTTL調光よりもむしろ正確なくらいです。
ただ、カメラ側の絞り値とスピードライト側の絞り値が連動しないので
絞り優先AEかマニュアル露出にしか使えないという難点がありますが、
このカメラとスピードライトの絞り値が連動しないのを利用して
簡易的な調光補正としても使えるので、暇な時に練習してみたらいいと思います。
(SB-28やSB-28DXなら絞りの連動する外部調光が使えます)
Re:Re:HELP scrappy 2010/09/30(Thu) 10:56 No:55250 ID:762437ae2aa4f09
M-KEYさん、
ご心配させてしまい、すみません。
結局、SB-800が間に合わないということがわかった時点で、知人からSB-600を借りることができました。また、10日には友人の結婚式が入っているので、サービスセンターにはそれまでに届けてくれるよう頼んだ次第です。

父から譲り受けたSB-25が使えるとよかったのですが・・・。TTLなしで撮影できない自分の技術不足ですね。もっとがんばってみます。


ありがとうございました。
Re:Re:ニコンのミラーレス機? D-Kousuke 2010/09/30(Thu) 01:48 No:55249 ID:1ac1cf93350e1a4
ずいぶん長い回答ありがとうございます。
ただその多くは(失礼ながら)ちょっと的が外れているかなと。
αとNEXの例などはその典型です。αはミラー付きですから。


で、反論になっているところを抽出すると

A、専用のリアキャップが必要
B、複雑なFマウントの互換性がさらに複雑
C、アダプターを介しての片側互換は可能
D、設計難易度は高く

でそれに対する反論ですが
A、専用のリアキャップを作ることがそれほどネガティブなことですか?

B、単純明快がベストですが、それが厳しい場合、
  複雑であるほうが、互換性がない(片側のみ)よりもずっといいのは明白でしょう。
  フォーサーズユーザーの苦悩は現在、各所で見聞きできます。

C、アダプターが常用となって機能しているシステムは見たことがないです。
  せいぜい一時しのぎか、遊び(否定的なわけではない)程度です。

D、前記でどのレンズが相当するかという質問をしましたが、答えがありません。
  自分が調べた範囲では、Fマウントの位置に30mmのエレメントが入るレンズは
  ミラーレスではありませんでした。
  自由度が制限されるのは事実ですが、制限自体はどんなマウントにもあるわけで
  その度量が問題である以上、具体例を示してほしいところです。

-------------------------------------

>また、フォーサーズの例を見ても、カメラやレンズの小型化には
>画面サイズを小さくするよりもフランジバックを短くする方が
>より効果的だと感じており、

フォーサーズの例を見ているのに、極小素子の高倍率ズームコンデジとAPS-C素子のコンデジ(高倍率はない?)の
比較は見ないんでしょうか?
(ボディだけでなく)全体の小型化には素子の小型化の方が有効なのは明らかだと思うんですがね。

また、せめて言うのなら、フランジバックではなくて、バックフォーカスの短いシステムです。
これについては、M-KEYさんほどの人が・・わざとなのかなぁと疑ってしまいます。
(両者は無関係とは言いませんが、直接関係しません)


>とりあえずはP7000をレンズ交換式にしたらどうなるか?を考えてみればいいのですが

(多少の誤差はありますが)P7000は1/1.7インチ=0.6インチでフォーサーズは1.33インチで
フル>>APS-C>4/3>1インチ>>1/1.7という関係性(1インチ素子はむしろフォーサーズに近い)
を理解できてますか?
そのうえで、あくまで下位システム(Fとバッティングしない)というのが肝です。

ほぼ同じフォーマットで2つのマウントを本気で構築するなどは狂気の沙汰だと理解するのに
オリンパスの例を持ち出す必要はないでしょう。キヤノンもしかりですね。(新マウントはやらないと)
ソニーはビデオがあるのでちょっと事情が異なりますが、成功は厳しいと予想しておきます。
Re:ニコンのミラーレス機? M-KEY 2010/09/29(Wed) 23:30 No:55248 ID:bf3ba2491779aa4
>1、カメラを撮影道具とみるなら、あくまでレンズ込みで比べる必要がある

α55+DT18-55とNEX+E18-55の例は挙げましたが、
他にも、Mマウントと一眼レフ用の広角〜標準域で同焦点距離で同F値の
レンズの比較ではいずれもMマウントの方が圧倒的に小さいですし、
デジタルで要求されるテレセントリックを確保した例というなら、
フォーサーズとマイクロフォーサーズの7-14mmや9-18mmなど、
ショートフランジによる小型軽量の例はいくらでもあり、少なくとも
標準域よりも広い画角においては小型軽量になると言えるでしょう。

>2、「ボディにレンズをめり込ませる」方式なら大きさ(全長)に差は出ない

カメラ焦着時には差が出ないどころか、光学系の一部がカメラ内に入るため
全長は短くなる可能性はあるとおもいますが、専用のリアキャップが必要だし
同マウントの一眼レフには取り付け不可と、使用上の制約があり、
ただでさえ複雑なFマウントの互換性がさらに複雑になります。

>3、一方でFマウント(と同じ形状)ならメリットは山ほどある(メーカーにもユーザーにも)

α方式なら、アダプターを介しての片側互換は可能だし、その場合は10.5mmを除く
DXニッコールについてはフル機能を使う事は可能だし、オールドニッコールでも
フォーカスや絞りをマニュアル操作だし、先に述べたようにFX対応レンズの場合は
フランジバックとイメージサークルの差分を利用したシフト/ティルトが可能と
ショートフランジの新マウントでも,継続性のメリットは充分あります。

その上で小型軽量を望むユーザーは新マウントのショートフランジ専用のレンズと
ユーザー側の選択肢が広がります。
当初は望遠系はFマウントをアダプターで使えばいいので、スタート時には
10-24mmと18-50mm、マイクロ40mm、60mmF1.4あたりをラインナップすれば
大方の需要はまかなえるでしょう。

>それに対してM-KEYさんの反論は
>>マウントが固定絞りの役目をはたし、 レンズの設計に制約が生まれます
>という部分でしょうか。

Fマウントの勘合部の内径を実測してみたところ約40mmで、
その中で実際にレンズの口径に使えるのは30mm程度でしょうか?
構成図を見れば、一見余裕があるようには見えますが、
実際には、絞り機構も内蔵しないといけないし、設計難易度は高く
そこまで苦労してFマウントなのに(多くの)一眼レフに使えないレンズを
開発する必然性は薄いと思います。

>また1インチ(程度の)素子の新規格カメラを開発するとして
>「AUTO110サイズに収めるのは無理」という主張も詳しく聞きたいです。

より小さいセンサーのP7000のサイズを見るかぎり、1inchセンサーで
Auto110サイズのカメラを期待するのは難しいと思います。
また、フォーサーズの例を見ても、カメラやレンズの小型化には
画面サイズを小さくするよりもフランジバックを短くする方が
より効果的だと感じており、APS-Cや35mmだけでなく,
より大きなサイズでもセンサーの発熱や消費電力の問題が解決するなら、
非一眼レフでのライブビュー方式の方が、カメラとしては合理的になると考えています。

>
>Fマウントの下位システムと割り切るなら、画質、機能、耐久性も
>コンデジと一眼の中間あたりで良いわけです。
>マウント交換可による厚さの増大はわずかでしょうし(ケンコーのレンズ交換式が参考になる)、
>液晶、画像処理、記録部はコンデジに準じればいいでしょう。
>シャッターはそれこそauto110を真似てもいいし、CCDなら電子シャッターもあるかな。
>ニコンが実際にやるのかは懐疑的なのですが(APS-Cミラーレスよりかは遥かに有望と見てますが)
>標準レンズで45mm、沈胴式ズームで55mmあたりなら、できそうかなと楽しい妄想をしています。

とりあえずはP7000をレンズ交換式にしたらどうなるか?を考えてみればいいのですが
私には、それが魅力的には思えません。
Re:Re:ニコンのミラーレス機? D-Kousuke 2010/09/29(Wed) 13:26 No:55247 ID:1ac1cf93350e1a4
>少なくとも趨勢はミラーレスに向かうと思っています

私は全くそうは思っていないのですが、ここではその議論は置いておいて、
同等の素子(APS-C)でのボディの短フランジ化のメリットがどれほどあるのか?ということを
提議したつもりです。

1、カメラを撮影道具とみるなら、あくまでレンズ込みで比べる必要がある
2、「ボディにレンズをめり込ませる」方式なら大きさ(全長)に差は出ない
3、一方でFマウント(と同じ形状)ならメリットは山ほどある(メーカーにもユーザーにも)

それに対してM-KEYさんの反論は
>マウントが固定絞りの役目をはたし、 レンズの設計に制約が生まれます
という部分でしょうか。

撮像面から46mmの所にある口径44mmがそれほどの制約になるでしょうか?
パナやソニーのレンズ構成図を見ても、特に当てはまるレンズはなさそうに見えます。
AF機構等の物理的制約は多少あっても解決できないものでもないでしょう。
この位置より撮像面側に3cmを超えるようなレンズが置かれるような設計は
絶対にないわけでないでしょうが、その不利な点というのは
大口径EFマウントに対するFマウント程度かそれ以下くらいのものじゃないですか?

空理空論ではなく、現実をみてもNEXやMフォーサーズのレンズで
Fマウントの口径がネックになるレンズはありますか?

------------------------------------------

また1インチ(程度の)素子の新規格カメラを開発するとして
「AUTO110サイズに収めるのは無理」という主張も詳しく聞きたいです。

Fマウントの下位システムと割り切るなら、画質、機能、耐久性も
コンデジと一眼の中間あたりで良いわけです。
マウント交換可による厚さの増大はわずかでしょうし(ケンコーのレンズ交換式が参考になる)、
液晶、画像処理、記録部はコンデジに準じればいいでしょう。
シャッターはそれこそauto110を真似てもいいし、CCDなら電子シャッターもあるかな。
ニコンが実際にやるのかは懐疑的なのですが(APS-Cミラーレスよりかは遥かに有望と見てますが)
標準レンズで45mm、沈胴式ズームで55mmあたりなら、できそうかなと楽しい妄想をしています。
Re:Re:ニコンのミラーレス機? masayuki   2010/09/29(Wed) 07:11 No:55246 ID:9bde890c0e1483d
>その辺は各社の経営判断でしょうけど、少なくとも趨勢はミラーレスに向かうと思っています。

ハイエンドコンパクトデジカメを使っていた方々と、価格的にこなれて、いわゆる一眼レフタイプのカメラを難しそうだと感じる層の人の購買意欲がミラーレスに向かっているのだと感じています。
それも含めて内需全体の比率はそう大きく増えていないのではないでしょうか。
小さいパイを食い合っているのであれば、廉価なデジタル一眼レフの入門機(実はこれが企業の利益の相当数であるのは明らか)が落ち込むだけであり、ミラーレスにシフトしても新規開発コストを考えれば企業利益に直接的につながるとは考えにくいです。
ミラーレスが流行っているらしいので作って売れば儲かる。
そんな経営観念では昨今の不景気は乗り切れないのかも。
Re:ニコンのミラーレス機? M-KEY 2010/09/29(Wed) 01:52 No:55245 ID:0821500cc7cc80e
「画像認証」が凄いことに・・・

>レンズ込の12.5cmと10cmで、マウント互換を捨てるほどの価値がありますかね?

さすがに片側互換までは捨てないでしょうし、アダプターでのシフト/ティルトや
S用ニッコールをはじめオールドレンズで遊べるという趣味性というメリットがあります。

>EVFもバックフォーカスの短いレンズも、ペンタの排除もFマウントのままで可能です。
>やるなら標準ズーム込みで5cmにしないと。

ニコンSシリーズからFになる時にミラーボックスを付加したことでカメラは大型化し
また、広角〜標準レンズもバックフォーカスを増やす為に大きくなっています。
一部の超広角では従来の光学系流用でミラーアップして装着するモノもありましたが
それだと「一眼レフ」のメリットが享受できないのでレトロフォーカスの
前玉の大きなレンズに置き換わっています。
そしてデジタル化で、フィルムより厚いセンサーの後にモニターを重ねる為に
カメラの厚さが増してきたので、ショートフランジの新規格にしするのは
カメラを「元の厚さ」に戻す(近づける)チャンスだと考えています。

たしかに、この(フランジバックにレンズがめり込む)方式を使うなら、
マウント変更なしでバックフォーカスの短いレンズが装着できますが、
結像面から離れたところにあるマウントが固定絞りの役目をはたし、
レンズの設計に制約が生まれます。

>(M-KEYさんがそうだとは言いませんが)
>多くの人がボディだけを見て、「小さいなぁ、これは凄い」と思うわけです。
>でも実際に使ってみると・・・

NEXのキットズームである18-55mmはレンズにぶれ補正を内蔵しているのに
AマウントのDT18-55mmよりも小型化しています。(描写性能も大差ないです)
さすがにバックフォーカスが要求される200mm域まで包括する18-200mmは
Aマウントの同焦点域にレンズよりは大きくなっていますが、それでも実際には
α55+DT18-200よりはNEX +E18-200の方が小さいし全長も短く収まっています。

NEXの場合、カメラが極端に小さいから相対的にレンズが巨大に見えますが、
短くなったフランジバックに最適化された設計のレンズなら,少なくとも
広角〜標準域のレンズは一眼レフ互換マウントよりは小さく出来そうですし、
口径がそのままでもフランジバックを短くすれば、光学的には口径を拡げたと
同じ効果があるので、大口径レンズに設計も楽になるハズです。

>すでに完成されたシステムを持っているメーカーがやるほどの価値もない、というか
>もう美味しいところは残っていない、
>2年後には「なんであんなにミラーレスを騒いだんだろう」ってことになっていると思います。

その辺は各社の経営判断でしょうけど、少なくとも趨勢はミラーレスに向かうと思っています。
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